長野県内の山岳遭難発生状況(週報)

先週の発生

日付		場所	性別	年齢	死傷別	態様	概要
12月13日		虚空蔵山	男	53	死亡	滑落	3人パーティで下山中、何らかの原因により、滑落
12月14日		八ヶ岳連峰 ニュウ	男	52	負傷	転倒	単独でミドリ池登山口からニュウに向けて登山中、 アイゼンを木に引っかけて転倒、負傷

山岳安全対策課からのアドバイス

先週、県内では、2件の山岳遭難が発生しました。

ニュウで発生した山岳遭難は、山頂に向けて登山中、アイゼンを木に引っかけて転倒、負傷して行動不能になり、県警ヘリコプターが捜索・救助しました。

遭難時、ヘリコプターに自分の位置をいち早く知らせるためにも、冬山では特に

1. 明るい色の派手な服装、ザック等を身につける
2. ツェルト等を振る
3. ヘッドライトを点滅させる

などの対応をお願いします。

八ヶ岳連峰ニュウ

※にゅう、乳の表記もある

• コースタイム（無雪期）
  ミドリ池登山口～シャクナゲ尾根～分岐～ニュウ3時間50分
• 現場付近の積雪について（本年12月14日現在）
  登山道や現場付近での積雪は10～20cm程度でした。
  この時期は、まだまだ積雪が少ない場所も多く、

山岳遭難発生状況
（令和6年1月1日～12月15日）

※令和5年数値は1月1日からの同期間数値

区分	発生 件数			死者			行方 不明			負傷 者			無事 救出			遭難者 計
令和6年	314			49			3			141			148			341
令和5年	298			37			3			157			131			328
前年同期比	16			12			0			-16			17			13

山域別発生状況
（令和6年1月1日～12月15日）

区分		件数	件数 比率	死者	行方 不明	負傷 者	無事 救出	遭難者 計
北アルプス	槍穂高	62	19.7%	12	1	30	26	69
	後立山	59	18.8%	9	0	26	32	67
	その他	34	10.8%	3	0	13	22	38
	計	155	49.4%	24	1	69	80	174
中央アルプス		22	7.0%	3	0	9	12	24
南アルプス		5	1.6%	0	0	4	1	5
八ヶ岳連峰		59	18.8%	6	0	31	24	61
その他の山岳		73	23.2%	16	2	28	31	77
計		314		49	3	141	148	341

態様別発生状況
（令和6年1月1日～12月15日）

区分	件数						件数 比率			死者	行方 不明			負傷 者			無事 救出			遭難 者計
転・滑落	90						28.7%			30	0			62			0			92
転倒	71						22.6%			0	0			71			0			71
病気	16						5.1%			6	0			0			10			16
道迷い	44						14.0%			0	0			0			52			52
落石	3						1.0%			0	0			4			0			4
雪崩	5						1.6%			2	0			2			3			7
落雷	0						0.0%			0	0			0			0			0
疲労凍死傷	49						15.6%			4	0			0			50			54
不明・他	36						11.5%			7	3			2			33			45
計	314									49	3			141			148			341

男女別・年齢別比率
（令和6年1月1日～12月15日）

区分	男性					(人)	女性					(人)	男女計
	死者	不明	負傷	無事	計	比率	死者	不明	負傷	無事	計	比率	人数	比率
19歳 以下	0	0	2	4	6	48 19.8%	0	0	1	2	3	11 11.2%	9	59 17.3%
20代	2	0	7	13	22		1	0	2	3	6		28
30代	6	0	3	11	20		0	0	1	1	2		22
40代	5	0	8	9	22	86 35.4%	0	0	6	8	14	41 41.8%	36	127 37.2%
50代	12	0	28	24	64		2	0	16	9	27		91
60代	8	1	24	17	50	109 44.9%	0	0	15	10	25	46 46.9%	75	155 45.5%
70以上	12	2	17	28	59		1	0	11	9	21		80
計	45	3	89	106	243		4	0	52	42	98		341
比率	71.3%						28.7%