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更新日:2020年3月29日

メールマガジン教育ながの/vol.496

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇       ★☆ 教育ながの  Vol.496 ☆★        長野県教育委員会メールマガジン         -平成16年(2004年)4月号- ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 2004/3/22発行 ◆◇    ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ □■ ┃H┃E┃A┃D┃-┃L┃I┃N┃E┃ ■□■□■□■□■□ ┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛  ●ひろば  ○私の提案   (安川英昭氏:(社)長野県経営者協会会長) ●特集  ○キャリア教育・職業教育・起業家教育 ●おしらせ   ○LD・ADHD児等のための自律教育校内支援体制の手引   「みんなで支援 みんなで笑顔」を作成しました    ○個性豊かな作品をみんなに -盲・ろう・養護学校の子ども達が   描いた絵を壁紙・スクリーンセーバーに-  ○長野県埋蔵文化財センター速報展「長野県の遺跡発掘2003」  ○「able/エイブル」上映会を開催します  ○メールマガジン「教育ながの」を希望者のメールアドレスへ送信                            など   ●学校HP紹介    ○千曲市立埴生小学校「楽しく学ぼう!パソコンで計算練習」 ●ご存知でしたか?  ○市民と一緒に 自分を磨きませんか   - 各種公開講座インフォメーション - ●あとがき

   ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★… ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     ★☆  私 の 提 案  ☆★            (社)長野県経営者協会会長 安川英昭氏 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  昨年、(社)長野県経営者協会で「健全な青少年育成活動」を提案しました。従来から経営者協会は教育問題・人材育成に熱心な活動をしてきましたが、教育の仕組みや制度に関する問題提起をするだけでなく、それぞれの地域で「健全な青少年育成活動」をしようというものです。それは、家庭、地域、学校での活動など様々な取り組みが考えられます。  一つの事例として、今回、信州大学教育学部附属中学校からの要請によって企業人が教室に出掛け生徒に話をしたり、先生と懇談をしたりしました。 私も初めての経験でしたが、中学3学年150人の生徒に「社会(企業)が求めている人材」として 1)集団で仕事をする楽しさ、難しさを理解して欲しい 2)チャレンジ精神を持って、辛抱強くあきらめない 3)コミュニケーションは総ての基本という話をしました。またそのために中学校時代は 1)基礎学力と基礎体力を付けよう 2)段々と得意分野を見出そう 3)明るく積極的に生きようと要望しました。先生方35名との懇談では 1)生徒一人ひとりの強み・持ち味を引き出して欲しい 2)産業界ともっと連携をとお願いしました。  先生方は猛烈に忙しいし、先生の中には大学を卒業してすぐ学校の先生となり、将来、大部分の生徒が活躍するであろう産業社会や民間企業について知識や経験の乏しい先生もおられるようですので、いくらかでも役立てばと思っています。  今、産業界で最も重要な課題は「次代を担う人材育成」です。今後とも、学校の要望にしたがって企業人が分担して積極的に学校での健全な青少年育成に協力したり、教職員あるいはPTAと産業界との懇談を持ったりしていきたいと思います。 私の他に5名の経営者が職業観涵養に役立つ話をしましたが、それぞれにすばらしい話しをしています。只今、小冊子をつくっていますので、ご希望がありましたら、多少お分けできる余裕があると思います。 また、今後、県内でこのような「出前授業」を希望する学校がありましたら、都合の付く限り産業界から企業人が分担して応じてまいりたいと思いますので、県経営者協会事務局にコンタクしてください。  ■ 責任者;関安雄専務理事、担当;岡村重信事務局長、   担当職員;浅川裕司・柿崎等子    電話 026-235-3522 ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ ≡≡ <安川英昭(やすかわ・ひであき)氏略歴> セイコーエプソン(株)代表取締役会長。(社)長野県経営者協会会長、(社)日本経済団体連合会常任理事など公職多数    ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ 特  集 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★ ┗━━━━━━┛ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  ★☆★  キャリア教育・職業教育・起業家教育   ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  今、キャリア教育の重要性が声高に叫ばれるようになりました。文部科学省でも、この1月28日に報告書を公表し、教育委員会や学校における「キャリア教育」に関する取り組みの充実を促しています。 ◇キャリア教育の推進に関する総合的調査研究協力者会議報告書 (文部科学省) http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/01/04012801/002.htm  キャリア教育が、なぜここまで重要視されるようになったのか?それには大きく分けて二つの要因があるように思います。  一つは、言うまでもなく高校・大学を卒業しても、正規の就職をせずにアルバイト生活を過ごす”フリーター”と呼ばれる若者の増加です。内閣府の報告書によれば、2001年のフリーター数は417万人。これが、ピークの2010年には478万人に達するという試算もあります(UFJ総合研究所試算)。  今や若者の5人に1人がフリーターと言われる状況は、社会的にも経済的にも望ましい状況とは言えないため、学校教育においても、対処を行っていこうというものです。 このメルマガ冒頭の長野県経営者協会の取り組みも、このような問題意識から行われていると思いますし、県教委が県立高等学校で行っている「『ずく出せ修行』就業体験事業(インターンシップ事業)」や諏訪市教育委員会が市内全ての小中学校において実施している「地域密着型ものづくり講座(会社経営者による出前授業)」も同様でしょう。 児童生徒に職場体験をさせたり、企業経営者などの授業が目指すものは、子どもたちに早い段階から職業観を持ってもらおうとするもので、「職業観を育む教育=職業教育」と言えるものだと思います。  もう一つの要因は、ちょっと厳しいのですが、「日本の教育が実社会に出てから本当に役に立っているのか」という疑問です。次のレポートが現在の日本教育への疑問を提起している典型例です。 ┌──────────────────────────────┐ │ 鈴木隆(37)は東大法学部を出て勤めたマッキンゼーやJPモル│ │ガンで、ことあるごとに「君はどう考えるの?」「君の意見の背景│ │は?」と問いかけられた。たいていは答えに窮する。「自分が受け│ │た教育は役に立ったのか」 │ │ 素朴な疑問が出発点だった。会社を辞め、昨春、貯金をはたいて│ │東京・吉祥に株式会社形態の”小学校”を開いた。教師5人、子供│ │も5人。教科書は使わない。「思考するくせをつける邪魔になる」│ │からだ。 │ │(2003年1月18日 日本経済新聞「日本病を断つ」から引用) │ └──────────────────────────────┘  「日本の教育が本当に役に立っているのか」という疑問は、産業構造のシフトとそれにともなう求められる社会人像の変化から生まれているものと思われます。 すなわち、日本の産業が単純な組み立て産業から、研究開発・デザイン・IT・マーケティング・金融といった頭脳産業へとシフトした結果、若者に求める能力が単なる知識力ではなく、情報収集・編集能力、問題発見・解決能力、コミュニケーション力、交渉力へと変化しているのに、日本の教育は知識を一方的に情報として与えるだけで、その情報を活用し考えたり、自分の考えに基づき行動したり、他人へ自分の考えを伝えたり、ディスカッションしたりする訓練がほとんど行われていないのではないかという疑問が深まっているのです。  そこで、知識を一方的に児童生徒に教え込む教育から脱皮し、社会の仕組みや会社の仕事の進め方そのものを、学校の授業の中で扱っていこうという動きも活発になりつつあります。このような教育は、先の「職業教育」に対して、「起業家教育」と呼ばれることが多いようです。  「起業家教育」というと、経営者・創業者を生み出すための特殊な教育と思われがちですが、現在では普通のビジネスマンや社会人にもチャレンジ精神や自律的に「自ら課題を発見し、自分で方策を考え、実行する」能力が求められており、これらの能力や意欲を「起業家マインド」と総称することから、「起業家教育」と呼ぶのだそうです。  まだ、「起業家教育」は学校教育関係者にはなじみの薄いものですので、代表的な例を二つ紹介してみたいと思います。  最初は、大手総合商社を退職した船橋力さんが創業した教育ベンチャー企業「ウィル・シード」の「トレーディング(貿易取引)ゲーム」です。「ゲーム」というと眉をひそめる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してテレビゲームの類(たぐい)ではありません。このゲームを中心とする教育プログラムは、既にソニーをはじめとする大手企業200 社でも社内の人材研修に導入されているほか、埼玉県川口市、新潟県長岡市などの教育委員会も導入し、市内の小中学生が取り組んでいます。 その概要はというと、クラスの仲間が数グループに分かれ、各グループはそれぞれ独立国となります。各独立国は、「資源はあるが、お金も生産設備もない国」「資源も設備もお金もないが、技術力(人材)は豊富な国」、「お金はあるけど、資源はない国」といったように、各国は不平等な初期設定となっています。こうした状況の中で、自分の国で余っているものを他国に売ったり、国際金融機関からお金を借りたりしながら、どの国が一番豊かになれるかを競っていきます。このゲームの間には、突然、天災で生産設備が痛んだり、銀行が倒産したりもするので、情勢の変化にも敏感に、先を読む力も必要ですし、他国との交渉力も必要です。 このプログラムが想定しているのは小学校6年生から高校生で、授業時間数としては全6時間ほどとなっています。 ◇ウィル・シード学校教育事業ホームページ http://www.willseed.com/  次にご紹介するのは、日本経済新聞社が開発した「日経エデュケーションプログラム」です。こちらに関しては、上田千曲高校が今年度導入しましたので、その体験談からプログラムの概要を感じ取っていただきたいと思います。 ┌──────────────────────────────┐ │    日経エデュケーションプログラムを実践してみて    │ │                              │ │          長野県上田千曲高等学校 商業科 荒井浩志│ │                              │ │ この場をお借りして日経エデュケーションプログラムを1年間取 │ │り入れてきた経過をご説明するとともに一年間の総括をしたい。 │ │ まず、なぜ、日経エデュケーションプログラムを取り入れたであ│ │るが、かねてより商業科の教員として机上の学習(教科書)だけで│ │なく、実社会の旬の教材を生徒に提供できないかをかねてから考え│ │ていた。誰でも一度は学生時代「この勉強が将来役にたつの?」と│ │言う疑問が浮かぶのではないだろうか。そのような疑問を打ち破る│ │べく教材を捜し求めていた。また生徒には高等学校の職業科の生徒│ │として、実社会のありのままを体験して欲しいという願いはかねが│ │ね抱いていた。                       │ │ 昨年、日経新聞の広告から「日経エデュケーションプログラム」│ │を知り導入を検討しはじめた。内容・費用の検討などクリアすべき│ │問題も多かったが、東京の日経新聞本社での説明会でワークブック│ │を実際手にし、日経の担当者の誠意ある説明等から正式に導入を決│ │定した。                          │ │ 生徒の対象は上田千曲高等学校商業科3年。課題研究の授業であ │ │る。パソコンの台数の制約から、16名の生徒を対象とした。 │ │ 「日経エデュケーションプログラム」は3つのコースがある。企│ │業探求プログラム(コーポレートアクセスコース)の内容を簡単に│ │説明すると、生徒が架空ではなく実在している株式会社に、就職活│ │動をし採用され実際に仕事をするのである(模擬ではあるが)。も│ │しも企業担当者が本当に使える仕事・アイディアと考えたなら本当│ │に採用され世に出る。                    │ │ 日経のホームページでは次のように掲載されている。     │ │                              │ │「企業探求プログラム コーポレートアクセスコース」     │ │ 『企業にまつわるさまざまな体験的活動を通して、職業や経済 │ │活動への理解を深めるコースです。近年さらに注目の高まる企業に│ │おけるインターンシップを、教室で体験学習するための学習プログ│ │ラムです。インターンを体験するにあたり、まず各自の職業意識を│ │確認し、「働くこと」の意味や意義を考えます。その上で、6社の│ │インターン受入先企業(実在の企業6社)が紹介され、希望の1社 │ │を選択します。体験企業決定後は、そこでの仕事や企業文化を学び│ │ながら、段階に応じていくつかの業務を遂行していきます。各企業│ │から出されるアンケートを、生徒の身近にいるユーザーから集め、│ │結果を発表したり、さらなる調査・研究により内容を分析すること│ │で、スキルを身につけるとともに各企業での仕事の体験と理解を深│ │めます。体験活動の仕上げには、企業ごとに課題解決に取り組みま│ │す。資料を作成し、チーム・プレゼンテーションを行い、チームワ│ │ークの大切さも学んでいきます。』              │ │                              │ │ 授業を終えてのある生徒の感想を紹介する。         │ │ 「私は積水化学についての勉強をしました。自分たちで理想的な│ │夢のマイホームを考えると言うことは簡単なことではなく、お客様│ │に喜ばれるにはどのようにしたら良いだろうか、など随分頭を悩ま│ │されました。逆の立場になって、改めて家の構造を考える人たちは│ │すごいなと実感しました。」 (女子)              │ │                              │ │ 今回は、この「企業探求プログラム」に加え、著名企業経営者の│ │人生から生徒自身の進路を考える「進路探求プログラム」も導入し│ │た。「進路探求プログラム」で学んだ生徒の感想も紹介する。  │ │                              │ │ 「高校最後の一年間私は、課題研究の授業の中で、一番印象的だ│ │ったのが、カップラーメンを開発させた安藤百福さんの人生につい│ │てコンピュータを使って詳しくまとめたことです。百福さんが生ま│ │れた年に何が起きたとか、どのように会社を設立させたか。今に至│ │るまでの社会の動きを調べました。私はこの授業を取り組む中で、│ │グループで協力し合い、一人一人が最後まで一生懸命頑張った時の│ │嬉しさは今でも覚えています。百福さんの人生は素晴らしいと思い│ │ました。私も将来何事にも負けず、夢を叶えたいです。最後に・・│ │卒業してからはこのような授業を受けられないと思うので、是非今│ │年三年生になる生徒達にこの授業を受けて、千曲高校を卒業してほ│ │しいと思いました。」(女子)                │ │                              │ │ 日経のプログラムを一年間導入してきて、生徒たちにとって、と│ │てもよい経験を積んだと考えている。生徒が目を輝かせて取り組む│ │ことができたのは、例えば、「この車の販売プランの出来がよけれ│ │ば、日産のゴーン社長の目の前でプレゼンテーションができる。」│ │「こんなゲームソフトあるといいなと言う案が、コナミのゲームに│ │採用されるかもしれない」という実在する企業の中に自分たちは存│ │在しているという気持ちであった。このような新鮮な気持ちで授業│ │に取り組めたのは初めてであったようだ。また、自分で学習した成│ │果をプレゼンテーション・ディベート・ドキュメンタリー作品の作│ │成・チームでのディスカッションなど、従来の授業とは違う発表の│ │仕方であったことも、生徒の学習に対する意欲に影響していたよう│ │だ。                            │ │ 日経さんとしては導入初年度とのことで、今後も発展していく教│ │材であると認識している。導入に当たっては、生徒の実情・学年・│ │進路希望等を考慮し臨機応変に対応すると、とてもよい教材になり│ │えるのではないだろうか。                  │ └──────────────────────────────┘  この日経エデュケーションプログラムのすごいのは、インターネットを駆使して、実在する企業からテーマが与えられ、そのテーマに対する1年間の授業(もちろん授業の場面毎に、企業側からのアドバイスもある)での成果を、企業トップの前で発表できる機会が設けられている点です。実際、2月末に東京で行われた発表会では、日産のカルロス・ゴーン社長やクロネコヤマトの小倉元社長の前で、高校生らが自分たちの企画案を発表したと聞いています。このような仕掛けにより、生徒がよりダイレクトに企業というものを学べるようになっているのです。 ちなみに、このプログラムが想定しているのは主に高校生で、年間26 時間で学ぶ授業内容が、ワークブック(教科書)形式で提供されます(ワークブック(教科書)の表紙は生徒一人ひとりが違ったものになるように40種類もある懲りようです)。 ◇日経エデュケーションプログラム(日本経済新聞社) http://www.edu.nikkei.co.jp/  最後に、このような「起業家教育」に関しては、まだ評価が定まらないことや、その導入の経費負担をどうするかなどの課題があり、学校教育において、幅広く導入されているという段階とは言えません。 そのため、経済産業省が旗振り役となって「起業家教育促進事業」が展開されています。先にご紹介した「ウィル・シード」の川口市や長岡市での導入事例も、この「起業家教育促進事業」を活用したものです。 経済産業省の「起業家教育促進事業」は、平成15年度6,000万円から平成16年度は3億円と予算が5倍増となっており、現在、起業家教育を実践するモデル自治体を3月31日を〆切として、募集中です。 ご興味のある方は、是非、お問い合わせください。 「起業家教育モデル自治体」の募集について~全国都道府県市区町村の学校教育関係者の皆様へ~(経済産業省) http://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/model_jichitai.html ┌──────────────────────────────┐ │ 本文中でご紹介した「ウィルシード」、「日経エデュケーション│ │プログラム」、「経済産業省 起業家教育促進事業」に関する資料│ │が必要な方は、次までお問い合わせください。 │ │ 資料をお送りすると共に、それぞれのプログラムの担当者をご紹│ │介いたします。 │ │ │ │■教育振興課教育改革推進係(担当:高橋功) │ │ TEL 026-235-7423 FAX 026-235-7487 │  └──────────────────────────────┘   ┏━━━━━━┓ ★ ★┃ お知らせ ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★   ┗━━━━━━┛ --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ LD・ADHD児等のための自律教育校内支援体制の手引   「みんなで支援 みんなが笑顔」を作成しました ---------------------------------------------------------------  近年、通常の学級に在籍するLD・ADHD等のある児童生徒への対応が緊急かつ重要な課題となってきています。 これからは、LD・ADHD等の特別な教育的支援の必要な児童生徒がどの学級にもいることを前提に、学校経営・学級経営をする必要があります。  そこで、県教育委員会では、LD・ADHD等のある児童生徒を支援するための校内支援体制の構築や運営のあり方についてまとめた手引を作成し、小中学校などへ配布しました。 県教育委員会のホームページにも掲載していますので、今後の取り組みの参考にしてください。 ■ LD・ADHD児等のための自律教育校内支援体制の手引  「みんなで支援 みんなが笑顔」 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/jiritsu/jiritsu_1.htm ■ お問い合わせ  自律教育課 指導係  電話 026-235-7456  FAX 026-235-7494 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 個性豊かな作品をみんなに     -盲・ろう・養護学校の子ども達が        描いた絵を壁紙・スクリーンセーバーに- ----------------------------------------------------------------  盲・ろう・養護学校に通う子ども達が描いた絵を集めて、平成15年度のゼロ予算事業「個性豊かな作品をみんなに」により、壁紙とスクリーンセーバーを作成しました。 壁紙については、カレンダーを付けました。壁紙・スクリーンセーバーともに県教育委員会のホームページへ掲載しています。 皆さんのパソコンを子ども達の絵で飾ってみませんか。 ■ 個性豊かな作品をみんなに http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/jiritsu/kabe.htm ■ お問い合わせ  自律教育課 指導係  電話 026-235-7456  FAX 026-235-7494 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇---  ●○長野県埋蔵文化財センター速報展        -長野県の遺跡発掘2003- ---------------------------------------------------------------  日本最古級の年代が測定された信濃町貫ノ木(かんのき)遺跡出土土器など、県埋蔵文化財センターが調査した遺跡を中心として、県内各地で近年話題となった出土品を集めて展示します。 現在、報告書刊行に向け整理中の資料も多数展示しております。この機会にぜひご覧ください。  ◎県立歴史館での展示  ◇ 開催期間:平成16年3月13日(土)~5月9日(日)  ◇ 遺跡調査報告会     講演会:平成16年4月11日(日)(聴講無料)  ◎県伊那文化会館での展示   ◇ 開催期間:平成16年7月1日(木)~7月11日(日)   ■ お問い合わせ  県埋蔵文化財センター  電話:026-293-5926  FAX:026-293-8157    maibun@avis.ne.jp ---------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「人権つうしん」をホームページでお届けします ---------------------------------------------------------------  「人権つうしん」は、社会人権教育啓発資料として、企業等に配布してきましたが、県教育委員会のホームページに掲載し広くご覧いただくことにしました。 【第29号の主な掲載内容】 ○ 「聴導犬「みかん」とともに」 ○ 外国人の人権~文化の違いを豊かさに~ ○ セクハラ問題を解決した企業の人権教育 ○ 人権意識の高揚を目指す作文・詩 入選作品  ○ 啓発ビデオの紹介        その他 ■「人権つうしん」 http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/jinken/jinken51.htm ■このほか様々な人権教育資料を県教育委員会のホームページ上で   公開しています。是非、活用してください。  http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/jinken/kasyokai.htm ■お問い合わせ 人権教育課 指導係 電話 026-235-7452 FAX 026-235-7490 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○メールマガジン「教育ながの」を    希望者のメールアドレスへの送信します ---------------------------------------------------------------  メールマガジン「教育ながの」は、県内教育関係機関の代表メールアドレスへ配信するとともに、ホームページに掲載してきました。読者の皆さまから、個人のメールアドレスへ配信できないかとのお問合せをいただくこともありましたが、今までは対応ができませんでした。  そんな希望に応えるべく、このたび、配信方法を変更して、希望される方全員に配信することとしました。 配信登録は県教育委員会のホームページから簡単にできますので、多数の方のご利用をお待ちしています。  なお、県内教育関係機関の代表メールアドレスへの送信は、今までどおり継続します。 ■メールマガジン「教育ながの」配信登録はこちらから http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/kouhou/mailmaga.htm ■お問い合わせ 教育振興課 教育改革推進係 電話 026-235-7423 FAX 026-235-7487 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「able/エイブル」上映会を開催します ---------------------------------------------------------------  来年開催される2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野へ向けて、知的障害者への理解と認識を深めるため、1999年夏季世界大会へ参加した2人のアスリートの日常生活を追ったドキュメンタリー映画「able/エイブル」の上映会を開催します。 大勢の皆さんをご来場をお待ちしています。 ■ 日時・会場   4月 8日(木) 17:30~19:15 県庁講堂(長野市)  4月12日(月) 17:30~19:15 北信合庁講堂(中野市)   4月15日(木) 17:30~19:15 佐久合庁講堂(佐久市) 4月19日(月) 17:30~19:15 飯田合庁講堂(飯田市) 4月21日(水) 17:30~19:15 松本合庁講堂(松本市)   4月23日(金) 17:30~19:15 大町合庁講堂(大町市) ■ 映画の内容 http://www.film-able.com/ をご覧ください ■ 参加費  無料 ■ 参加申込 事前の申込みは不要です。直接会場へお出かけくささい。 ■ お問い合わせ  障害福祉課 スペシャルオリンピック担当  電話 026-235-7109 ■ 参考情報 授業に活用するための研究教材として、ビデオ版の「able」を 教育委事務所で貸し出ししています。 --------------------------------------------------◇◆◇◆◇--- ●○ 「信州教育フォーラム」講演会の参加申込みの    受付を終了しました ---------------------------------------------------------------  3月25日(木)に開催する「信州教育フォーラム」の午後の義家弘介氏と高塚人志氏の講演会については、定員に達しましたので、3月19日をもって参加申込みの受付を終了しました。 多数の方にお申込みいただき、ありがとうございました。 なお、参加される職員は、駐車場がないため、必ず公共交通機関をご利用ください。 ■信州教育フォーラム http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/topic/kouen0325.htm ■ お問い合わせ  教育振興課 教育改革推進係  電話 026-235-7423  FAX 026-235-7487  --------------------------------------------------◇◆◇◆◇---  ●○ 「こんな悩みなんとかしたい」      新中学1年生向け広報誌を発行します ---------------------------------------------------------------  県教育委員会では、新中学1年生向けに「こんな悩みなんとかしたい」と題した広報誌を作成しました。中学生の抱える様々な悩み50項目についてQ&A方式で解決へのきっかけとなる事柄を掲載しています。 近日中に各学校へお届けしますので、中学1年生に配布してください。 配布の際に、子ども達に「何か困ったことがあったら読んでほしい。そして、まず、書いてあることを実行してみてほしい。」と伝えていただきたいと思います。 なお、配布に先立ち、県教育委員会のホームページに掲載しますので是非、ご覧ください。 ■「こんな悩みなんとかしたい」(3月30日に掲載予定です。) http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/kouhou/nayamij.htm ■ お問い合わせ  教育振興課 教育改革推進係  電話 026-235-7423  FAX 026-235-7487  --------------------------------------------------------------- ■ 平成15年度児童生徒教育委員会表彰の受賞者が決定しました  表彰式は3月23日(火)県庁講堂で行われます(PDF形式) http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/teireikai/810/810_015.pdf ---------------------------------------------------------------- ■ 長野県道徳教育振興会議の提言 http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/doutoku/index15.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 羽ばたこう!未知の世界へ-地域間交流をすすめるために- http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/kouryu/kouryu.htm --------------------------------------------------------------- ■ 学校における高病原性鳥インフルエンザ対策について http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/gakkou/toriinf.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第810回教育委員会定例会を開催しました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/teireikai/810/810.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第2回高等学校改革プラン検討委員会を開催しました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/kaikakup/moku02.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第8回養護学校高等部地域化プラン研究会を開催しました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/chiikika/index.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 第12回中学校運動部活動「長野モデル」検討委員会を開催しました http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/shingikai/bukatu/no12/moku.htm ---------------------------------------------------------------- ■ 平成16年度教職員人事異動をホームページに掲載しています 第1次発表(3月19日発表) http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/idou/idou1.htm  第2次発表(3月24日発表予定。発表後掲載します。) http://www.nagano-c.ed.jp/kenkyoi/jouhou/idou/idou2.htm    ┏━━━━━━┓ ★ ★┃学校HP紹介┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★   ┗━━━━━━┛    ÷×+- 楽しく学ぼう! パソコンで計算練習 -+×÷            千曲市立埴生小学校 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  昨年9月に1市2町が合併し千曲市が誕生しました。埴生小学校は、その千曲市にあります。  埴生小学校では、平成15年度から学校ホームページ上に「パソコンで学習」のコーナーを設け、算数の勉強に役立つ問題を学年毎に掲載しています。 子ども達がパソコンを使い納得しながら、問題を解くことにより、自然に計算力が身につくことを期待して作られています。 掲載している問題を作成したり、入力された解答へのメッセージを考えたりと、すべて埴生小学校の先生方の手づくりです。「残念、こんどは気をつけて」「0を忘れていませんか」など誤解答へのメッセージも工夫されていて、子ども達が励まされながら、チャレンジできるよう考えられています。  現在は2年生から5年生までの問題を掲載していますが、近々、1年生及び6年生向けの問題も掲載予定とのことです。 また、各学年で修得すべき計算領域を網羅するために、内容の充実に努めていているとのことで、益々使い勝手の良いコンテンツとなっていくことでしょう。 皆さんも「パソコンで学習」にチャレンジしてみませんか。 ■ 千曲市立埴生小学校ホームページ  http://www.chikuma-ngn.ed.jp/~hanyuel/ ---------------------------------------------------------★☆--- ◆◇ ご存知でしたか?  ● 市民と一緒に 自分を磨きませんか ○      - 各種公開講座インフォメーション -  ---------------------------------------------------------------- ■ 子どもの心を学ぶ会 ◇ 日 時:4月~8月 毎月第1木曜日 午後7時~9時 ◇ 場 所:もんぜんぷら座(長野市新田町 旧ダイエービル)3階 ◇ 講 師:小林正信さん(精神科医、虹の村診療所長、前・信州大学保健管理センター講師、長野県生徒指導総合対策委員会委員) ◇ 内 容:4月1日(第1回) 就学前  5月6日(第2回) 小学校時代      6月3日(第3回) 中学時代   7月1日(第4回) 思春期後期      8月5日(第5回) 青年期とまとめ ◇ 参加費:毎回2,000円(5回10,000円) ◇ 申込み:氏名・住所・連絡先(電話番号等)と参加希望月を記載し FAX 026-243-2136 へお申し込みください。 ■ コーチング ・初めてのコーチング「あなたは相手の話を聴いていますか?」   日 時:3月27日(土)9:30~11:30    場 所:県勤労者福祉センター(長野市旭町1108)   定 員:16名(要予約)   参加費:2,000円 ・初めてのコーチング「相手の考え、問いかけてみよう」   日 時:5月23日(日)9:30~11:30    場 所:勤労者会館しなのき(長野市西鶴賀町1481-1)   定 員:16名(要予約)   参加費:2,000円 ・コーチング基本スキルコース(3ヶ月全6回)   日 時:4月11日(日)、5月9日(日)、5月23日(日)       6月6日(日)、6月20日(日)、7月4日(日)       各回とも午後2時から4時30分   場 所:勤労者会館しなのき(長野市西鶴賀町1481-1)   定 員:16名(要予約)   参加費:35,000円 ◇ 申込み:氏名・住所・連絡先(電話番号など)と参加希望コースを      記載して、FAX 026-254-8495へお申し込みください。 ◇ 問合先:兼重コーチング事務所(TEL 026-254-8495)      http://www.breathnet.jp/kaneshige/index.htm ■ 信州自由学舎・外国人人権ネット合同合宿  日本の教育、福祉・医療、環境、、、を徹底討論する一泊合宿です。  神野直彦流の財政社会学と宇沢弘文流コモンズ理論(信州ご当地では野沢組、和合会、割り地慣行、相返し等)そして討議デモクラシーやポピュリズムの勉強会を兼ねています。 ◇ 日 時:4月24日(土)14:00~4月25日(日)12:00 ◇ 内 容: ・セッション#1(24日14:00~17:00)   「メディア教育―理屈じゃなく、体でわかるメディア表現」      担当 林直哉氏(現・東大メルプロジェクト)      参考図書 「メディア・リテラシー」 菅谷明子 岩波新書 ・セッション#2(25日09:00~12:00)  「”新しい子ども”たちの登場―社会的自立が難しい子どもたち」      担当 河上亮一氏(プロ教師の会)      参考図書 「学校崩壊」 河上亮一 草思社 ◇ 場 所:妙高高原YMCAロッジ       新潟県中頸城群妙高高原町池の平温泉(いもり池そば)       TEL 0255-86-2171(代) FAX 0255-86-450 ◇ 参加費:6,000円(宿泊費・食費込み) ◇ 申込み:参加者は二週間前までにFAXでお申し込みください。        上高井郡小布施町 栗の木診療所 内坂徹              TEL 026-242-6565 FAX 026-242-6566 ◇ その他:事前に課題図書をお読みの上、ご参加ください  課題図書:  「システム改革の政治経済学」 神野直彦 岩波書店  「市民の政治学」討議デモクラシーとは何か 篠原一 岩波新書 ■ 長野いのちの電話開局10周年記念講演会 「生死を問うー何のために生きるのか」 ◇ 日 時:5月9日(日)午後2時~4時 ◇ 場 所:県民文化会館小ホール ◇ 講 師:大嶺顕さん(浄土真宗本願寺派教学伝導研究センタ顧問)      大江真道さん(日本キリスト教協議会宗教研究所顧問) ◇ 参加費:1,000円 ◇ 申込み:当日、直接会場にお越しください。 ◇ 問合先:長野いのちの電話 TEL 026-225-1000       松本いのちの電話 TEL 0263-28-2303 ★☆★ あとがき ★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  メールマガジン「教育ながの」4月号をお届けします。 卒業式、高校入試発表、人事異動と1年の締めくくりと新しい年への学校体制づくりで、慌ただしい日々を過ごされていると思います。 新年度の学校体制づくりの中で、『学校の禁煙化』についても教職員の間で議論を深めていただきたいなーと願っています。最近発行された埼玉県教育委員会のメールマガジンでも「学校からたばこの煙をなくそう」という記事が出ていました。 県庁内でも、現在の『県有施設の建物内禁煙』から更にたばこ対策を進めるためにどのような取り組みを行うかについて、議論を続けています。方向性が出てきましたら、改めてお知らせします。(130) ◆ 埼玉県教育委員会メールマガジン http://www.pref.saitama.jp/kyouiku/saita-magajin/mail_maga_040319.html ◆ 学校の禁煙化を支援するページ(自治体別の学校禁煙情報) http://nosmoke.hp.infoseek.co.jp/gakkou/jititai.htm ---------------------------------------------------------------- ※4月1日から県教育委員会事務局の組織が再編され予定です。 新組織の名称、電話番号、メールアドレス等については、 決定次第ホームページ等でお知らせします。                                  ▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽ ■ご意見、ご要望、送信先の変更などは次のアドレスへお願いします。   下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。 ■編集/発行 長野県教育委員会事務局 教育振興課  TEL:026-235-7423 Fax:026-235-7487   長野県教育委員会ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/ 長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm ▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.496 ▲△▲△▲△▲△

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所属課室:長野県教育委員会事務局教育政策課

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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