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更新日:2023年11月10日
大町保健福祉事務所
アルコール関連問題とは、多量飲酒、20歳未満の飲酒、妊婦の飲酒等の不適切な飲酒の影響による心身の健康障がい(アルコール依存症や肝臓機能障がい、発がんのリスクの上昇等)や社会的な問題(飲酒運転、暴力、虐待、自殺等)の総称です。
お酒は身近な楽しみの一つであり、私たちの生活を豊かにしてくれます。しかし、不適切な飲酒は身体的にも社会的にも様々な影響を与えます。
アルコール依存症とは、長期間にわたってアルコールを大量に摂取し続けることによって、アルコールを摂取しないといられなくなる状態に陥る病気です。習慣的に飲酒をしていれば誰でもなる可能性があります。年齢や性別、社会的立場には関係なく、また意思の弱さや性格の問題でもありません。
精神依存には、飲酒したいという強い欲求が沸き起こる、飲酒量のコントロールができない、アルコールが抜けるまでに多くの時間を費やす、精神的・社会的な問題が悪化しているにも関わらず飲酒をやめられないなどが挙げられます。
身体依存には、アルコールが体からきれてくると手指のふるえや発汗などの離脱症状が現れる、以前と比べて酔うために必要な飲酒量が増えるなどが挙げられます。
結果的に、飲酒することがほかの様々な行動よりもはるかに優先的な行動となってしまい、飲酒運転で事故を起こしてしまったり、家庭崩壊や失職などといった社会的な問題に発展する可能性があります。
アルコール依存症は、専門治療や援助・自助グループに参加することで回復と社会復帰が可能です。
自助グループには、「断酒会」「AA(アルコホーリクス・アノニマス)」があります。組織の仕組みなど多少の違いはありますが、どちらもメンバー同士が互いに断酒を支援するための集まりです。
精神保健センターや保健福祉事務所でも、随時相談を承っています。
ご家族からの相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。
大町保健福祉事務所では、月1回(第3水曜日)「精神保健福祉相談」を開催しており、精神科の医師に無料で相談することができます。※事前予約が必要です。
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