水害に強いまちづくり協議会

「水害に強いまちづくり協議会」を設立（平成１９年３月）

　治水におけるハード対策はもとより、 情報連絡体制の強化、警戒避難体制の確立などソフト対策を含めた「水害に強いまちづくり」を強力に推進するため、各機関連携のもと「水害に強いまちづくり協議会」を 平成１９年３月に設置しました。
　平成２１年２月までに協議会が３回開催されています。

【関係機関】

岡谷市、諏訪市、茅野市、

下諏訪町、富士見町、原村

長野県（建設部、地方事務所）

「水害に強いまちづくり協議会」設立会議

　　平成１８年７月豪雨により天竜川上流にあたる諏訪地域では総雨量が４００ｍｍを記録し、諏訪湖の水位
　　も計画高水位を超えるなど、諏訪湖周辺では甚大な浸水被害が発生しました。このため、国土交通省中部
　　地方整備局と長野県では，早期の災害復旧とより安全な治水対策を目指し、諏訪湖・天竜川激甚災害特別
　　緊急事業及び天竜川災害復旧助成事業により、平成１８年度を初年度として、概ね５年間を目標に本格的
　　な復旧作業に取りかかっています。

　　　しかし、近年のたび重なる台風襲来や異常豪雨の頻発等を鑑みると、この様な大きな災害が再びいつ発
　　生してもおかしくない状況にあり、膨大な費用と時間を要するハード整備のみで、早期に安全を確保するこ
　　とが困難であることは言うまでもありません。

　　　減災の最も効果的な対策は、日頃からの災害関連情報の収集や、災害時における情報伝達、及び自助
　　・共助による迅速な避難行動であると言われている昨今、岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、
　　原村、及び長野県では，治水対策はもとより情報連絡体制の強化、警戒避難体制の確立などソフト対策を
　　含めた「水害に強いまちづくり」を強力に推進するため、各機関連携のもと「水害に強いまちづくり協議会」
　　を設立することといたしました。
　

　　①諏訪湖・天竜川激甚災害対策特別緊急事業及び災害復旧助成事業の内容や整備効果、スケジュール
　　　などを、各機関連携のもと事業進捗に合わせ情報提供しながら、事業を計画的かつ着実に進め浸水被
　　　害の軽減を図っていきます。

　　②激特事業・助成事業とあわせ、各市町においても浸水対策を実施することにより、事業完了後には、今
　　　回の豪雨と同じ量の豪雨が襲ったとしても、家屋の浸水被害が解消されるよう努めていきます。

　　③平成２１年度を目標に洪水ハザードマップを策定し、浸水や避難に関する情報をあらかじめ提供し、多く
　　　の方々に洪水の危険性を十分認識して頂くとともに、速やかな避難に役立てていきます。

　　④雨量や水位などの観測情報や洪水予報などが効果的に提供できるよう、情報配信について検討、構築
　　　していきます。

　 ⑤排水機場の改良、操作の連絡体制を再構築していきます。

　 ⑥土地利用のあり方についても検討していきます。