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更新日:2024年12月18日
電話でお金詐欺(特殊詐欺)被害のうち犯人側からの接触方法の約4割は、自宅固定電話です。
また、特殊詐欺被害者の約8割が「自分は騙されない」と思っていましたが、被害に遭っています。
犯人からの電話を受けると、犯人の話術にのせられ騙されてしまいます。
相手はプロの犯罪者。特殊詐欺被害を防ぐには、犯人からの「電話に出ない、話さない」ための対策が有効です。
本当に用件がある相手であれば、留守番電話にメッセージを録音するはずです。
また、犯人は自分の声を録音されることを嫌がるため、留守番電話と分かったら、電話を切ることが多い傾向があります。
常に留守番電話で、相手を確認してから、折り返す習慣が特殊詐欺被害を防ぎます。
電話でお金詐欺の被害は、自宅固定電話に犯人から電話がかかってきたことをきっかけとした被害が被害認知件数の多くを占めています。
また、自宅固定電話にかかってくる犯人からの電話は「電話番号非通知」であることがほとんどです。
非通知で電話をしてくる相手に応答する必要はありません。
また、電話帳機能がある電話機であれば、知らない相手の電話は出ない対応ができます。
自宅の固定電話機がナンバーディスプレイ機能付きの電話機の場合は是非、自宅固定電話の回線にナンバーディスプレイ機能を利用し、「知らない電話番号」、「電話番号非通知」は出ない、鳴らないような対策をしましょう。
ご契約の固定電話会社によってナンバーディスプレイサービスの月額利用料等に差異はありますが、固定電話会社の取組例として、NTT東・西日本では、令和5年5月1日から70歳以上の契約者または、70歳以上の方と同居している契約者の回線のナンバーディスプレイ及びナンバーリクエスト(電話番号非通知設定の電話に対し、電話番号を表示するよう自動でアナウンスするもの)の月額利用料、工事費を無償化する「特殊詐欺犯罪の防止に向けた取り組み」を行っており、民間でも特殊詐欺被害防止対策の強化が進んでいます。(申し込み必要)
以下のような防犯機能付きの電話機を検討ください。
「この通話は防犯対策のために録音されます」などのメッセージが流れることで、詐欺の犯人を着信音が鳴る前に撃退できます。
電話にでてしまっても、通話内容が録音されるので後から聞き直すことができます。
非通知設定の電話は、着信音も鳴らさずに自動的に拒否できます。
登録していない番号からの着信を拒否したり、注意を促したりできます。
↓電話でお金詐欺は電話で撃退啓発チラシ(PDF:2,139KB)
電話でお金詐欺は電話で撃退⇒啓発ポケットティッシュサイズチラシ(PDF:715KB)
長野県は、NTT東日本長野支店、信州大学社会基盤研究所、長野県警察とAIを活用した電話でお金詐欺(特殊詐欺)被害防止に関する協定を締結しています。
特殊詐欺対策サービスの設置のご検討を!
まずは動画をご覧ください(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
お申込みの方、さらに詳しく知りたい方はコチラをご覧ください(長野県警察のページへ)
近年、特殊詐欺において国際電話番号の犯行利用が急増(例:+13123456678や+44698765432など)しています。
国際電話に関しては、国際電話3社(KDDI株式会社、NTTコミュニケーションズ株式会社及びソフトバンク株式会社)において、海外との発着信を停止するサービスを提供しており、その受付窓口である「国際電話不取扱受付センター」に対して電話利用契約の利用休止の申込みを行えば、無償で固定電話・ひかり電話を対象に国際電話番号からの発着信を休止することができます。
警察では、国際電話番号からの発着信が見込まれない契約者等に対して、同センターの周知及び申込みの促進に向けた取組みを行うとともに、自ら手続きをすることを煩雑に感じるなどのため申込みを控えている高齢者世帯等に対し、申込書及び送付用封筒の配布等、契約のために必要な支援も行っています。
特殊詐欺の被害にあう可能性の高い高齢者の方のために、ご家族の方や身近な方が、「電話機の設定」「防犯機能付き電話への買い替え」などのサポートをしていただくようお願いします。
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