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更新日:2025年3月4日
松川ダム管理事務所
松川ダムは、昭和50年の完成以来、洪水調節や水道用水の供給等の大切な役割を果たしています。しかし、松川ダム上流域は地形が険しく地質がもろいため、昭和58年台風10号を初めとする度重なる洪水により、計画を上回る土砂が貯水池に流入し堆積しました。これを堆砂といいます。
台風や豪雨の度に、堆砂は急増しています。昭和62年から堆砂の搬出(ダムリフレッシュ事業)を行っていますが、これだけでは堆砂量の減少は難しく、深刻な状況です。
そこで、貯水池の機能を回復するとともに、洪水防御の機能を高めるため、松川ダムでは再開発事業を行っています。
松川ダム再開発事業の詳細はこちら。
再開発事業の一環として、平成28年度からバイパス放流設備の運用を開始しています。上流から流れてくる土砂について、従来はダムの貯水池内に流入していましたが、バイパス放流では貯水池をバイパスする形で下流に放流することができます。
従来のダムからの放流では下流に放流する水量を調節することができましたが、バイパス放流では上流から流れてくる水をそのまま下流に流すことになります。そのため、降雨や上流の状況により放流量が急に増え、下流の河川水位が急上昇する恐れがあります。そこで、バイパス放流を行うことで下流の河川水位が急上昇する恐れがある場合、事前にサイレンによる放流警報を鳴らします。サイレン直後に必ず水位が急上昇するわけではありませんが、河川の中や近くにいる方は十分なご注意をお願いします。
※ダムからの放流量が急激に増える場合でも、同様にサイレンによる放流警報を行います。
サイレンによる放流警報についての説明チラシはこちらです。(PDF:482KB)
サイレンは主に松川沿線にある4か所のサイレン警報局で鳴らします。大きな音が鳴りますが、河川の近くにいる方に注意を呼びかけるものですので、ご理解をお願いします。
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