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更新日:2019年4月25日

諏訪保健福祉事務所

動物由来感染症について

動物由来感染症とは

動物由来感染症は字が示すとおり、動物から人にうつる感染症の総称で、「人獣共通感染症」、「人畜共通感染症」、「ズーノーシス(zoonosis)」と呼ばれることもあります。

現在知られている主な動物由来感染症は130種以上といわれ、その原因となる病原体は細菌、ウイルス、寄生虫など様々です。

感染源となる動物は家畜やペットの他、シカやキツネ等の野生動物まで広範囲にわたり、蚊などの昆虫を介して感染することもあります。

また、感染した動物が必ず症状を表すとは限らないため、動物の外見から病原体を保有しているかどうか判断することはできません。

感染防止のために、健康な動物であっても過剰なスキンシップは避け、触った後は手を洗うなどの対策をとりましょう。

主な動物由来感染症

詳しくは厚生労働省ホームページ(外部サイト)をご覧ください。

動物種 主な感染症
狂犬病、パスツレラ症、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
ブルセラ症
猫ひっかき病※1、トキソプラズマ症※2、パスツレラ症、狂犬病
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症
げっ歯類(ハムスター等) レプトスピラ症、野兎病
鳥類(野鳥含む) オウム病、クリプトコッカス症
牛等の家畜 クリプトスポリジウム症※3、腸管出血性大腸菌感染症
は虫類 サルモネラ症
蚊(媒介) デング熱
ダニ(媒介) つつが虫病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

 

 

【厚生労働省のホームページに掲載されていない感染症の概要】

※1猫ひっかき病:人が猫にひっかかれたり咬まれたりすることで感染する。創傷部に丘疹・水胞が形成され、その後リンパ節(腋の下、脚の付け根、頚部など)が腫れる。ネコノミがネコ‐ネコ間の媒介動物であるため、ネコと接触した後の手洗いのほか、ノミ対策も重要。

 

※2トキソプラズマ症:主に猫から感染するが、豚などの家畜が保有することもあるためこれらの肉を生で食べることでも感染する。妊婦が感染すると胎児に影響を及ぼすことがある。

※3クリプトスポリジウム症:人が感染すると下痢、腹痛等の症状を呈する。牧場における牛とのふれあい体験等で集団感染することがある。

動物由来感染症の主な予防方法

1、動物に触った後や砂場などで遊んだ後は、せっけんで手をよく洗いましょう。

2、動物の糞尿は速やかに処理し、飼養環境を清潔に保ちましょう。
(室内で小鳥を飼っている場合は換気を心がけましょう。)

3、過剰なスキンシップ(口移しで餌を与える、食器の共用など)は控えましょう。

4、野生動物との接触は避けましょう。

5、山林などに入るときは虫よけ剤を活用し、長袖、長ズボンを着用しましょう。(蚊、ダニに刺されないようにする。)

 

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