令和6年(2024年)度「人と環境のサイエンスカフェin信州」を開催しました
「人と環境のサイエンスカフェin信州」は、当研究所の研究員が、私たちの日々の暮らしの安全・安心にかかわる環境・保健衛生に関する話題をくつろいだ雰囲気でわかりやすく提供し、参加者のみなさまとともに語り合うというイベントです。
令和6年度(2024年度)は県内の大気環境を取り上げ、以下のテーマで開催しました。
県内だけでは分からない!長野県の大気環境 ~広域移流の影響~
長野県の大気環境は県内の大気を調査するだけでは分からないこともあります。県外や遠く離れたところから県内の大気に影響を与える事例を交えて、長野県の大気環境について紹介しました。
概要
- 日時:令和6年(2024年)11月20日(水曜日)午後5時30分~午後7時00分
- 場所:くらしふと信州(長野市大字鶴賀問御所町1250-1)
- 話題提供者:長野県環境保全研究所 大気環境部
- 参加者:19名
内容
- 大気とは何か・風の起こる仕組み(簡単な実験を交えて)
- 長野県の大気常時監視測定の体制
- 測定結果から見た県内の光化学オキシダントの特徴
- 光化学オキシダントが関東地方から東信地方に移流した事例の紹介
- 黄砂によるPM2.5濃度上昇事例の紹介
- 西之島の噴煙によるPM2.5濃度上昇事例の紹介 など
アンケートから
【満足度】(回答8名)
満足 |
おおむね満足 |
普通 |
やや不満 |
不満 |
4(50%) |
2(25%) |
2(25%) |
0(0%) |
0(0%) |
【感想など】
- 簡単な実験から専門的な事までいろいろあってよかったです。
- 大気は目に見えないからこそ、データを元に変化をとらえ、自らにできる取り組みは何か考えなければいけないと思いました。
- ちょっと難しかったけど、高校の授業を聞いているみたいで懐かしかったです。
- 図表がきれいで見やすかったです。
- 県内の光化学オキシダントとPM2.5の特徴的な現象が分かって良かったです。
- 研究者の方が自分の研究内容を分かりやすく説明する場として、大切だと思います。
- 普段聞くことのないお話だったので、それぞれのお話は興味深く聞きましたが、このテーマで何を伝えたいのかが一般の人には分かりにくいのでは?と思いました。
などのご感想ご意見をいただきました。参加していただいた皆さま、ありがとうございました。
当日の様子
【使用したスライドの一部】
【実施風景】