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更新日:2024年8月21日
裾花ダム管理事務所
裾花ダムの放流設備修繕工事(水密ゴム取り替え)の様子を紹介します。
裾花ダムは、2つの常用洪水吐ゲート(コンジットゲート)と3つの非常用洪水吐ゲート(クレストゲート)を持っています。
今回の放流設備修繕工事では、常用洪水吐ゲートの水密ゴム取り替えを行っています。
写真では、左の常用洪水吐ゲートが閉まっている状態、右の常用洪水吐ゲートが開いている状態です。工事の時は、ゲートが開いても水が出てこないように上流側にある予備ゲートを閉めています。
写真の赤枠で示したところに水密ゴムが取り付けてあります。
水密ゴムは、ゲートが閉まっている時に水が漏れないようにする重要なものです。しかし、経年劣化により水漏れが確認されたため、今回取替工事をすることになりました。
ゲートの真下からの様子です。
放流管の穴の外側を囲む黒いものが水密ゴムです。
放流管は、高さ幅ともに約5.5mととても大きいです。
実際に取り替え工事を行っている様子です。
水密ゴムは、ものすごい数のボルトで固定されているためそれを外すだけでも数日かかります。
ボルトをすべて外し、古いゴムを取り外し、取り付け面の清掃を行います。
取り付け面の清掃の後、新しいゴムを仮合わせしボルトで固定していきます。
水密ゴムは、細かく分かれているわけではなく、1つの大きな輪っかなので細かい調整を繰り返して取り付けを行います。
下流側から放流管の中を見た様子です。
奥に見える青い壁が予備ゲートです。
人と比べると放流管、予備ゲートの大きさがよくわかります。
放流管の中から下流を見た様子です。
放流管の長さは約12mと短めです。これもアーチ式ダムの特徴です。
放流管の中を見ることのできる機会は非常に少ないため、我々職員も勉強になりました。
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