小学５年生社会科副教材「排水機場と排水のしくみ」

指導される先生方へ

　令和元年東日本台風では、豪雨により住宅地や農地の浸水被害など記録的な災害に見舞われ、それを契機に多くの地域で、防災学習への関心が高まっています。

　千曲川沿いには、農地や住宅地を水害から守るための排水機場が多く建設されていますが、その存在や役割を理解している方は少ないのが実態です。

　また、県内で多くの小学校が使用している小学５年生社会科の教科書では、「低い土地のくらし」において、排水機場と排水について記載されていますが、その解説は極わずかです。

　そこで、排水のしくみと排水機場の役割、排水機場の維持管理の大切さについて、次代を担う子どもたちや地域の方々に学習してもらいたいと思い、信州社会科教育研究会の先生方に監修していただき、副教材を制作した。

　この学習を通じ、一人でも多くの方々に防災施設への理解と関心を深めていただけることを願っています。

　長野県長野地域振興局長