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更新日:2024年3月12日
平成27年(2015年)3月12日(木曜日) 午後1時30分から午後2時50分まで
県教育委員会室
議第1号 教育委員の辞職について
議第2号 職員の人事異動について
議第3号 職員の処分について
議第4号 平成26年度退職者の永年勤続教職員表彰について
議第5号 平成27年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について
議第6号 平成27年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について
報第1号 平成26年度児童生徒教育委員会表彰について
○教育長報告事項
(1) 第70回国民体育大会冬季大会の総合成績について
○その他
(1) 白馬高等学校の今後に係る検討の方向性について
委員長 櫻井 久江
委員 生田 千鶴子
委員 平林 尚武
委員 矢島 宏美
教育長 伊藤 学司
青木教育次長、菅沼教育次長、北澤教育総務課長、兒玉義務教育課長、内堀高校教育課長、
中坪特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、小野文化財・生涯学習課長、
宮下保健厚生課長、茅野スポーツ課長
櫻井委員長
ただいまから、第988回教育委員会定例会を開会します。
はじめに本日、耳塚委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。なお過半数の委員の出席を得ていますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項によりまして、本会議は有効に成立しておりますことを申し添えます。
それでは議事に入ります。本日の審議事項中、議第2号「職員の人事異動について」、議第3号「職員の処分について」及び議第4号「平成26年度退職者の永年勤続教職員表彰について」は特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては議第2号、議第3号及び議第4号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんので、議第2号、議第3号及び議第4号につきましては非公開とすることに決定しました。なお議第2号、議第3号及び議第4号につきましては、本日の最後に審議をすることにします。
それでは、はじめに議第1号「教育委員の辞職について」、審議を行います。
本日、伊藤学司教育長から平成27年3月31日付けで教育委員を辞職したい旨の願いが提出されました。これは地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に合わせ、県教育委員会も本年4月1日から新制度に移行するため、知事が提出した伊藤学司さんを新教育長に選任する人事案が、去る3月4日、県議会において同意をされたことに伴うものであります。
教育委員の辞職については、地教行法第10条の規定により教育委員会の同意を得ることが必要とされているため、本日皆様にお諮りするものであります。なお地教行法第13条第5項に、「教育委員会の委員は自己の一身上に関する事件については、その議事に参与することができない。ただし、教育委員会の同意があるときは会議に出席し発言することができる。」と規定されております。つきましては、このまま御本人出席のもとで審議に入りたいと思いますがよろしいでしょうか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんので、そのように決定いたしました。
それでは審議に入ります。この件につきまして御意見、御質問がありましたら発言願います。よろしいですか。
それでは伊藤教育長の委員辞職について同意したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんので、辞職に同意することと決定いたしました。なお3月31日までは現行制度での対応となりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
次に議第5号「平成27年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について」、武田教学指導課長から説明お願いします。
武田教学指導課長
(資料説明)
櫻井委員長
ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたらお願いいたします。
御意見ないようでありますので、議第5号を原案のとおり決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
それでは議第5号を原案のとおり決定いたします。
次に議第6号「平成27年度長野県教科用図書選定審議会の諮問について」、武田教学指導課長から説明をお願いします。
武田教学指導課長
(資料説明)
櫻井委員長
ただいまの説明につきまして御意見、御質問ありましたらお願いいたします。
伊藤教育長
3番目に県立中学校の教科用図書の採択ということで明記してございますが、県立中学校、屋代と諏訪清陵が新しく2つでき、そして屋代は既に3学年まで完成してございますし、諏訪清陵も28年度には3学年完成するということです。この審議会で御諮問いただくと、28年度以降の教科書になるということでございますので、県立中学校採択権者である県として、何を採択するかという大変重要な審議を実質では初めて実施していく形になろうかと思いますので、審議会で専門的な見地からしっかりと御議論いただければと思ってございます。
櫻井委員長
特に御意見ございませんか。3点の諮問でありますがよろしいですか。
それでは議第6号を原案どおりに決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんので、議第6号を原案どおりといたします。
次に報第1号「平成26年度児童生徒教育委員会表彰について」、北澤教育総務課長から説明してください。
北澤教育総務課長
(資料説明)
櫻井委員長
児童生徒の表彰ということでありますが、特に御意見ございますか。
矢島委員
お願いします。児童生徒が活躍されるのはとても嬉しいことです。表彰方法で賞状授与と書かれているのですけれども、この賞状以外で記念品、例えばアルクマのストラップとか長野県らしいものはあるのですか。賞状のみということですか。
伊藤教育長
これ以外に、勉強してもらうように鉛筆とボールペンが一緒になったもの、団体は人数の幅があるものですから、賞状を入れていただく額を差し上げています。児童生徒表彰という文字を入れてもらって、ちょっとしたもので恐縮ですけれども、少しでも記念になればとやっております。
櫻井委員長
ほかに御意見ございませんか。
それではこれは専決でありますので、報第1号を議案のとおり承認したいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんので、報第1号を原案のとおり承認します。
続きまして教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「第70回国民体育大会冬季大会の総合成績について」茅野スポーツ課長から説明をお願いします。
茅野スポーツ課長
(資料説明)
櫻井委員長
今の報告のとおり本当に頑張っていただいたと思いますが、矢島委員出席されての感想を一言お願いします。
矢島委員
ありがとうございます。今回視察させていただきまして本当にありがとうございました。出かけていっていろいろな声を聞き、自分の知らないことがわかるということでとても有意義な3日間でした。
課題も見えてきたことがありまして、以前この定例会でも他県と比べて予算が少ないということが話題になったと思います。私は、お金をかければ良いというものではないということは十分承知の上で、でもやはり環境を整えることがどれだけ大切かということを、実際の選手や監督の話を聞いて思いました。特に選手強化費であるとか高いレベルでの合宿や遠征、これだけ優秀な人材がいる中で環境がもっともっと整えば良いのではないかなと感じました。そしてその優秀な人材を長野県から流出させないためにも、やはり予算はかなり大きなウエートを占めるのではないかなと感じました。
結団式のときに1人の選手が、大好きな長野県のために頑張りますとおっしゃっていました。もちろん自分のためもそうなのですけれども、そこで大好きな長野県という言葉が出たことはとても大きなことで、この若い優秀な人材が長野県のために何かしたいと思えるような環境をつくってきたことは素晴らしいと思います。ぜひ今後は予算を含めた力の入れ方、環境を整えることも必要かなと感じました。ありがとうございました。
櫻井委員長
ありがとうございました。これから一層頑張っていただきたいと思います。
以上で教育長報告事項(1)を終了します。
それではその他に移ります。
初めに、その他(1)「白馬高等学校の今後に係る検討の方向性について」、内堀高校教育課長から説明をお願いします。
内堀高校教育課長
(資料説明)
櫻井委員長
ただいまの説明につきまして御意見、御質問がありましたらお願いします。
平林委員
お願いします。過疎化、あるいは少子化が進みつつある中で、いろいろな地域高校もより困難な問題を抱えて非常に御苦労されていると受け止めておりますけれども、その中で白馬高校においては今課長から説明がありましたようないろいろな積極的な取組をされているということで、非常に魅力を感じているところであります。
3点について申し上げたいと思いますが、1つは国際観光科を設置するということです。これは全国募集を行うということで大変魅力的なことだと思います。1年ぐらい前の数字になりますけれども、統計によりますと大町や北安曇に市や町などいくつかの自治体がありますけれども、その自治体の中で1万までは届きませんけれども9千何百かの人口を抱え、さらに人口増も認められる唯一の自治体だということです。そういう勢いのある白馬村を中心とした地域の支援を期待できるということで、地域における高校の役割を考える上では大変参考になる取組であると期待をしております。そのためにもまずは教育内容を充実させること、そこに学ぶ生徒たちのニーズをきっちり汲みあげて、それに応えていくような魅力ある環境の検討が重要ではないかと思います。
それから国際観光科では全国から生徒を引きつけるということで、それに見合った魅力あるカリキュラムの検討をしっかりと行っていただければありがたいと思います。カリキュラム、人の体制の充実の検討をお願いしたいと思います。
それから全国募集ということはまだ16、7、8の年齢の生徒たちでありますので、親元を離れて暮らす生徒もいるわけで、いろいろ不安定になりがちな部分もありますので、生徒も保護者も安心して学校に任せられる生活体制をサポートできるような御配慮も十分していただければありがたいと思います。そのような検討を今後深めていっていただければありがたいと思います。以上です。
櫻井委員長
矢島委員いかがですか。
矢島委員
とても魅力のある内容になっていると思います。実際に全国から志願者が見込まれるということで全国募集という形になるのですけれども、実際にふたを開けてみて本当に志願者の期待以上のものがあるかどうかというところ、広報の仕方であるとか、今平林委員さんがおっしゃったカリキュラムであるとか、学校の内容や安心の保証など、本当に魅力があって全国から白馬高校に行きたいと思えるような広報もお願いしたいと思います。
それと今回は白馬村と小谷村と県の教育委員会が連携したところが特徴かと思います。ぜひその連携を強化していく、長期的に連携していくことが大切だと思いますので、その点もよろしくお願いいたします。
生田委員
カリキュラムに関してはこれから詳細を詰めていかれるかと思うのですけれども、2ページに「語学研修支援(留学費用補助)」と書いてあります。1つの可能性として海外の高校とのエクスチェンジの可能性を探っていただけるようでしたら、費用的にも少なく、そして現地の生活に密着した中での語学の研修や文化の吸収にもなるかと思います。今もエクスチェンジをやられているかとは思うのですけれども、連携や情報提供のやり方も、もう少し方向を検討していただければと思います。
櫻井委員長
教育長。
伊藤教育長
委員の皆様から検討ということで御意見をいただいてございます。新しい取組でございますので、私どももまだまだ詰めなければいけない点がたくさんあると思ってございます。特に高校ですので、カリキュラムをどう組み立てていくのか、また一斉に入ってきた子どもたちが3年間そのカリキュラムの中で何を学んで、その出口としてどういう力をつけさせていくのか、また就職、進学それぞれどういうことを念頭に置いていくのかという部分も含めて、既存のものがある世界は大体今までどおりで良いのですけれども、新しいものでございますので、いろいろな方面をこれからしっかり調べてカリキュラムを考えていった上で、果たして実現可能なのかどうか、人数はどうなるのかというようなことも検討していかなければいけないと思ってございます。その方向性として、こういう形で本県の政策方向、さらに白馬地域という非常に魅力的な地域を活かしながらこれまでの白馬高校の取組をさらに発展させるようなことを、事務局としても今後検討を続けていきたいと思ってございます。御指導をいただきながら、今いただいたことも含めてさまざまな点についてしっかりと検討していければと思っております。
櫻井委員長
ありがとうございました。それぞれ御意見いただきました。本当に新たな取組というものは大変なものだと思いますが、地域高校というのはどこも山間僻地、非常に厳しい状況の中でありますので、その中でこの白馬高校の取組は言ってみれば希望の灯でもあります。ぜひともこれからしっかりと詰めていくところは詰めていただいて、地域高校の見本となるような素晴らしいものにしていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
これは6月の教育委員会の定例会までに審議をするということでありますので、これから各方面との合意形成を図りながら、高校教育課でしっかりと検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
以上でその他(1)を終了します。
次に「主な行事予定について」、北澤教育総務課長から説明をお願いします。
北澤教育総務課長
(資料説明)
櫻井委員長
ただいまの説明にありましたとおり、次回の定例会は3月26日木曜日の午後に開催したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
櫻井委員長
御異議ございませんのでそのようにいたします。
そのほか何かございますか。
それでは以上で公開による審議は終了といたします。
これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが傍聴の方は御退席をお願いいたします。
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