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更新日:2024年5月21日
県歌「信濃の国」の情報を掲載しています。
「信濃の国」は、1899年(明治32年)に長野県師範学校教諭の浅井洌(きよし)が作詞、翌1900年(明治33年)に同校教諭の北村季晴(すえはる)が作曲しました。
「信濃の国」はもともと信濃教育会(注)が作った唱歌です。
当時は教育の場にも日清戦争の影響が及んでおり、これを心配した同会が戦争とは離れたテーマを教材とすることを目的に長野師範学校の教諭に作成を依頼したもので、「地理歴史唱歌」6作品の中の1つでした。
1900年(明治33年)10月に行われた師範学校の運動会で女子部生徒の遊戯(今でいえばダンス)に使われたのが、「信濃の国」が初めて披露された場であるといわれています。
その後「信濃の国」は、師範学校の卒業生が県内の学校で生徒に教えたことにより各地に広がり、歳月を経て、親から子へ、子から孫へという形で歌い継がれてきました。
昭和41年に県章やシンボルを決定した際、「信濃の国」を県民意識の高揚のために県歌に制定してはどうかという気運が盛り上がり、昭和43年5月20日に「信濃の国」が県歌として制定されました。こうして「長野県民のほとんどが歌える」と言われる県歌が誕生したのです。
(注)信濃教育会:現在の公益社団法人信濃教育会。長野県の教育向上を図る目的で設立された、県下の小・中・高・特別支援等学校及び大学の教職員等教員による団体。研修や教育・学術図書の研究などを実施。
太田今朝秋著『県歌「信濃の国」の誕生―県民愛唱歌の今と昔―』より一部抜粋(太田今朝秋氏略歴)
長野県総務部広報県民室初代室長として、「信濃の国」の県歌制定に尽力。
(インターネット版広報ながのけん2013年1月号より)
(出典:市川健夫・小林英一編著『県歌信濃の国』(1984年銀河書房))
当初「信濃の国」の作曲は、1899年(明治32年)に長野師範学校の依田弁之助(よだべんのすけ)教諭(上田市出身)によって行われています。依田版「信濃の国」は雅楽調のゆったりした旋律でした。
優雅ではありましたが、単調であったため、あまり歌われなかったのではないかと伝えられています。
「長野県民歌」は、昭和22年に公募により選定された歌です。普及に努めたものの、あまり浸透しませんでした。
長野県のシンボルと県歌「信濃の国」について、クイズ形式で説明しています。
県歌制定50周年を迎える「信濃の国」について、県民の認知度等の調査を平成27年に実施しました。
その結果、約8割の方が「信濃の国」を歌えると答えました。
今後ますます親しみを持っていただくとともに、歌い継いでいただけるような取組を進めてまいります。
調査の詳細は下記をご覧ください。
平成27年度第2回県政モニターアンケート調査(「信濃の国」の調査は13ページをご覧ください。)
「信濃の国」は、昭和43年5月20日に県歌に制定され、平成30年に制定50周年を迎えました。
これを記念し、5月20日を「県歌制定の日」として(一社)日本記念日協会に登録したほか、記念日当日には松本市のアルウィンでキック・オフ・イベントを行い、会場の観客全員で「信濃の国」を斉唱しました。
また、県民の皆さんに「信濃の国」を“学ぶ” “歌う” “身近に感じる”機会を増やす取り組みとして、「未来へつなごう!信濃の国」キャンペーンを実施し、歌唱動画やダンス動画、写真、エピソードを募集しました。
※平成30年に開設した信濃の国特設ウェブサイト「未来へつなごう!信濃の国」は令和3年3月31日をもって閉鎖しました。
懐かしき写信部での撮影会の時の写真。
撮影会したい……
長野の湖(うみ)は美しい。
橙に輝く夕暮れ時の諏訪湖。
kaphoto26
私は松本市出身で、小学校のときに音楽の授業で信濃の国を教わりました。それ以来、家でもよく歌うようになり、父と歌ったり、カラオケでも必ず歌っていました。
今年の春、大学生となり、県外に出ました。水道水が口に合わなかったり、長野県の気候が恋しくなりホームシックにかかっていたとき、同期でカラオケに行くことになりました。カラオケに行き、まさか無いだろうと思いながら機械で検索したら信濃の国があったのです!!とても嬉しくなり、大熱唱しました。それからもカラオケに行くときは必ず歌っています。
私にとって信濃の国は故郷を思い出させてくれ、ホームシックを慰めてくれる歌です。
信濃の国50周年おめでとうございます!これからもたくさん歌わせて頂きます!!
夏蜜柑
長野県警音楽隊による演奏の再生(MP3(1,143KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
作成:公益社団法人長野青年会議所、歌唱:長野少年少女合唱団(2005年)
「信濃の国」斉唱音源(日本語版)の再生(MP3(5,964KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
作成:公益社団法人長野青年会議所、歌唱:長野少年少女合唱団(2005年)
英語版の歌詞は”信濃の国英語版"(PDF:82KB)をご覧ください。
「信濃の国」斉唱音源(英語版)の再生(MP3(6,249KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
(※上記「信濃の国」斉唱バージョン(日本語版・英語版)は、2005年に公益社団法人長野青年会議所が作成したものです。営利目的での二次配布、及び長野青年会議所に許可のない複製を禁じます。また、英語版の歌詞の著作権は長野青年会議所に帰属します。なお、現在長野青年会議所では歌詞や音源の配布はしておりません。)
信濃の国の1番及び転調になる4番、そして曲の終わり部分にアレンジを加えたものを6番としてオルゴール音源を作成しました。
この音源の営利目的での二次配布を禁じます。
信濃の国オルゴール音源1番の再生(MP3(904KB))(クリックしてお楽しみください。)
信濃の国オルゴール音源4番の再生(MP3(1,446KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
信濃の国オルゴール音源1番、4番の再生(MP3(2,252KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
信濃の国オルゴール音源1番、4番、6番の再生(MP3(3,280KB))(クリックして演奏をお楽しみください。)
(※歌詞の内容や送り仮名などは、昭和6年の浅井洌直筆を基礎にしています。)
楽譜のダウンロード(藤森章氏 編曲)
・吹奏楽版
・オーケストラ版(ト長調)
・オーケストラ版(ヘ長調)
(※上記楽譜(藤森章氏編曲)の使用については、編曲者の意向により著作権フリーとなっています。)
楽譜のダウンロード(小山清茂氏 編曲※)(PDF:181KB)
JASRAC許諾第J230338106
【※上記楽譜(小山清茂編曲)の使用に関する注意事項】
県歌「信濃の国」4K映像は、日本ケーブルテレビ連盟信越支部長野県協議会から贈呈していただいた映像です。
「信濃の国」に歌われている風景や特産物等、長野県の魅力を、歌とともに4Kによる高精細映像により広く発信する映像作品になっています。
県庁1階ロビー及び銀座NAGANOの4Kディスプレイで放映しているほか、YouTubeでもご覧いただけます。
YouTubeの「信濃の国」4K映像URL:https://youtu.be/itOMasMfFZ4(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
県歌「信濃の国」4K映像は、イベント等で放映いただけます。県歌「信濃の国」のPRはもちろん、長野県の魅力が詰まった映像を、ぜひご利用ください。
利用は無料ですが、事前の利用申請書の提出をお願いします。詳しくは、県歌「信濃の国」4K映像利用要領をご確認いただくか、広報・共創推進課までお問い合わせください。
申請内容によっては、利用をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。
長野県聴覚障がい者情報センターが「信濃の国」の手話版を公開しました。
この動画は、同センターが県歌制定50周年の節目に、「信濃の国」の歌詞を手話にしてみんなで歌いたいという思いから、歌詞の1、2番の手話表現を募集し、応募のあった手話をもとに一つの手話歌詞表現にしたものです。
公開された動画「歌詞と手話表現の解説」の前半は、歌詞を一節ごとに手話で表現し、後半は曲に合わせて手話で歌っています。
この動画のほかに、ご応募いただいた動画やみんなで歌った際の動画、手話解説のPDFファイルも掲載されていますので、ぜひご覧ください。
・長野県公式観光Webサイト「Go NAGANO」(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
信濃の国の歌詞に登場する名所等についてこちらから検索することができます。
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