エイズ相談・検査について
エイズはどんな病気?
- エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)というウイルスに感染することで起こる病気です。
- エイズになると、体内の免疫システムが弱まり、感染症や癌などの疾患に対する抵抗力が低下します。
- HIVに感染すると、初期には発熱、倦怠感、発疹などの症状が現れることがありますが、無症状の場合もあります。
- HIVに感染後、数週間から数か月の間に発熱、倦怠感、発疹などの症状がみられる場合がありますが、その後はほとんど自覚症状がありません。しかし、無症状でもウイルスは体の中で増殖し続けます。(潜伏期)
- HIVに感染後、数年から数十年かけて徐々に免疫システムが崩壊し、健康な時にはかからない感染症にかかったり、癌などの重篤な合併症が現れることでエイズと診断されることが多いです。(発病)
- 潜伏期間中でも、血液や精液、膣分泌液などを介して大切な人にHIVをうつしてしまう危険性があります。
HIV/エイズは「特別な病気」ではありません
- HIVの感染経路で最も多いのは性行為による感染で、感染者の血液や精液、膣分泌液などを介して感染します。
- HIVは体外での生存能力が非常に低く、血液や精液、膣分泌液などを介さないと感染しないので、学校や職場、お風呂や銭湯などの日常生活で感染することはありません。
- 長野県内におけるHIVの最大の感染経路は、異性間の性的接触です。
早期発見・早期治療が重要です
- 現在のところ、HIV感染症・エイズを完全に治すことはできません。
- しかし、治療薬が進歩しているので、HIVに感染していることを早期に発見し、適切な治療をすれば、エイズの発症を抑え、他の慢性疾患と同じように外来通院でコントロールして日常生活を送ることが可能です。
エイズ検査を受けましょう
- 感染しているかどうかは、血液検査をすることで簡単に分かります。
- ウイルスが体内に入った後にできる「抗体」があるかどうかを検査します。この抗体ができるには、感染後6~8週間、長い場合は12週間かかります。感染が心配な機会から約3か月経過してからの検査が確実ですが、不安なことがあれば随時ご相談ください。
- 血液検査のための採血は、約5ccと少量です。
- 保健所の迅速検査は、採血後約2時間で結果をお伝えします。しかし、更に詳しい検査が必要になった場合は再度採血を行い、精密検査の後、約1週間後に結果をお伝えします。
検査のご案内
保健所ではHIV検査の他に梅毒とクラミジアの検査を行っています。
- 検査項目:HIV(血液検査)、梅毒(血液検査)、クラミジア(尿検査)
- 検査日時:毎週木曜日14時~15時、毎月第4木曜日17時~18時(休日は除く)
- 匿名・無料・予約制
- お問い合わせ先:エイズ相談専用電話 0261-23-6527(平日8時30分~17時15分)