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更新日:2020年3月29日
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ★☆ 教育ながの Vol.488 ☆★ 長野県教育委員会メールマガジン -平成15年(2003年)8月号- ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆2003/07/22発行◆◇
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ □■ ┃H┃E┃A┃D┃-┃L┃I┃N┃E┃ ■□■□■□■□■□ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛ ●ひろば ○中学校での体験(瀬良教育長) ●速報 ○教育委員に金子郁容さんが選任されました ●特集 ○学校給食で「地域食材の日」が始まりました ●おしらせ ○「長野県にふさわしい多部制・単位制高校について(報告書)」 が提出されました ○教育相談アドバイザーを設置しました ○職員政策研究会を開催します など ●学校HP紹介 ○松本市立旭町中学校 ●ご存知でしたか? ○高校文化部の活動を紹介しています ●あとがき ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★ 中学校での体験 ★☆★ 長野県教育委員会教育長 瀬良和征 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6月下旬の5日間、局内の仕事を何とかやりくりして、市内の中学校の3年1組と3組に各2日半づつ、子どもたちと席を並べて、授業、給食、掃除、部活など一緒に行いました。まさに、一中学生になった気持ちでした。 「百聞は一見にしかず」のたとえどおり、現場主義の大切さを実感致しました。また、現在の子どもたちが目指している自己実現の欲求に対して、いまだ社会のシステムの多く、特に学校というシステムはその半分も対応できていないのではないかとの疑問も感じました。 一緒に授業を受ける子どもたちの約半分近くは授業を理解しておらず、2割の子どもは机にうつ伏せになったり、本を開かなかったり、まったく授業に集中していない状態でした。 子どもたちと親しくなり、ちょっと教えれば全く理解できないような状態ではなく、小学校からの教育のあり方、授業内容と教え方が全ての子どもに画一的になされてきた弊害の現れがまざまざと見え、現在の子どもたちの多様で個性的な状態、かつ本来人間は成長速度、感性、性格は個々別々で画一ではないことからして、現在の学校教育の問題の深さと多さを改めて考えさせられました。 しかしながら、13歳から15歳という思春期の子どもたちの溢れるエネルギーと純真さに触れ、また、私の世代とは根本的に違う多様で個性的な思考と感性、特に私の年代と異なり、縦社会に縛られない自由なものの考え方と直感的なセンスの良さとユーモアは今後の新しい社会を築く礎になると思いました。 5日間の経験は決して長くも充分でもありませんが、知ったこと感じたことはまだまだたくさんあります。子どものことだけでなく、教師の考え方や努力の様子、あるいは父母の意見や思いについてもできるだけ学ぶ努力をしました。 さらに、機会を作って小学校、中学校、高等学校、盲学校、ろう学校、養護学校等で子どもたちと一緒に学ぶ経験をもっともっとしたいと思います。 ご協力をいただきました先生、生徒の皆さんに、この場を借りて感謝申し上げます。 ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ 速 報 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★ 教育委員に金子郁容さんが選任されました ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 7月11日に開催されました県議会本会議において、空席となっていました教育委員に、慶應義塾大学大学院教授の金子郁容さんの選任が可決されました。 任期は平成15年7月18日から平成19年7月17日までの4年間となります。 ■ 教育委員一覧 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/aramasi/sosiki.htm ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ 特 集 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★ 学校給食で「地域食材の日」が始まりました ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 6月3日、阿南町学校給食センターでの実施を皮切りに、学校給食で「地域食材の日」が始まりました。「地域食材の日」は、長野モデル事業の一つとして「学校給食に地元で取れた食材を使う日」を設けたもので、今年度から始まりました。年3回の実施を予定しています。 県内では、以前から地元の食材を使用した給食を実施している学校も多くありますが、今回の事業は県農政部と教育委員会が連携し、県内全小中学校及び盲・ろう・養護学校において、一斉に「地域食材の日」を実施することにより、地元農産物のより一層の活用と、生きた教材としての学校給食の推進を目指すものです。 現代は飽食の時代と言われ、物が豊かになり、さまざまな種類の食物を手軽に手に入れることができます。しかし、好きなものを好きなだけ食べる代償として栄養摂取のバランスに偏りが生じ、その結果、肥満の増加などによる生活習慣病の低年齢化や、体の抵抗力の低下によるアレルギー疾患等の増加など、多種多様な健康問題が増加傾向にあります。また、子供だけで食事をする、いわゆる「孤食」が増え、子供の心の発達に少なからず影響があると考えられており、社会生活上の倫理観若しくはモラルの低下が危惧されています。 子供の時に身に付けた正しい食習慣は生涯にわたって影響し、成人になってからの心身の健康状態を大きく左右します。最近では大人の間でもスローフードなどの活動が広がり、地元の食材を見直す動きが全国的に広がっています。後世に伝えるべき食文化を絶やしてはならないとの思いも、そこにあります。私たち大人も、健康を維持するため食に対する意識を高める必要があるのではないでしょうか。みなさんも、今日の夕食は地域食材を使って、昔食べたことのある懐かしいメニューはいかがでしょう? ■ 7月4日に稲荷山養護学校で「地域食材の日」が行われました。 その模様はこちらをご覧ください。 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/topic/488_1.htm ■「地域食材の日」の日程等についてはこちらから http://www.pref.nagano.lg.jp/nousei/nousei/tiikisyokuzai/syokuzai.htm ■ お問い合わせ 保健厚生課 学校給食係 電話 026-235-7444 FAX 026-234-5169 ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ お知らせ ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- 「長野県にふさわしい多部制・単位制高校について(報告書)」 が提出されました --------------------------------------------------------------- 長野県にふさわしい多部制・単位制高校について検討してきました多部制・単位制検討委員会から報告書が提出されました。 報告書では、「長野県の4通学区にそれぞれ独立校舎をもった『多部制・単位制高校』を中心校として設置することが現実的な対応策である」などとしています。 ■ 多部制・単位制高校検討委員会 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/sigoto/gakkou/tabusei/index.htm ■ お問い合わせ 高校教育課 管理係 電話 026-235-7430 FAX 026-235-7488 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- 教育相談アドバイザーを設置しました --------------------------------------------------------------- 学校の教育相談業務を支援するため、教育相談アドバイザーを設置し、前島章良さんを任用しました。 各学校で相談を希望される場合は、教学指導課までご連絡ください。 ■ 教育相談アドバイザーの主な役割 ・相談員をはじめとした学校関係者への助言・支援 ・学校の研修(総合教育センターの研修を含む)における助言・支援 など ■ お問い合わせ 教学指導課 生徒指導係 電話 026-235-7436 FAX 026-235-7495 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- 職員政策研究会を開催します --------------------------------------------------------------- NHK放送文化研究所専門員の清川輝基さんを招いて職員政策研究会を開催します。 職員に限らずどなたでも参加できますので、多数ご参加ください。 ■ 日時・場所 8月4日(月)午後2時~4時 県庁講堂 ■ 演題「人間になれない子どもたち~メディア漬けと子どもの危機~」 ■ 政策研究会の開催概要(PDF形式:5KB) http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/kaisai0804.pdf ■ お問い合わせ 教育振興課 教育改革推進係 電話 026-235-7423 FAX 026-235-7487 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○県立歴史館夏季企画展 「SOSふるさとの文化財をすくえ-伝えたい古人の心と技-」 --------------------------------------------------------------- 県立歴史館では夏季企画展「SOSふるさとの文化財をすくえ-伝えたい古人の心と技-」を開催しています。 発掘された考古資料の背景にある先人たちの息吹に迫り、現代に果たす役割を考えます。また、期間中、講演会・歴史館セミナー・体験講座(事前申込み必要)等を開催します。 ■ 開催期間 7月15日(火)~8月24日(日) (7/22、7/28、8/4、8/11、8/18は休館します) ■ お問い合わせ 県立歴史館 考古資料課(〒387-0007 更埴市屋代260-6) 電話 026-274-2000 FAX 026-274-3996 mail@npmh.net ■ 県立歴史館ホームページ http://www.npmh.net/ ---------------------------------------------------------------- ■ 盲・ろう・養護学校寄宿舎指導員の採用選考を行います http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/ksaiyou.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 盲学校理療科教員の採用選考を行います http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/rsaiyou.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 県立高校における民間人校長の募集が始まりました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/koutyou/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 人権意識の高揚を目指すポスター、作文、詩を児童生徒から募集しています http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/jinken0.htm ---------------------------------------------------------------- ■「学校環境とシックスクール問題への対応について」を掲載しました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/sick_s/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第1回教員評価検討委員会が開催されました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/hyouka/no1/moku.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第2回こどもサポートプラン推進会議が開催されました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/kodomos/moku2.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第1回放課後学習チューター調査研究推進連絡協議会が開催されました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/houkago/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第3回養護学校高等部地域化プラン研究会が開催されました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/chiikika/no3/moku.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 総合教育センター・生涯学習推進センターの施設開放を実施します http://www.edu-ctr.pref.nagano.lg.jp/kids/kaihou/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■「チャイルドラインながの」の「受け手」になるための講座が開催されます http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/topic/childline/index.htm ----------------------------------------------------------★☆-- ┏━━━━━━┓ ★★┃学校HP紹介┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ 今回は松本市立旭町中学校を紹介します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★ 「剛・愛・聡」をめざして ★☆★ 松本市立旭町中学校は、松本市の北部の自然環境に恵まれた文教地帯に位置し、県下随一の広い校庭や体育館や敷地を持つ開校56年目を迎える学校です。 学校の教育理念は、校門を入った左手の御影石に刻まれた学校教育目標「剛・愛・聡」の三本の柱を永遠の目標として受け継がれてきています。 また、全国で唯一の松本少年刑務所の矯正施設内に桐分校があり、中学校を卒業していない受刑者の中から、勉学の意欲のある生徒を集めて一年間で卒業させています。毎年10余名の生徒が在籍し、いままでに桐分校を卒業した生徒は、700名近くになります。 学校のホームページでは、学校だよりの情報を毎月掲載するなど、最新の情報提供に努めています。また、部活動のページは生徒自ら作成したものを掲載するなど、職員と生徒が力を合わせて作成しています。ホームページを見たという卒業生からのメールに励まされますと担当の方は話してくれました。 皆さんも旭町中学校のホームページへジャンプしてみませんか。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 松本市立旭町中学校ホームページ http://www.city.matsumoto.nagano.jp/www_cbox/html/j_asahimachi/index.htm …★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★… ---------------------------------------------------------------- ◆ご存知でしたか?◆ 高校文化部の活動を紹介しています ---------------------------------------------------------------- 高校文化部の全国大会や県大会などでの活動状況をホームページで紹介しています。 活躍する生徒の勇姿や作品をご覧ください。 ■ 高校文化部の活動紹介 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/topic/topics.htm#bunkabu ■ お問い合わせ 教学指導課課 高校教育指導係 電話 026-235-7435 FAX 026-235-7495 ★☆★あとがき★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 暑中お見舞い申し上げます。 まもなく1学期の終わりを迎え、学校では通知表の作成に大変な苦労をされていることと思います。小中学生の親である私としては、我が子の通知表に過度な期待をしないようにと自分に言い聞かせながら、楽しみと不安を抱えて待っているこの頃です。 子どもの良いところを誉め、もっと頑張るところを理解させる。親としての役割と思うのですが、子どもの心に残る言葉をどれだけ伝えることができているでしょうか。親に対しての通知表があったのなら、いったい何点もらえるのでしょうか…。自分に問いかけてみました。 暑い夏はこれからです。(Y) ▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽ ■ご意見、ご要望、送信先の変更などは次のアドレスへお願いします。 下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。 ■編集/発行 長野県教育委員会事務局 教育振興課 TEL:026-235-7423 Fax:026-235-7487 長野県教育委員会ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/ 長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm ▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.488 ▲△▲△▲△▲△
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