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更新日:2019年3月12日

諏訪地域振興局

水質用語の解説

平成28年版環境白書(長野県)より抜粋

用語 解説
アオコ 富栄養化の進んだ湖沼で、初夏から秋にかけて植物プランクトンが異常増殖して、湖沼水を緑色に変化させる現象。アオコが発生すると透明度が低下したり、悪臭等により上水道への利用が不適当となる。さらにアオコが死滅する際、悪臭を発生するとともに水中の溶存酸素を奪うため、水産や観光上の被害をもたらす。
諏訪湖の場合、アオコの原因は藍藻の一種のミクロキスティス(Microcystis)である。
SS 浮遊物質(SuspendedSolids)。粒径2mm以下の水に溶けない懸濁性の物質をいう。水の濁りの原因となるもので浮遊物が有機物である場合には、腐敗し水質の悪化をまねく。
pH 水素イオン濃度指数。溶液中の水素イオン濃度[H+]を示す尺度で、pH値が7のときは中性、これより数値が高い場合はアルカリ性、低い場合は酸性を示す。
COD 化学的酸素要求量(ChemicalOxygenDemand)。有機物による湖沼などの汚濁の程度を示すもので、水中の汚濁物質を酸化剤によって酸化するときに消費される酸素の量をいう。数値が高いほど有機物の量が多く、汚れが大きいことを示している。
BOD 生物化学的酸素要求量(BiochemicalOxygenDemand)。有機物による河川水などの汚濁の程度を示すもので、水中に含まれている有機物質が一定時間、一定温度のもとで微生物によって酸化分解されるときに消費される酸素の量をいい、数値が高いほど有機物の量が多く、汚れが大きいことを示している。
75%値 BOD(COD)の水質測定結果の評価方法の一つであり、水質環境基準の適否の判定などに利用される。全データを小さい方から並べた時に、(データ数×0.75)番目の値をいう。例えば年間のデータ数が12個の場合、小さい方から9番目の値となる。これは河川の低水流量(1年を通じて275日はこれより低下しない流量)における水質を反映している。
大腸菌群数 人間または動物の排泄物による水の汚染の目安として用いられている。大腸菌には、腸内に生存しているもののほか、草原や畑などの土中に生存しているものも含まれるが、一括して大腸菌群として測定している。
DO 溶存酸素(DissolvedOxygen)。水中に溶け込んでいる酸素の量のこと。
水の浄化作用に必要な水中生物の生存には欠くことのできないもので、きれいな河川水中には普通1リットル中に7~14mg程度あるが、有機物の流入量が多くなり、汚濁が進行すると減少する。
富栄養化 湖沼・海等で、窒素やリンなど、栄養物質の濃度が上昇すること。これにより、アオコの発生や赤潮の発生を引き起こす。

 

お問い合わせ

所属課室:長野県諏訪地域振興局環境課

長野県諏訪市上川1-1644-10

電話番号:0266-57-2952

ファックス番号:0266-57-2968

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