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更新日:2014年5月14日

第958回長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日時

平成25年(2013年)4月18日(木曜)午後1時30分から午後3時05分

2 場所

県庁 教育委員会室

3 資料

議題

議第1号

退職手当に関する処分について(PDF形式:38KB/1ページ)

         

教育長報告事項

(1)

特別支援学校高等部卒業者の進路状況について(PDF形式:50KB/1ページ)

(2)

キャリア教育に関する受賞について(PDF形式:2,053KB/2ページ)

(3)

「共育」クローバープランの推進について(PDF形式:2,696KB/2ページ)

(4)

「平成24年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の概要について(PDF形式:252KB/17ページ)

(5)

特別支援学校寄宿舎管理運営指針について(PDF形式:521KB/18ページ)

その他

 

  

4 出席者

委員

委員長 櫻井 久江
委員長職務代理者 耳塚 寛明
委員 野村 稔
委員 高木 蘭子
委員 生田 千鶴子
教育長 伊藤 学司

その他

青木教育次長、笠原教育次長、田中教育参事兼教育総務課長、柳澤義務教育課長、菅沼高校教育課長、成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、永原心の支援室長、小野文化財・生涯学習課長、丸山保健厚生課長、茅野スポーツ課長

 

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会議録

櫻井委員長
 ただいまから、第958回教育委員会定例会を開会します。
 はじめに、本日、野村委員から所用のため欠席する旨の報告がありました。なお、過半数の委員の出席を得ておりますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。
それでは議事に入ります。本日の審議事項中、議第1号「退職手当に関する処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。つきましては、議第1号を非公開で審議することが適当と思いますが、非公開とすることに御異議ございませんか。

全委員
 異議無し。

櫻井委員長
 御異議は無いようですので、議第1号は非公開で審議を行うことに決定いたします。なお、議第1号の審議につきましては、本日の最後に行うことにいたします。以上で議事を終わります。
 続いて教育長報告事項に入ります。最初に、教育長報告事項1「特別支援学校高等部卒業者の進路状況について」、成沢特別支援教育課長から説明して下さい。

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いします。よろしいでしょうか。それでは以上で教育長報告事項1を終了します。
 次に、教育長報告事項2「キャリア教育に関する受賞について」、武田教学指導課長から説明して下さい。

 

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武田教学指導課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。耳塚委員どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 大変嬉しいことだと思われます。それで、特に1ページについてですけれども、ここに書かれているような点が優れていると評価されたと考えていいのでしょうか。どういう点で評価があったのでしょうか。講評等あれば分かり易いと思うのですけれど。

櫻井委員長
 はい、武田課長。

武田教学指導課長
 ここに書かれたことが、講評で示されたことの要約でございます。

耳塚委員長職務代理者
 分かりました。

櫻井委員長
 他にございませんでしょうか。どうぞ。

伊藤教育長
 今の御指摘でございまして、特にこの一枚目の方、全国で1位と2位の両方とも本県の取組ということで、これまでの各学校、各地域におけるキャリア教育の取組というもが大きく花を開いたということで素晴らしいことだなと思ってございます。またこれを機にですね、この地域、この学校だけではなくて、他の地域でもやられているとは思いますが、こういうものが評価を受けたということを、是非、全県の他地域、他学校に発信して、また、切磋琢磨しながら取り組む方がいいんだと、こんなふうに頑張ってるんだぞという形で、ある種、競い合ってキャリア教育の充実に努めていただくような指導をしてもらえればと。先ほどの報告事項1にも関わります、事情はもちろん全然違いますけれども、特別支援学校の高等部等でも、キャリア教育の充実は大変重要でございますので、進路開拓、就職も含めて、他の校種で行っている取組も参考にできる部分も多々あるのではないかと思いますので、そういう観点でこの受賞というものを学校だけでなく、全県に広げるような取組というものを事務局の方でもやっていかなければいけないのではないかなと思っております。

櫻井委員長
 他にございますか。本当に素晴らしく、嬉しいことでありますので、今後より一層キャリア教育の充実に取り組んでもらいたいと思います。以上で教育長報告事項2を終了します。
 次に、教育長報告事項3「『共育』クローバープランの推進について」、武田教学指導課長から説明して下さい。

武田教学指導課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いします。この栞を小中高と全校に配っていただくということでありますが、よろしいでしょうか。生田委員どうぞ。

生田委員
 御説明ありがとうございます。以前、ちょっと話は違うのですけれど、県教委からいじめ根絶に関してのペーパーを各学校にお配りしたことがあったかと思います。その時に、どちらの教育委員の皆さんとの懇談だったか思い出せないのですが、その中で、その委員さんは保護者だったのですが、学校から配られたんだけど先生からの説明は何もなく配ってそれでおしまいだったというお話がありました。これは素晴らしい試みで、すごく思いの詰まった栞だと思うんですね。これをお配りするときに、先生から、その思いをしっかりと伝えていただくと、もっと子供たちにこの意味の大きさ、実践に繋がることも深くなると思いますので、一言、思いを添えて、お配りいただければと思います。

櫻井委員長
 武田課長。

武田教学指導課長
 ありがとうございました。この栞は、明日、各学校に向けて発送いたしたいと思っているところでありまして。生田委員おっしゃったように、担任の先生からお話をして、子供たちに届けていただくようにお願いをいたしたいと思います。

櫻井委員長
 それでは、思いも伝えて配っていただくということで、よろしくお願いしたいと思います。それでは以上で教育長報告事項3を終了いたします。
 次に、教育長報告事項4「『平成24年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査』の概要について」、茅野スポーツ課長から説明して下さい。

茅野スポーツ課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明につきまして、御意見、御質問ありましたらお願いします。耳塚委員どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 特に中学校女子の体力について、特に問題があるということは繰り返しここでも取り上げられてきました。無かった年もありますが、何度も目にしていることであります。即座に効果が上がることでもないだろうと思うのですが、現在のこの取組でしばらく見ていればいいのかという問題です。変わらないという指摘もあったのですけれども、前回の結果と比較すると中学女子の結果は落ちているので楽観できるのかという疑問があります。質問したい点は、原因は運動習慣と部活等の参加比率が低い方にあるというのは見ても分かるのですけれども、なぜ中学校女子の部活への参加率が、全国と比べてこれほど低いのでしょうか。その原因を叩かないと、たぶん上がらないのだろうと思うのです。いかがでしょうか。

茅野スポーツ課長
 お願いします。本県の中学校の女子の部活動に参加しない状況には、運動が好きでない、スポーツが好きでないという理由もあったかと思います。また、女子の場合は文化系の部活に多く参加しているというのは、全国的に同じような傾向でございます。本県の特徴として考えられるのは、学校の規模等にばらつきがありまして、やりたい部活が少ないということもあるかと思います。この調査の中で、中学2年生の女子の体力が下がっているという結果が出ているのでありますが、文科省の基準でいきますと体力向上の関係では普通以上なのですが、それ以上に他県が高い結果を出しているということで、他県の状況等を分析しながら対応をしていきたいと思っております。また、昨年から検討をしております、中学生期の適正・効果的なスポーツの在り方、現在、指針作りを行っているわけですけれども、その中でも改めてよく検討しながら進めていきたいと思っております。

耳塚委員長職務代理者
 運動が好きでない女子が多い。それから運動部への参加率が、女子の方が低いというのは、おそらく全国的に共通してある現象で、その全国との比較において、本県の女子が低いという説明にはならないんじゃないかと思います。特に対策を考えていく上では、分析を突き詰めていかないと、有効な方策も出てこないんじゃないかと思いますのでよろしくお願いいたします。

櫻井委員長
 それでは、もう少し突き詰めた分析をしていただくということでよろしいでしょうか。

茅野スポーツ課長
 はい、わかりました。

櫻井委員長
 以上で教育長報告事項4を終了します。

 

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生田委員
 すみません。

櫻井委員長
 はい。

生田委員
 お願いします。16ページになります。効果が上がった取組として、意義を理解させるという項目があるのですけれど、これが全国からかなり落ちているところが気になります。というのは、今回は児童生徒に対する調査なのですけれども、今回、中学生女子の体力は全国的に低いということですが、やはり、中学生女子の目線で色々と考えてみる必要があるのではないかと思うのですね。大人の目線で、全ての項目が作られているんじゃないかと。もっと言いますと、なんで運動が必要なのか、スポーツをした方がいいのか。大人だと当たり前のこととしてとらえているかと思うのですが、はたして、中学生女子の中で、その意義というものを十分に理解している生徒はどれくらいいるのかなというところが、もしかしたらカギになるのかなと思ったのです。たとえば、塩分を控えた方がいいと言われても、それがなぜいいのかということが分かったときには、普段の生活の中でも塩分を控えるようにするでしょうし、糖分を控えた方がいいと漠然と言われても甘い物好きだしなあとなりますけれども、その意義、糖分を控えなければならないその意義というものを、しっかりと認識した時には自分から積極的に糖分を控えてくれるのですね。こういった調査も、なぜ運動がいいのか、身体にとって、精神的にも良かったりするのかというのを子供たちが腑に落ちるように説明をしていく必要があるのではないかなということが一点。
 もう一点なのですけれども、12ページです。テレビの視聴時間とありますが、やはりテレビを見る時間が長くなれば長くなるほど、体が静止をしている時間が長いという関連性を持ってこういった項目が作られているかと思うのですけれども、実際、今はテレビ以上に、パソコン、携帯、スマートフォンと向き合っている時間が子供たちに多いのではないかなと思うのですね。これは全国で統一された項目だと思うので、長野県だけここに色々と付け加えることは難しいかと思うのですけれども、今後に活かすという目的で行った調査であるとすれば、テレビ以外にパソコンであったり、そういったものを加味するような調査も考えた方がいいのではないかと思いますのでお願いしたいと思います。以上です。

櫻井委員長
 はい、どうぞ。

茅野スポーツ課長
 一点目の関係でございます。17ページのところで、先ほどちょっと触れさせていただきましたけれども、2の(3)の中学生女子の運動離れへの新たな対応として、委員おっしゃるように、運動の楽しさを感じさせる体育の授業改善をしっかりと行いながら対応していきたいと思っております。
 二点目の関係ですが、これは文科省の調査でございますので、ここに新たなものを追加できるかは十分検討して対応させていただきたいと思います。

櫻井委員長
 ではもう少し突き詰めた分析と検討をしていただいて、中学生女子が楽しく運動できる状況にしていただきたいと思います。
 それでは、教育長報告事項4を終了しまして、教育長報告事項5「特別支援学校寄宿舎管理運営指針について」、成沢特別教育支援課長から説明をお願いします。

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明について、御意見、御質問ございましたらお願いいたします。生田委員どうぞ。

生田委員
 お伺いいたします。11、12ページのところ、再発防止策(中間報告)と書いてあるのですけれども、これは中間報告で最終報告は別にあると考えてよろしいのでしょうか。

成沢特別支援教育課長
 はい。先ほどお話させていただきました、倫理向上専門部会からの提言をさらに検討してこの中に入れて最終ということで考えております。

生田委員
 お伺いします。校長会というものがあるかと思うのですけれども。養護施設を持つ学校も校長会に入ると思うのですけれども、そこでも今回のわいせつ事件について話し合いがされたかと思うのですが、それをどの様な形で議論されたかというところが気になっていたのですが。例えば先生同士でしたら、小グループで熟議という形の御説明がありましたけれども、それは有効なやり方ではないかなと思うのですけれども、校長会においても、各校長先生がどのようなお考えであるのかという意見が出てくることは有効かと思うのですね。そういった形で、15校ですか、寄宿舎のある学校。15校の先生にも温度差が、これは仕方がない部分があるかと思いますが、あると思うのですね。じゃあ、これをどうやって埋めていくのか。どうやって皆さんで同じレベルの緊張感を持っていけるのかというところが、そこを作りだしていけるのかというところが、とても大切なポイントになってくるかと思うのです。私は、そういう意味においても、校長会の中においても熟議形式で、今回のわいせつ事件に関しても、議論を深めていただいて、認識の温度差を埋めていただいて、もう二度とこういったことが起こらない体制作りを是非ともしていただきたいと思います。議論というのはどのような場においても、色々な意見が出て、そこから新しい発見があってと、私はとても大切なことだと思っておりますので、是非ともその辺をお願いしたいと思います。

櫻井委員長
 はい、課長。

成沢特別支援教育課長
 校長会の関係でございます。一月の下旬に寄宿舎を持っている学校以外も含めて特別支援学校におきまして、校長先生による面談を教職員全員に行っていただきました。その結果を各学校でまとめたところでございます。それから、寄宿舎のある学校においては、保護者の面談を行っております。それも各学校においてまとめていただきました。それを基に、各学校における対策を職員全員で検討していただくという作業を行っております。その結果を3月の上旬だったと思いますが、各校長会の方に持ち寄っていただきまして対策についてお話をいただいたということであります。お話にございましたように、職員研修というものはやっていなかったものですから、今後、参考にさせていただきたいと思います。

櫻井委員長
 特に倫理向上専門部会から改善策の提言を受けての再発防止策ということでありますのでそれぞれお尋ねしたいと思います。

高木委員
 よろしいでしょうか。

櫻井委員長
 はい、高木委員。

高木委員
 まだこれは再発防止策をまとめているところですので、これから色々な工夫をしていただきたいと思うのですけど。一つ申し上げたいのは、今回、非常に厳しいと言いますか、重大な教訓を得たわけですけれども、その中に一番問題といいますか、足りなかったのは学校の中の校長の、校長だけの責任とは言いませんけれども、マネジメントがきちんと行き届かなかったために、もう少し前に手を打てば防げたところが全然防げないままに、長い時間に亘ってしまって非常に重大な結果を引き起こすことになってしまったわけです。本来はこの対応のトップのところに校長自身がどういうマネジメントをしていくかということを、そういうイメージが持てるような形で示してほしいなと。起こったことを具体的に書くということではないのですが、どういうマネジメントが足りなかったために、こういう結果に、深みにはまってしまったかということが分かるような形でやってほしいなと思います。後任の校長がどういう手を打ったから、これが出てきたんだという話もしましたし、色々な形で一番重大なマネジメントをしなければならない校長自身がそこに十分に関わりきれない、対応できない、手を打てないということを、それも反省して、これからの対応策ということになっていくと思います。是非、そういう形でまとめていただければということ、お願いしたいと思います。

櫻井委員長
 まだその管理運営指針は変えられるということですかね。

高木委員
 いえ、宿舎の問題ではなくて学校のマネジメントの問題ということで。

櫻井委員長
 成沢課長。

成沢特別支援教育課長
 はい。再発防止策の中でですね、12ページの4の(2)マネジメントの充実の①の校長のマネジメント力向上に向けた取組の検討とございますので、お話にございました部分を再度、原因といいますか、校長のこういう部分で分かったんじゃないかということを含めて検討いたしまして対策の中に掲げていきたいと思っております。

高木委員
 すみません。もう一言付け加えると校長会の中でも温度差があるんじゃないかという話がありましたけれども、校長として自分の学校、現場を運営する時にどういう心構えでやらなければならないかという、そこのところを大事に示していっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

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櫻井委員長
 はい、よろしくお願いいたします。耳塚委員はどうでしょうか。

耳塚委員長職務代理者
 この指針が基になって各学校の実情に即して管理運営計画が作られていくという説明でした。これはもちろん必要なことでありますので進めていくということだと思います。いずれも指針のレベル、計画のレベルの話でありますので、更にその中に、きちんと運用される仕組み、それは会議で確認すれば済むレベルかどうか、それは一番難し面だと思うのですけれども、結果を組織的に保証できるような仕組みという観点から見直していただければと感じました。

櫻井委員長
 成沢課長よろしいですか。

成沢特別支援教育課長
 はい。まず各学校から計画の提出を受けまして、その内容が実際の面で運用がされているかどうかというのは6月までに各学校に重点指導して確認するという方向で今のところ考えておるところであります。

櫻井委員長
 よろしいですか。伊藤教育長どうぞ。

伊藤教育長
 はい。いま、委員からいくつもの御意見をいただきました。まさにそこが重要なところでございまして、指針はこれできちっと作ったと、寄宿舎のを作ったと、また全体の再発防止策については更にこれからよりしっかりした物にしていかなければと思い、今日の意見も踏まえ、絶えず良い物にするという形で改定を行わなければならないと受け止めてございます。特に先ほどの、校長のマネジメントの面でいきますと、書いてあるということですが、再発防止策のところには校長のマネジメント力向上に向けた取組の検討をしますという文言が書いてあるだけですので、これを具体的にどういうプログラムを組んで、どういう内容で、どういう形で校長のマネジメント力の向上を図っていくのかという具体的な手立てが求められると思ってございます。また、校長会というお話が有りましたが、もちろん校長会は重要な組織でございます。校長会の中でも大いに御議論いただきたいと思いますが、あくまで県立学校の校長として、私どもが主宰する、県教委が主宰する会議の中でこの問題について校長先生方にしっかり受け止めていただき、その能力向上も含めて取り組んでいかなければいけない。これから春先、各種会議で校長先生にも集まっていただきますし、その後に地区ごとにお集まりいただく機会もあろうかと思いますので、それぞれ場面場面、くどいくらいに、他人事ではなくて我がこととして考えていただくように、教育委員会として工夫をしていかなければと思います。

櫻井委員長
 生田委員。

生田委員
 最後のページの教育委員会と校長会の取組に対する提言というところで、③の十分な調査を行わないままに行った校長処分と書かれているところは、とても不安に思うところなのですけれども。一番の再発防止策は昨年起こってしまったわいせつ事件を徹底的に検証して原因を究明することから始まると思うのですけど、この中には十分な調査を行わないまま行ったと。これは教育委員会が十分な調査を行わなかったと言っていると、そういう理解でよろしいですか。

伊藤教育長
 よろしいでしょうか。

櫻井委員長
 はい。

伊藤教育長
 私の受け止めですけれども、これは倫理向上専門部会の方からこういう御指摘をいただいているのは事実だと思います。ただ一方で、その時点では教育委員に就任してないわけでその場に居合わせておりませんけれども、処分に関する必要な調査はしっかりしたうえで、その情報に基づいて教育委員会としてその時に御判断をいただいたと思っております。ただし倫理向上専門部会の方から見るとこういう見方、厳しい意見が寄せられているということですので、その点についてこう受け取られたということを踏まえて今後の処分にあたっては、よりしっかりした調査をやっていかなければいけないという一つの厳しい御指摘として受け止めてございます。その時点、その時点ではしっかりとした調査に基づいた処分がなされたと、私は思ってございます。

櫻井委員長
 生田委員よろしいですか。

生田委員
 私もそう願っているところでございますけれども、それではこういった事件が起こった時に、誰が、いつ、どのように調査をするのかということを、昨年起こった事件の大切な教訓として見直す必要があるのではないかというのが率直なところであります。と言いますのは、今回は2人の校長先生がこの事件に関わったわけでありますけれども、その2人の校長先生の動き、指導方法というものが十分に調査されていなかったのではないかという懸念。そのことによって同じレベルの処分が下された。ですが、実際に現場に入って先生の話を聞いていく中で、対応としてはまったく違った対応がなされていた。新しい、現任の校長先生だからこそ、これは発覚したのだといった見方もできる、そういった事案も浮かんでまいりました。そういったことから、絶対に起こってはいけないのですが、万が一起こったときには 誰が、いつ、どのような調査を行っていくのかということをもう一度、教訓を踏まえて構築する必要があるのではないかと感じております。

伊藤教育長
 御指摘を踏まえて調査については、検証しながら、より正確な情報をしっかり確認をして、調査をして、その調査に基づいて処分の御判断をいただくということですので、その大前提になると思ってございます。その時々の判断になっていると思うのですけれども、校長の責任というのは、その校長がこういうマネジメントをしたからこの件が発覚できたということによって軽くするべきなのかどうかということも含めて、つまり管理監督者の責任で、その管理監督者がいるときに起きた事件に対しては、管理職とは責任を問われるし負わなければいけないというのが、管理職の責任、校長の責任であるというのは事実でありますので、そういうことも踏まえながら防止策についてはこういうことが必要だということと、もう一方では、しかし起きたことに対する処分はこうだということを、その辺を本当に丁寧にやっていくことによって、再発防止とか、今後に向けた、抑制に向けて何ができるのかというところについて、今回のことを重々我々は肝に銘じて、改善すべきは改善していかなければならないと思っております。

櫻井委員長
 よろしいですか。他には。それぞれの意見をさらにいただいていくということでありますので、しっかりとした物にしていっていただきたいと思っております。他に特になければ。これで教育長報告事項5を終了いたします。
 それではその他に移りたいと思います。初めに「4月5月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明をお願いします。

田中教育参事兼教育総務課長
 (資料説明)

櫻井委員長
 ただ今の説明にありましたとおり、次回の定例会は5月16日(木)の午後に開催をしたいと思いますがよろしいでしょうか。

全委員
 異議なし。

櫻井委員長
 御異議ございませんので、そのようにいたします。その他ございませんか。よろしいですか。それでは、以上で公開による審議は終了しました。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが傍聴人の方は退出をお願いします。

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所属課室:長野県教育委員会 

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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