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更新日:2025年2月21日
雨により土砂災害の発生するおそれが高まったときに、土砂災害警戒情報を発表します。
これは、市町村の避難指示等発令の目安、あるいは住民の自主避難の判断の目安として、気象台と県が共同で発表する情報です。
土砂災害警戒情報の基準は、県内を1km四方のマス(メッシュ)に区切ってそれぞれに設定しています。
1メッシュごとに60分間積算雨量(短期的な雨量の指標)と土壌雨量指数(長期的な雨量による指標)により過去に災害が起きたときの雨の降り方を整理し、「土砂災害のおそれが高まる範囲」を設定します。
この境界線をCL(クリティカルライン)と呼びます。
現在までの降雨の実績、2時間後までの雨量予測により、1時間ごとの雨の状態をグラフにプロットします。
これをつないだ線を「スネークライン」と呼びます。
2時間後の点がCLを超えたとき、土砂災害発生のおそれが高いとして、気象台と県が協議を行い、土砂災害警戒情報を発表します。
発表は市町村単位を基本としていますが、一部の地域では範囲が広すぎるため、合併前の旧市町村区分としています。
※なぜ2時間後なのか?
土砂災害警戒情報は、避難の目安とするために発表する情報です。
2時間は、避難指示を発表してから、実際に避難が完了するまでに要する時間を見込んであるものです。
実況雨量に基づくスネークラインがCLを下回り、かつ今後も超過しないと予想されるとき、気象台と県が協議を行い、土砂災害警戒情報を解除します。
土砂災害警戒情報は、市町村や関係機関にファックス等により通知するほか、防災無線や報道機関を通して住民のみなさまへお知らせします。
また、長野県河川砂防情報ステーションでは、雨の状況や土砂災害危険度、現在のスネークラインなどを見ることができます。
メールアドレスを登録すると、指定した地域の気象警報、注意報、土砂災害警戒情報を配信します。
河川砂防情報ステーション(外部サイト)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
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