日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことについて

　このたび、日本の「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。これもひとえに技術の継承に尽力されている方々をはじめ、「伝統的酒造り」に関わるすべての皆様方の御尽力の賜物であり、心より敬意とお祝いを申し上げます。
　本県には現在78の酒蔵があり、それぞれが先人からの技術を受け継ぎ、信州の気候風土を活かした良質な日本酒を製造しておられます。
　先般も、世界最大規模の酒類のコンペティションであるIWC（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）のSAKE部門において、長野県が今年新設された「Prefecture of the Year（地域賞）」を初めて受賞するなど、本県の酒や酒造りは大変高く評価されています。
　今後、日本の「SAKE」はますます世界の注目を集めることになります。長野県としても、無形文化遺産への登録をチャンスと捉え、海外への販路拡大に一層取り組むとともに、品質の更なる向上のため醸造技術の指導支援やGI長野（酒類の地理的表示）の認知度向上を図るなどブランディングに取り組み、本県の日本酒産業の更なる振興、発展に取り組んでまいります。

　令和6年12月6日
　長野県知事　阿部　守一
 

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