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更新日:2021年10月6日
五郎兵衛水路と頭首工 |
稲作は遠く弥生時代に始まり、以来、米を作るための水争いはいつの時代も繰り返されてきました。大規模な用水の開発は、江戸時代の新田開発の奨励以後開田と併せて行われてきました。
先人の努力により引かれてきた農業用水は、農作物栽培に必要な水として古くから農地を潤し、人々の生活用水としても広く地域で利用されてきました。
現在は、幾多の先人の意思を引き継ぎながら「かんがい排水整備」を実施しています。
長野県では、主に用水確保を目的として、農業用ダム、ため池、頭首工、水路、揚水機などの施設を整備してきました。昨今、主要作物が水稲から果樹、野菜等へ移行しつつあり、用水へのニーズも大きく変わり新たな整備の必要も生じてきています。
これからは、老朽化等により補修・更新の必要が生じている施設を早急に整備するとともに、集落内や、自然環境に恵まれた地域の用排水路は、生態系や景観などに配慮し、快適な生活空間を演出する地域資源としての施設整備も併せて進めていくことも必要とされています。
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