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更新日:2018年8月23日
北アルプス地域振興局
大町市は平成17年2月に「大町市地域新エネルギービジョン」を策定し、新エネルギーの利用検討を進めてきました。
市では社地籍を流れる町川用水路において、河岸段丘の落差を利用した小水力発電事業を計画し、平成20年度から平成21年度に地域新エネルギー等導入促進事業(NEDOの補助事業)を導入して、当時実施中であった町川用水路の改修に併せて小水力発電所を建設しました。
町川用水路を含む高瀬川沿岸用水は、長野県が水利権を所有する農業用水であると共に、昭和電工株式会社が発電用として取水施設や共用隧道等を管理しており、既に取水口他で沈砂施設等も整備されていました。また冬期間の維持用水も1.0立方メートル/sあることから、年間を通して通水量が確保できる等、小水力発電事業を実施する条件が整っていました。
町川発電所で発電した電力は、発電所と同時に設置した高圧配電線を経由して近隣の大町市クリーンプラント(し尿処理場)へ供給し、クリーンプラントの電力量の9割弱を賄っています。また夜間に発電した電力は中部電力株式会社へ売電しています。
地域資源を有効に活用した発電所から、クリーンで安定した電力が供給されています。
名称 |
町川発電所 |
所在地 |
大町市社字閏田 |
運転開始 |
平成22年4月 |
最大出力 |
140kW |
有効落差 |
16.2m |
使用水量 |
1.0~1.1立方メートル/s |
水車型式 |
横軸フランシス型 |
農業用水路名 |
町川用水路 (高瀬川沿岸用水) |
電力供給先 |
大町市クリーンプラント 売電 |
設置管理者 |
大町市 |
水利使用者 (連絡先)
|
大町市役所建設課 0261-22-0420 |
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