ホーム > 暮らし・環境 > 自然・水・大気 > 水質保全 > 諏訪湖の溶存酸素(DO)濃度、プランクトン調査の結果【速報】 > 諏訪湖のプランクトン調査の状況
ここから本文です。
更新日:2024年4月16日
諏訪湖(湖心)のプランクトン調査の結果をお知らせします。
植物プランクトン推移【湖心表層】グラフ(PDF:425KB)
★観察された主な植物プランクトン【湖心表層】
採水年月日 |
第1優占種 |
第2優占種 |
||||||
2023年4月12日 |
珪藻類 |
Asterionella(アステリオネラ、ホシガタケイソウ属) |
珪藻類 |
Aulacoseira(アウラコセイラ属) |
||||
2023年5月10日 |
藍藻類 |
Microcystis(ミクロキスティス属) |
珪藻類 |
Aulacoseira(アウラコセイラ属) |
||||
2023年6月7日 |
珪藻類 | Asterionella(フラギラリア、オビケイソウ属) | 藍藻類 | Microcystis(ミクロキスティス属) | ||||
2023年7月5日 | 藍藻類 |
Aphanocapsa(アファノカプサ属) |
珪藻類 | Asterionella(アステリオネラ、ホシガタケイソウ属) | ||||
2023年8月2日 | 藍藻類 | Microcystis(ミクロキスティス属) |
珪藻類 |
Synedra (シネドラ、ハリケイソウ属)) | ||||
2023年9月6日 | 藍藻類 |
Microcystis(ミクロキスティス属)、Aphanocapsa(アファノカプサ属) |
緑藻類 |
Mougeotia (モウゲオチア、ヒザオリ属) |
||||
2023年10月11日 | 緑藻類 |
Mougeotia (モウゲオチア、ヒザオリ属) |
藍藻類 | Microcystis(ミクロキスティス属) | ||||
2023年11月8日 | 緑藻類 | Mougeotia (モウゲオチア、ヒザオリ属) | 珪藻類 | Asterionella(アステリオネラ、ホシガタケイソウ属) | ||||
2023年12月6日 | 珪藻類 | Cyclotella (キクロテラ、ヒメマルケイソウ属) | 緑藻類 | Mougeotia (モウゲオチア、ヒザオリ属) | ||||
2024年1月10日 | 藍藻類 | Chroococcus (クロオコックス属) | 藍藻類 | Phormidium (フォルミディウム属) | ||||
2024年2月14日 | 珪藻類 | Asterionella(アステリオネラ、ホシガタケイソウ属) | 鞭毛藻類 | Dinobryon(ディノブリオン、サヤツナギ属) | ||||
2024年3月7日 | 珪藻類 | Asterionella(アステリオネラ、ホシガタケイソウ属) | 鞭毛藻類 | Dinobryon(ディノブリオン、サヤツナギ属) |
令和3年度(2021年度)の調査の結果(PDF:270KB)
※上水試験方法2011年版4.生物編(日本水道協会)を参考に、標準計数板を用いて検鏡・計数し、試料1mL当たりの細胞数を算出した。種類は属レベルまで分類し、藍藻類、珪藻類、緑藻類、鞭毛藻類に分別して図示した。
藍藻(らんそう)類:最も原始的。細胞内にガス胞を有する種類があり、表面に浮きやすい。
大型藍藻類:アオコの原因種
小型藍藻類:藍藻類の中でも細胞のサイズが小型のもの
珪藻(けいそう)類:単細胞の藻類で、珪酸質の殻に包まれている。黄褐色~黄緑色。
緑藻(りょくそう)類:通常1個の核と1~数個の葉緑体を持ち、種類が多い。鮮やかな緑色。
鞭毛藻(べんもうそう)類:1~2本の鞭毛を持ち、自由に動き回る。
(参考)・「日本の水道生物-写真と解説-改訂版」(日本水道協会2008)
・滋賀の理科教材研究委員会編「やさしい日本の淡水プランクトン改訂版」(合同出版2008)
★観察された主な動物プランクトン
採水年月日 |
第1優占種 |
第2優占種 |
||||||
2023年4月27日 |
ミジンコ類 |
Bosmina(ゾウミジンコ属) |
ワムシ類 |
Polyarthra(ハネウデワムシ属) |
||||
2023年5月31日 |
ワムシ類 |
Keratella(カメノコウワムシ属) |
ミジンコ類 |
Brachionus(ツボワムシ属) |
||||
2023年6月21日 |
ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ミジンコ類 | Daphnia(ミジンコ属) | ||||
2023年7月18日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 |
Trichocerca(ネズミワムシ属) |
||||
2023年8月25日 | ワムシ類 | Pompholyx(アワワムシ属) | ワムシ類 |
Polyarthra(ハネウデワムシ属) |
||||
2023年9月20日 | ワムシ類 | Trichocerca(ネズミワムシ属) | ワムシ類 |
Polyarthra(ハネウデワムシ属) |
||||
2023年10月24日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 |
Trichocerca(ネズミワムシ属) |
||||
2023年11月27日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 | Trichocerca(ネズミワムシ属) | ||||
2023年12月19日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 | Brachionus(ツボワムシ属) | ||||
2024年1月22日 | ワムシ類 | Brachionus(ツボワムシ属) | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ||||
2024年2月29日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 | Keratella(カメノコウワムシ属) | ||||
2024年3月22日 | ワムシ類 | Polyarthra(ハネウデワムシ属) | ワムシ類 | Keratella(カメノコウワムシ属) |
令和3年度(2021年度)の調査の結果(PDF:223KB)
※諏訪湖湖心で水深5mまでの水を柱上に採水し、NXX25(目合63μm)のプランクトンネットでろ過した。濃縮したサンプルを検鏡・計数し、湖水1L当たりの個体数を算出した。繊毛虫類、肉質類、ワムシ類、甲殻類に分別して図示した。
繊毛虫(せんもうちゅう)類:単細胞の生物。体の表面に細かい毛を持つ。
肉質虫(にくしつちゅう)類:単細胞の生物。細胞の一部がやわらかくなって、流れ出た擬足を持つアメーバや多数の有軸仮足を持つ太陽虫が含まれる。
ワムシ類:袋状の体形で、口の周辺に細かい毛が生えている。
甲殻(こうかく)類:いくつかの節になった足を持つ節足動物の仲間
かいしあ類:円筒状で、エビに似た体形をしている。
ミジンコ類:多くの種は卵形や円形をした左右2枚の殻で体が覆われ、そこに頭がついている。
腕のように長い触角を持つ。
(参考)・水野寿彦・高橋永治編「日本淡水動物プランクトン検索図説」(東海大学出版会1991)
・滋賀の理科教材研究委員会編「やさしい日本の淡水プランクトン改訂版」(合同出版2008)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください