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更新日:2024年4月1日

動物愛護センター

動物相談Q&A~猫~

質問内容

 マーキング

Q:2匹のオス猫を飼っています。そのうち1匹が去勢はしてあるのですが、あちこちに「尿マーキング」をするので汚れて困っています。やめさせる良い方法があれば、教えてください。

A:オス猫によく見られる行動の一つに、尿マーキングを含め、尿を噴霧(スプレー)することによって縄張りの臭い付けをおこなう行動「尿スプレー」があります。去勢をすることで尿マーキングが減少する可能性はありますが、去勢したオス猫の約10%、避妊したメス猫の約5%が依然として尿スプレーをおこなうという報告もあります。

トイレ以外の場所での排泄行動の主な原因として、膀胱炎などの身体的に原因がある場合や、新しい動物が家族に加わったり家の中の環境が変わって縄張りに対する不安が生じた場合、飼い主が不在になることへの情緒的不安による場合、トイレの場所や容器・砂などを変えたなどトイレが快適でなくなった場合などが考えられます。ご質問の内容からは原因を特定することはできませんが、次に挙げることを参考にしてみてください。

  • 動物病院で膀胱炎などの病気の有無を調べてもらう。
  • 猫がスプレー行動を始めた時期や、いつどこで行うかをよく観察する。
  • 同居している猫との関係もよく観察する。
  • 不安からの行動であれば、その原因を特定して取り除く。原因の特定ができない場合には、安心できる部屋を設けてみる。
  • フェロモン様物質の入った噴霧剤を浴すプレー行動する場所に噴霧する方法もあるので、動物病院で相談する。
  • 尿スプレーによって汚れた場所は臭いを分解する酵素入り洗剤で徹底的に清掃する。
  • トイレ容器や砂を変えたのであれば、元の容器と砂に戻してみる。

 サナダムシ

Q:猫にはサナダムシがいると言われましたが、ほんとうですか。

A:屋内飼育している猫は心配いらないかもしれませんが、外に出ている猫は寄生虫に寄生される可能性がとても高くなります。サナダムシは拡張条虫といわれる条虫で、カエルなどを食べた猫が感染することが多くあります。寄生された猫の糞などから人に寄生することもあります。外に出ている猫は、定期的に駆虫薬を飲ませるなどの対策が必要です。

 猫は寒さに弱い?

Q:猫は寒さに弱いと聞きますが、本当ですか。

A:いろいろな品種の猫が改良され、寒さに対する個体差もあるようですが、基本的には猫は寒さに弱い動物といえます。

そもそも猫の祖先と言われるリビアヤマネコは、北アフリカのリビアからエジプトを中心に生息していた野生の猫ですから乾燥や暑さには適応性はありますが、やはり寒さは苦手だと考えられています。

 首輪の必要性

Q:飼い猫だと分かるように首輪を付けているが、首輪が木などに引っかかって首を吊るのではないかと心配です。首輪は付けなくてもよいでしょうか。

A:首輪自体が伸縮する素材でできている物や一部にゴムが付いている物など、猫用の首輪は万が一の時に外れやすくなっています。「動物の愛護と管理に関する法律」の中にも猫の所有を明示するよう書かれていますので、首輪は付けた方が良いでしょう。

 フードを食べなくなった

Q:飼い猫が最近急にフードを食べなくなりました。どうすればよいのですか。

A:まずは病気でないか確認しましょう。元気、体温、便の状態、嘔吐、毛の状態など、異常があれば動物病院で診てもらいましょう。病気でなければ他に何か食べている可能性はないか、与えているフードは新鮮かなどを確認してみましょう。

 外に出たがる

Q:飼い猫を一晩外泊させてしまいました。すると夕方と夜中に外に出せと気が狂ったようになり、つい外に出してしまいました。また室内だけで飼えるでしょうか。

A:外に出ることで縄張りができると、その縄張りを確認しに行きたいと猫は考えるようになってしまいます。他にも、たとえば去勢手術をしていないオス猫であれば、繁殖時期になった避妊手術をしていないメス猫のニオイに刺激されてまた外に出たいというようになるかもしれません。

外に出る習慣を無くすためには、まず万が一にも外に出さないようにしなければいけません。高さのある猫用のケージを使うことも考えましょう。トイレや移動場所など、室内での生活が充実するような工夫もしてあげてください。

なお、「窓の外を見ている=外に出たい」ということではありません。安全な場所から動くものなどを見たいという猫の習性によるものです。

 

 受動喫煙による害

Q:犬や猫にはタバコの害は無いのでしょうか。

A:犬や猫に限らず、全てのペットが受動喫煙による健康被害を受ける可能性があります。タバコの煙(副流煙)に含まれる化学物質は、人間のみに害があるわけではありません。

もちろん、喫煙による煙の害だけではなく、タバコ自体を飲み込んでしまう事故等も考えられます。

人間の赤ちゃんがお家にいるのと同じだと考えてあげましょう。

 

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お問い合わせ

所属課室:長野県動物愛護センター 

長野県小諸市大字菱平字前新田2725

電話番号:0267-24-5071

ファックス番号:0267-26-3282

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