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更新日:2018年4月3日

メールマガジン教育ながの/vol.576

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      ★☆ 教育ながの  Vol.576 ☆★

長野県教育委員会メールマガジン

-平成22年(2010年) 12月号-

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆2010/11/19発行◆◇

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■□┃H┃E┃A┃D┃-┃L┃I┃N┃E┃ ■□■□■□■□■□
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●ひろば
  ○『信州教育はどんなものに』
  長野県教育委員会 教育委員 高木 蘭子
 
●特集
  ○平成22年度 全国学力・学習状況調査結果の概要

 ●今、学校では
  ○SAQトレーニングを活用した体力の向上の取り組み
                      御代田南小学校
子どもたちの基礎体力や運動能力を伸ばすために・・・
   SAQトレーニングを取り入れた御代田町の取り組み
                御代田町教育委員会 社会体育係
    
 [特色あるクラブ活動シリーズ]
  ○「長野東高校 クッキング部」~スィーツ甲子園めざして~
 
 ●ご存知でしたか
○特別支援教育コーディネーターについて

 ●お知らせ
  ○長野県立歴史館講座の開催について
  ○県生涯学習推進センター研修講座の開催について
  ○放送大学平成23年4月入学生募集
                         ほか

…★……★……★……★……★……★……★……★……★……★……★
【ご覧いただくにあたって】
 ◇リンクをクリックしてもWebページが開かない場合は、URLをブラウ
  ザのアドレス欄にコピーしてご利用ください。
 ◇表や枠が崩れて表示される場合は、読取り(表示)フォントを等幅
  フォントに変更してご覧ください。
 ◇担当の方は、お手数ですが、職員の皆さんへ、回覧、掲示、転送等
  をしていただくようお願いします。

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★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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 ★☆★ 信州教育はどんなものに ★☆★
           長野県教育委員会 教育委員 高木 蘭子
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 県外の人と話すときにはよく、「長野県は教育県ですね」と言われた
ものですが、このところあまりそれを言われなくなったような気がしま
す。
 明治以前からの寺子屋教育が日本一多かったというのが、教育県と言
われる根拠の一つらしいですが、江戸時代にも、諏訪地域で甲州から師
範の人材を求めたという文献を見たこともありますが、人材を育てるこ
とには相当な努力をしていたようです。
 それは単に、長野県が経済的に貧しくて、教育が立身出世の一番の手
段だったというのでなく、人・才が、国や地域を支える力だという、普
遍的な考え方が基本にあったからではないでしょうか。信州に限らず、
日本人の勤勉さや学問を尊重する生き方の原点であるようにも思います。
 信州教育が、進学率や学力評価で一目置かれなくなったから、ではな
くて、これから育っていく信州人に、教育という形で何を目指していく
かを、示す必要があるのではないかと、思うようになりました。自分も
そうでしたが、私の子供たちの時も、学校では、学んだことが身に付い
ているのか、どの範囲までできるのが「標準的達成度」なのか、よく分
からぬままに、何となくすぎてきました。
 良い指導と、本人の努力で、「できるようになった」「分かるように
なった」と言う喜びが、次の課題に取り組もうとする力を引き出してい
くならば、実は、ちょっとしたつまずきもおろそかにはできないはずで
すが、そこは、人のやること。また別の機会にふと「わかった」「何だ、
そうだったのか」という場面に出くわすこともある。それが「学ぶ楽し
さ」なのかと思います。勉強など縁がなくなった年齢になってそれに気
がつくのは皮肉なことですが。
 学校で習った難しい数学が社会に出て役に立つことなんてあるのか、
とよく言われますが、ひょっとしたらあるかもしれないのです。若い頃、
夢中になったことは、いつか人生の中にひょっこり顔を出して、喜ばし
てくれる、そう思えるようになりました。
 教育の内容は文部科学省の示す方向に沿って決まってはいても、教師
も生徒もそれぞれの地域と環境で求めるものやり方が違うのは当然です。
長野県教育の目指す目標を、達成すべきものを具体的に、見えるものに
していくのがいい、そんなことを考えています。

  
   ┏━━━━━━┓
★ ★┃ 特  集 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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●○ 平成22年度 全国学力・学習状況調査結果の概要 ●○
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 今年で4年目となりました全国学力・学習状況調査について、本年度
は抽出調査となり、全国の抽出率は30.7%で、約1万校の小・中学校、約
74万人の児童生徒が抽出調査に参加しました。また、希望利用として
42.8%、約1万4千校の小・中学校が参加しました。
 長野県では、抽出率は21.6%で、小学校74校、中学校51校、児童
3,796人、生徒5,336人が抽出調査に参加しました。また、希望利用校は
小学校233校、中学校が99校ありました。

●調査内容
 対象学年   小学校第6学年 中学校第3学年
 実施教科   国語、算数・数学
 調査内容
  (1) 児童生徒の学力に関する調査 
   ア 「知識」に関する問題
     身に付けておかなければ後の学習内容に影響を及ぼす内容
                               等
   イ 主として「活用」に関する問題
     知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力 等
  (2) 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査
   ア 児童生徒に対する調査
     学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する調
     査
   イ 学校に対する調査
     指導方法に関する取組や人的・物的な教育条件の整備の状況
                               等

●学力に関する調査結果の概要 
 抽出調査のため、正答率は95%信頼区間※で示されます。
  ※ 95%の確率で、全員を対象とした調査(悉皆調査)の場合の平均
   正答率が含まれる範囲。
  小学校国語A  83.4~84.9(全国83.2~83.5) 有意な差はない
  小学校国語B  77.7~79.5(全国77.7~78.0) 有意な差はない
  小学校算数A  72.9~75.0(全国74.0~74.4) 有意な差はない
  小学校算数B  47.6~49.4(全国49.1~49.5) 有意な差はない
  中学校国語A  73.6~75.2(全国75.0~75.2) 有意な差はない
  中学校国語B  62.6~65.0(全国65.1~65.5) 下回る
  中学校数学A  61.1~64.1(全国64.4~64.8) 下回る
  中学校数学B  39.7~42.8(全国43.1~43.5) 下回る

  ☆ 「主として知識に関する問題」(A問題)、「主として活用に
   関する問題」(B問題)における「平均正答率(95%信頼区間)」
   は、小学校では全国との有意な差はないものの、国語Aを除いて
   更に向上させていく必要があります。また、中学校では、国語A
   を除いて全国を下回り、特に数学では、ほとんどの設問において
   全国の正答率を下回っています。数学を中心に更に向上をさせて
   いく必要があります。
  ☆ 「正答数の分布状況」は全国とほぼ同じ傾向ですが、全国と比
   べて全ての教科において上位層の児童生徒の割合が少なく、特に
   中学校数学Aにおいて顕著です。中位層の児童生徒を更に伸ばす
   指導が必要があります。
  ☆ A問題の平均正答率は全国と同様に各教科6~8割程度ですが、
   B問題の平均正答率は、小学校国語を除いて全国と同様に4~6割
   にとどまり、思考力・判断力・表現力といった、知識を「活用」
   する力に課題が見られます。活用力を高める指導を一層充実させ
   ていく必要があります。

●児童生徒質問紙調査、学校質問紙調査の結果
  ☆ 早寝早起きなどの「基本的生活習慣」、読書や教科に対する意
   欲などの「学習に対する関心・意欲」、行事参加やあいさつなど
   の「地域への関わり」等の項目において、肯定的回答が全国の割
   合を上回っています。 
  ☆ 約9割の児童生徒が、家で学校の宿題をする習慣を身に付けて
   いますが、自分で計画を立てて勉強をすること、苦手な教科の勉
   強をすること、予習復習をすることなど、家庭学習の方法や内容
   について課題が見られます。
  ☆ 学習方法(適切にノートをとる、テストの間違いを振り返って
   学習するなど)に関する指導のように、各校の取組の努力により、
   昨年度の状況から改善されている項目が見られます。一方、家庭
   学習における家庭との連携や与え方については課題が見られます。
    
●今後の対応
  ☆ 地域に開かれた学校づくりを進めます。学力向上に関わる自校
   の課題や対応策について保護者、地域の方に具体例を用いて説明
   した上で、学校が果たすべき役割と保護者や地域の方々にご協力
   いただきたいことを明確にし、地域の力を学校の中に取り入れて
   いきます。
  ☆ 目標達成型の学校経営の推進を図ります。まず始めに客観的な
   データに基づいて学力の実態を正しく把握し、課題と原因を明確
   にして、自校の児童生徒に応じた学力向上のための達成目標を立
   て、学校全体で取り組んでいきます。
  ☆ 「教師力」を高める校内研修を推進します。教科・学年・学級
   を越えて学び合い支え合う教員研修を充実させ、よりよく子ども
   理解し、より的確な指導ができるようにしていきます。

◆◆ 詳しい分析結果等については、「平成22年度全国学力・学習状況
  調査 結果分析・改善の方向」を参照してください。
  http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/gakutyousa/index22.htm


■ お問い合わせ
  長野県教育委員会事務局
  教学指導課 義務教育指導係
  TEL 026-235-7434 FAX 026-235-7495
  


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■ 第915回長野県教育委員会定例会を開催しました。(11月4日開催)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/915/915.htm
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■ 第916回長野県教育委員会定例会を開催しました。(11月18日開催)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/916/916.htm
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■ 平成23年度 「長野県立高等学校実習助手採用第一次選考試験問題・
解答等」を掲載しました。
http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/jissyu/23jissyu-jouhou.htm
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■ 平成23年度「長野県公立高等学校生徒募集定員」を発表しました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/botei23/h23botei.htm
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■ 長野県スクールカウンセラー募集要項を掲載しました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/sc/sc.htm
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■ 個性豊かな作品をみんなに-2010-11月・12月の壁紙(カ
 レンダー)を作成しました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/jiritsu/kabe.htm
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  ┏━━━━━━━━┓
★ ★┃ 今、学校では ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
  ┗━━━━━━━━┛
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★☆ 「SAQトレーニングを活用した体力の向上の取り組み」 ☆★
                      御代田南小学校
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御代田町教育委員会では、アメリカで開発されたSAQトレーニング
の活用を学校に働きかけています。SAQトレーニングとは、S=スピ
ード (走る時の最高速度の能力) A=アジリティ (敏捷性と言われ、
運動時に身体をコントロールする能力) Q=クイックネス (素早さ :
静止からの速い反応と動作) の頭文字を取って名付けられたトレーニン
グ法です。
 本校では、御代田教委の支援を受け、体育の時間を中心にSAQを行
っています。夏休みの職員研修会でSAQの実技講習を行い、その特性
について学びました。運動会では、体育主任がSAQの動きを取り入れ
た「御代田南げんキッズ体操」を開発し、準備運動として行いました。
その後、げんキッズ体操を朝の会や準備運動で取り入れている学級も見
られます。また、体育の時間には、町教委のインストラクターから指導
を受ける機会も増え、1年~6年まで9クラスでSAQの授業が行われ
ました。
3学年会では、6月に実施した運動能力テストの結果を見て、全国平
均と比べ劣っていた運動能力の向上に取り組む必要を感じました。「外
で遊ぶことが多い」と72%の子が答えている一方で、「中で遊ぶこと
が多い」28%の子は、「体を動かすことが好きではない」と答えてお
り、意図的に運動に向かわせるような働きかけが必要と考えたからです。

┏【3年生がSAQで行った運動】━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                              ┃
┃ 様々なスキップ  腕立てジャンケン  ┃
┃ スクーターボード(雑巾がけリレー)  アニマル走り     ┃ 
┃ 御代田南げんキッズ体操  アニマル歩き鬼ごっこ┃
┃ 手押し車 ボールリレー  ┃
┃ 跳び箱をよじ登ってジャンプで降りる 縄梯子跳び ┃
┃ マット(前転 開脚前転 後転 壁で倒立)かに歩き ┃
┃ ハードル跳び越えとコーンバーくぐり ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

継続してSAQに取り組んだ結果、次のように体力・運動能力の向上
が見られました。

*1組・・・長座前屈
 ┌───┬──────┬──────┬──────┐
 │   │ 全国平均 │ 6月の測定値│10月の測定値│
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│男 子│ 29.1cm │ 22.0cm │ 27.2cm │
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│女 子│ 31.2cm │ 26.0cm │ 34.5cm │
 └───┴──────┴──────┴──────┘

 2組・・・立ち幅跳び
 ┌───┬──────┬──────┬──────┐
 │   │ 全国平均 │ 6月の測定値│10月の測定値│
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│男 子│ 137.4cm │ 125.0cm │ 138.0cm │
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│女 子│ 129.1cm │ 117.5cm │ 134.0cm │
 └───┴──────┴──────┴──────┘

3組・・・反復横跳び
 ┌───┬──────┬──────┬──────┐
 │   │ 全国平均 │ 6月の測定値│10月の測定値│
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│男 子│ 34.6点  │ 31.0点  │ 34.3点  │
 ├───┼──────┼──────┼──────┤
│女 子│ 32.8点 │ 26.1点  │ 32.4点  │
 └───┴──────┴──────┴──────┘

 ※11月20日には、本校PTAでSAQの親子トレーニング教室を行う。
  また、学級PTAの親子レクでも取り入れられる等、実践は広がり
 を見せている。

■ お問い合わせ
  御代田南小学校
  〒389-0206
  北佐久郡御代田町御代田4107-41
  TEL 0267-32-2034 FAX 0267-32-3251


[御代田南小学校の取り組みの契機となった御代田町の取り組み]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★☆ 子どもたちの基礎体力や運動能力を伸ばすために・・・
   SAQトレーニングを取り入れた御代田町の取り組み  ☆★
                 御代田町教育委員会 社会体育係
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 文部科学省の「体力・運動能力調査」で、今の子どもたちは、柔軟性、
敏捷性などの身体をコントロールする能力が低下してきていると報告さ
れています。御代田町の子どもたちも例外ではありません。
 そこで、御代田町では平成20年度から継続して日本SAQ協会のSA
Qトレーニング指導のノウハウを軸に、子どもたちの体力向上を図る取
り組みを行っています。
 SAQトレーニングとは、スピード(速さ)のS、アジリティ(敏捷
性、すばしっこさ)のA、クイックネス(素早さ)のQのそれぞれの頭
文字で、(1)速く走れて、(2)身のこなしも軽やかで、柔軟性もあり、
(3)バランスが良く、刺激に対して素早く反応できるようにするトレー
ニング方法です。
 ちょっと昔は、みんなで校庭や空き地、野山や川で色々な遊びをし、
転んだりして怪我をしないように動いている内に、自然と身につけてい
た能力も、今では色々な環境が変わってしまったため、子どもたちに対
して意図的に場所やトレーニング機会を提供してやらなければなりませ
ん。

 御代田町がSAQトレーニングを取り入れた理由は、今の子どもたち
に不足している(1)速く走る能力、(2)すばしっこさ(敏捷性)、(3)バ
ランス感覚と柔軟性を向上させるためのノーハウが、SAQトレーニン
グの中で非常にわかり易く楽しみながら行える様にまとめられていたこ
とと、既に群馬県榛名町で、SAQトレーニングを取り入れて子どもた
ちの体力・運動能力向上の実績をあげた取り組みがあったからです。

 今、町が実施している主な取り組みは以下のとおりです。
 ・子どもにスポーツを指導しているみなさんを対象に
     「指導者SAQトレーニング講習会」・・・・・・年5回
 ・子どもから大人まで、どなたでも参加できる
     「大人と子どもの運動教室」・・・・・・毎月第3日曜日
 ・芝生化したグラウンドで運動の楽しさを体験する
     「みんな裸足で運動会」・・・年1回(平成21年度から)
 ・町内小学校での運動指導・・・・・・・・・・(依頼により随時)

 今、町の体育指導委員(定員12名)の内、6名が日本SAQ協会公認
レベル1インストラクターの資格を取得しています。
 今後も、町内小中学校、体育指導委員会、町体育協会等のみなさんと
連携を図りながら、既成概念に囚われることなく、試行錯誤を繰り返し
ながらも、子どもたちの体力向上のために積極的に取り組んでいきたい
と思います。
  
■ お問い合わせ
  御代田町教育委員会 社会体育係
  〒389-0206
  北佐久郡御代田町大字御代田4107-72
  TEL 0267-32-6114 FAX 0267-32-6114


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★☆「長野東高校 クッキング部」~スィーツ甲子園めざして~ ☆★
                  長野東高校 3年 竹内里江
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 現在、クッキング部は34名でお菓子づくりや料理づくりの活動をして
います。文化祭の時には作ったお菓子の販売もしましたが、販売開始後
すぐに売り切れてしまう程の盛況でした。今年最大の出来事は、高校生
対象の製菓の大会である「スィーツ甲子園」の一時審査をパスし、中部
地区大会に出場できたことです。参加は約1000チームで、内40チームに
残ることができました。
 私が1年生の時に第1回の大会が始まり、顧問の先生に勧められたのが
応募のきっかけでした。1年、2年とスィーツ甲子園に応募しましたが、
一時審査落選という残念な結果でした。しかし、その2年間は決して無
駄ではありませんでした。「何がいけなかったのか?どうすればもっと
良くなるのか?」と次の大会に向けて必死に考えることができたからで
す。第2回の大会が終わった後、テレビで決勝の様子を見ることができ
ました。その時、他の出場チームとの力の差を実感しました。私たちは
「このままではだめだ!」と思いました。あきらかに技術力が劣ってい
ましたが、「だったらアイディアで勝負するしかない」と考えました。
そして信州産りんごと紅茶を組み合わせたケーキを作ることにしました。
土台のケーキの中央には紅茶のゼリーを流しこみ、その上にはホワイト
チョコできれいな模様を描き、傍らにはマジパンで作ったポットや紅玉
で作った真っ赤なカーネーションを飾りました。まるでどこかの物語の
お茶会がそのままケーキになったみたいです!
 応募当初は過去2年間1次審査で落ちているということが頭にあり、ま
たダメかなと思っていました。書類による1次審査をパスしたという連
絡があった時には、びっくりして声が出ませんでした。名古屋で行われ
た中部地区大会は、筆記試験と実技試験が行われました。最初緊張して
いましたが、開始の合図とともに緊張はなくなり集中して作ることがで
きました。途中、失敗して作り直すというハプニングもありましたが、
3人で力を合わせて臨機応変に対処することができて良かったです。
 全力で挑んだ夢の舞台、決勝に進むという夢には届きませんでしたが、
3年間の中で最高の思い出になりました。この私達がつかむことのでき
なかった夢を後輩に託したいです。

◆◆ 第3回 全国高校生スイーツ選手権大会 中部地区予選の結果等
  は、以下のホームページをご覧ください。
  http://www.kai-group.com/jp/koushien/result_2010.html#area04


■ お問い合わせ
  長野県長野東高等学校
  〒381-0022
  長野県長野市大豆島2743-1
  TEL 026-221-8111(代)  FAX 026-251-1789


  ┏━━━━━━━━┓
★ ★┃ ご存知でしたか ┃★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
  ┗━━━━━━━━┛
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★☆★ 特別支援教育コーディネーターについて ★☆★ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「特別支援教育コーディネーター」は、「今後の特別支援教育の在り
方について(最終報告)」(平成15年3月)のなかで、教育的ニーズの
高い子どもたちを支援するため、小中学校、又は、盲聾養護学校(現在
の特別支援学校)において、学校内外の調整機能を果たす役割を担う者
として、提言されました。また、同報告書の中では、「個別の教育支援
計画の作成」や「特別支援連携協議会」の設置等も挙げられ、これ以降、
モデル事業を通じて特別支援教育の体制整備が始まりました。
長野県では、特別支援学校と小学校では平成16年度から、中学校では、
平成17年度から、また、高等学校においては平成20年度から全ての学校
において、特別支援教育コーディネーター(以下、コーディネーターと
する)が指名されています。
 コーディネーターの具体的な仕事としては、(1)教育的なニーズの高
い子どもたちへの支援について相談したり、「個別の指導計画」を作成
したりする校内委員会の運営、(2)校内の連絡調整、(3)校内の保護者や
教員の相談窓口、(4)医療・福祉機関等との連絡調整などが挙げられま
す。更に特別支援学校のコーディネーターは、これに加えて、地域のセ
ンターとしての機能を発揮し、地域の小中学校等の支援にもあたります。
 障害のある子どもの教育的支援において重要な役割を果たす機関には、
学校をはじめ、様々なものが存在します。一つ一つの機関がそれぞれ単
体で対応するのではなく、その地域にある関係機関が連携して、障害の
ある子どもや保護者の教育的ニーズに対応できることが益々求められて
きています。校外の関係機関を結び、地域における連携の中核となるこ
とも、コーディネーターに期待されているところです。

 なお、コーディネーターの役割や関係機関との連携、また、個別の教
育支援計画の作成や支援会議の実際等については、県教育委員会のホー
ムページに、「特別支援教育 教育課程学習指導手引書-共通・連携編-」
(平成22年1月長野県教育委員会)を掲載しておりますので、是非ご覧
ください。
 http://www.pref.nagano.jp/kenkyoi/jouhou/tokushi_index.htm

■ お問い合わせ
  特別支援教育課 指導係
  TEL 026-235-7456  FAX 026-234-7459
 


   ┏━━━━━━━━━━━━━┓
★ ★┃ お知らせ・イベント情報 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…
   ┗━━━━━━━━━━━━━┛
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 ●○ 長野県立歴史館講座
     「やさしい信濃の歴史講座 信濃人物伝」 ●○
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 長野県で活躍した人物を取り上げ、毎回、文献資料や実物を使いなが
ら、県立歴史館の職員が、わかりやすく解説します。
 ぜひ、県立歴史館の講座にご参加ください。

◆ 会 場  県立歴史館 講堂

◆ 日程・内容
  12月11日(土)「信濃の戦国武将 真田三代」
         「一歩先を見る才能 神津一族」
   1月 8日(土)「将軍様の前で負けた雷電」
         「幕末の先覚者☆世界を見つめた佐久間象山」
   2月 5日(土)「製糸王国をつくりあげた片倉兼太郎」
         「荻原守衛と川村吾蔵~近代彫刻の両巨匠」
   3月 5日(土)「信州野球事始めと三冠王・中島治康」
         「新派・新劇の到来と信州」

◆ 時 間   午後1時30分から午後3時まで

◆ 申 込   所定の申込書の提出が必要です。

◆ 参加費   歴史館が本年3月に発行したブックレット「信濃人物
        伝」を基本テキスト(1,000円)として使用します。
        各回200円(実費)をいただいての参加も可能です。

■ お問い合わせ
  県立歴史館 総合情報課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
  TEL 026-274-2000  FAX 026-274-3996 
   
  ホームページ http://www.npmh.net/ 


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 ●○ 長野県立歴史館 冬季展 文字のちから
          -墨書土器から新聞の時代まで- ●○
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 日本に漢字が伝来し、律令制のもとで行政上の命令や記録などに用い
られるようになりました。平安時代の遺跡からは同一の文字を記した土
器が大量に出土しており、文字が集落や村を形成するための手段だった
ことがわかります。江戸時代になって、書物が大量に流通し庶民が文字
を強く意識します。寺子屋が急増し、全国的に共通する文字を使う暮ら
しが日常化しました。
 そして新聞の時代がおとずれ、戦争報道を通じて「国民」を意識する
一方、国や地域を変える主人公としての自覚も芽生えたのです。
 このように、人々の生活に深く関わってきた文字にまつわる歴史を、
歴史館の所蔵品によりたどります。また、佐久間象山自筆の幟(のぼり)
を特別展示します。

◆ 場 所  長野県立歴史館

◆ 開催期間 平成22年12月11日(土)~平成23年2月27日(日)

◆ 開館時間 午前9時から午後5時まで
       (入館は午後4時30分まで)

◆ 休館日  毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月27日~1月3日)

◆ 観覧料  
   区   分      常設展券
   大   人      300円(200円)
   高・大学生      150円(100円)
   小・中学生      70円( 50円)
   ※(  )は20名以上の団体
  以下の方は無料です。
  ○ 平日、学校の教育活動として観覧する県内の小・中・高生
  ○ 身体障害者手帳などの交付を受けている方とその介護者
  ○ 土・日曜、祝日及び振替休日に観覧する小・中・高・特別支援
    学校生

◆ 実演「文字がよみがえる!」
  開催日時 12月19日(日)・1月30日(日)・2月13日(日)
       各日 午後1時半から2時半 
  赤外線照射により、読めなかった文字を浮かび上がらせます。

■お問い合わせ
  県立歴史館 総合情報課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
  TEL 026-274-2000  FAX 026-274-3996 
   
  ホームページ http://www.npmh.net/ 


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△▼△▼ 研修講座のご案内 △▼△▼
                   県生涯学習推進センター
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12月~2011年2月に開催する研修講座のご案内をいたします。
詳細については、当センターのHPまたは「信州らんらんネット」を
ご覧ください。皆様の参加をお待ちしております。

◆家庭・幼児教育講座
 「子どもの心根を感じよう(3)~発達障害の理解と支援~」
 12月7日(火)
  講義「発達障害の理解と支援」
  講師 総合教育センター生徒指導・特別支援教育部専門主事

◆生涯学習推進講座「地域の笑顔で輝く子ども~わがまちの学校~」
  1月28日(金)
  講義「わがまちの学校」
事例発表 
  情報交換「子どもの笑顔のために地域ができること」
  講師 野島 正也(文教大学人間科学部教授)

◆パソコン講座「はじめてのパソコン」 
  2月3日(木)、4日(金)の2日間  
  1日目
  実習「パソコン操作の基礎」
    「マウスの使い方・キーボードの操作」
    「文章(Word)の作成・インターネットの利用」
  
  2日目
  実習「文章(Word)の作成の復習」
  講師 両日とも総合教育センター情報・産業教育部専門主事受講は
無料です。

受講は無料です。


■ お問い合わせ
  県生涯学習推進センター 
 (〒399-0711 塩尻市大字片丘南唐沢6342-4)
  TEL:0263-53-8822
  FAX:0263-53-8825
  
  HP:http://www.nagano-c.ed.jp/shogai/


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●○ 放送大学で学んでみませんか! 平成23年4月入学生募集 ●○
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 放送大学では、平成23年度第1学期(4月入学)の学生を募集して
います。
 放送大学は、テレビなどの放送を利用して学習する通信制の大学で、
放送大学の科目を利用して「教員免許状」の取得が可能です。
 また、教育における最新情報や専門分野等のリカレント教育に資する
科目も数多く開設しています。
 詳しい資料をお送りいたします。お気軽にお問い合わせください。

◆ 募集期間
  平成22年11月15日(月)~平成23年2月28日(月)
◆ 授業開始
  平成23年4月1日(金)

■ 資料の請求(無料)・お問い合わせ先
  放送大学長野学習センター
  〒392-0004 諏訪市諏訪1-6-1 スワプラザビル4階
  電話 0266-58-2332 (月曜日・祝日休み)
  放送大学ホームページ http://www.ouj.ac.jp


★☆★ あとがき ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 メールマガジン「教育ながの」12月号をお届けします。
 最近、たまたま出会った須坂市のシフォンケーキは、今までで出会っ
たことのないふわふわ感で、人に会う時の我が家のおみやげの定番にな
っています。
 なぜ、こんなにおいしいのか聞いてみると、無農薬、無化学肥料で、
からだにやさしいお菓子づくりをされているとのこと。今まで、無農薬
がよいと理屈ではわかっていても、なかなか実感にはたどりつかなかっ
たのですが、素材にこだわり、丁寧につくると、こんなにおいしく作れ
るのかとあらためて認識させられました。
 今回、記事の掲載をお願いした長野東高校クッキング部も、スイーツ
甲子園の中部地区大会に出場された皆さんですが、いろいろ探求、工夫
されているようで、長野県のスイーツの将来を考えると、非常にたのも
しいなあと思いました。こういった方たちがどんどん増えてくると、も
っと、もっと美味しいスイーツが長野でも食べれそうです。
 自宅のキッチンガーデンは、できるだけ手抜きして植えたら実がなる
ものと思っていましたが、無農薬や無化学肥料とかもっと工夫していか
ないといけないと思わされた今月号でした。(し)

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■ 編集/発行
  長野県教育委員会事務局 教育総務課
  TEL:026-235-7423 Fax:026-235-7487
  長野県教育委員会ホームページ  http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/
長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm

▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.576  ▲△▲△▲△▲
 

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所属課室:長野県教育委員会事務局教育政策課

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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