長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について

　令和3年7月6日早朝に長野市篠ノ井小松原地区において大規模な地すべりが発生しました。地すべりの大きさは幅約150m、長さ約240m、深さ平均15m(最大26m)で移動土塊量はおおむね42万m3と大規模な地すべりとなりました。

　この地すべりにおける主な被害は産廃処理会社の工場1棟、休業中の会社の社屋1棟、国道の電気室1棟で、幸いにも人的被害はありませんでした。また、地すべり末端部は沢筋を埋めており、一時は水位が4m近く上昇し、下流の国道19号への流出が危惧されましたが、仮水路を配置し水位を低下させ安全を確保しました。令和3年度末までに応急対策工事及び地質調査が完了しました。

　現在恒久対策工事（地下水排除工、排土工、鋼管杭工）を進めており、令和4年12月末までにおおむね完了しました。

　鋼管杭の施工にあたっては、建設現場の生産性向上のためICT（情報通信技術）を活用した設計・施工管理を実施しました。

（添付ファイル「【令和6年1月17日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について」参照）

　現在は地すべり頭部の滑落崖の法面工事を実施中です。

　今後は水路の付け替え工事等を行う予定です。

　大規模な地すべりのため工事完成までに数年かかる見込ですが、地域の安全・安心のため、早期の完成を目指しますのでご理解とご協力をお願いいたします。（「土尻川砂防事務所だより」も参照してください。）

　これまでの対策状況につきましては、下記のファイルからご覧ください。

　【令和6年1月17日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について（PDF：3,717KB）

　【令和5年1月17日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について（PDF：3,735KB）

　【令和4年12月26日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について（PDF：2,975KB）

　【令和4年10月 28日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について（PDF：2,800KB）

　【令和4年 9月 12日現在】長野市篠ノ井小松原　地すべり対策の状況について（PDF：2,569KB）