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更新日:2024年2月1日
北信地域振興局
自然豊かな北信地域には、野生鳥獣が多く生息しています。野生鳥獣(特にツキノワグマ)との遭遇による人身被害を防止するため、山際の耕作地や道路、森林内では、以下のことに十分気を付けてください。
ツキノワグマは、本来、警戒心が強く、人間の存在に気が付けば、自ら逃げたり身を隠したりするので、出会うこと自体めったにありません。
しかし、ツキノワグマがエサを探すことに夢中になっている、沢沿いで水音がうるさい、雨や風が強く人の気配がわかりにくいといった場合、バッタリ出会ってしまい、人身事故につながってしまうことがあります。特に、子連れの母グマは子グマを守るため神経質になっています。
まずは、「クマに遭わないこと」、「人の存在を知らせること」が最善の防御手段です。
本州、四国、九州(絶滅?)で生息するとされるが、西日本では絶滅の恐れがある。
雑食性であるが、植物への依存度がとても高い。秋にドングリを大量に食べ脂肪を貯え、冬眠に備える。6月~9月(端境期)には山に食べ物が少ないため農業被害が発生しやすい。※動物性のものでは、昆虫(ハチやアリ)、魚、獣の死体等を食す。
体色は黒く、胸の白い月の輪の模様(無い個体もいる)が特徴。全長100~150cm、体重40~120kg程度(季節による変動も大きい)であり、世界のクマ類の中では比較的小型の種類である。相対的にオスのほうが大型。
昼夜を問わず活動するが、朝夕の薄暗い時間帯に盛んに活動している。人間との関わりがある場所では主に夜間に活動している。子育て中のメス以外は基本的に単独で暮らす。個体間に「なわばり」はないので食べ物が豊富な場所には複数の個体が集まる場合がある。12月頃~4月頃まで冬眠する。
静かにその場から立ち去りましょう。
ツキノワグマが先に人間の存在に気付けば、ほとんどの場合はツキノワグマの方から逃げていきます。
大声で叫んだり、石などを投げつけたりしてはいけません。
攻撃されたと思ったツキノワグマが反撃に出る可能性があります。俗に言う「死んだふり」は効果がありません。死骸はツキノワグマにとって貴重な「動物性たんぱく源」になります。
木に登る?効果は疑問です。ツキノワグマは木登りが得意です。
背中を見せて逃げるのは「禁物」です。ツキノワグマは「逃げる物」を追いかける習性があります。
落ち着いて、ゆっくり後ずさりし、ツキノワグマの動きを観察しながら離れましょう。
クマが目の前で立ち上がった。
でも、すぐ襲ってくるわけではありません。イヌやネコもそうですが、威嚇して相手(人間)が怯んだ隙に逃げようとします。これは、ツキノワグマ自身が怖がっている証拠です。可能なら、ゆっくり後ずさりし、ツキノワグマの動きを観察しながら離れましょう。(急な動き、激しい動きは、ツキノワグマの攻撃を誘う可能性があるので「禁物」です。(このケースは、市販されているツキノワグマ撃退スプレーの有効距離でもあります。)
本当に襲いかかってきた。
手持ちの道具(ナタや枝など)で反撃し、追い払いに成功した事例もありますが、人間の急所である顔や喉、後頭部や腹部などを守れる姿勢(地面に伏せて両手で首の後ろをガードする)を取ってください。
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