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犀川安曇野流域下水道事務所
犀川安曇野流域下水道事務所が所管する安曇野市(旧明科町を除く)と松本市(旧梓川村)の流域は、長野県のほぼ中央部に位置し、豊かな自然と優れた景観に恵まれ、観光や豊富な水の恵みを活用した産業が盛んな田園産業都市です。「安曇野」とは、安曇野市を中心とし、北安曇地域の一部と松本市梓川地区を含む総称です。
安曇野の西側には燕岳(つばくろだけ、標高2,763m)、大天井岳(おてんしょうだけ、又は、だいてんじょうだけ、標高2,922m)、常念岳(じょうねんだけ、標高2,857m)、蝶ヶ岳(ちょうがたけ、標高2,677m)など3千m級の山々が連なる北アルプス連峰がそびえ立ち、中部山岳国立公園となっています。これら山岳地帯を源として高瀬川、穂高川、烏川、黒沢川、万水川などが流れ、上高地を源とする犀川と合流し、豊かな水環境をもたらしています。これらの河川により、なだらかな扇状地や平地が形成されたことで、「安曇野」を象徴する田園風景が広がり、「安曇平」とも呼ばれ、多くの人に親しまれています。
安曇平はフォッサマグナの西縁に位置し、糸魚川静岡構造線とそれに並行して走る断層が存在する構造となっています。国の地震調査研究推進本部は「糸魚川-静岡構造線断層帯の長期評価(第二版)」を平成27年4月24日に発表し、マグニチュード8程度の地震の発生確率が、小谷から明科の区間は0.008%~15%、明科から諏訪湖南方の区間は13%~30%であるとしています。
地層は、沖積層及び洪積層で構成され、洪積層は北アルプスの山麓から約2kmの幅で南北に分布し、耕地を形成しています。山麓から流れ出る河川は、砂礫層のため水の浸透性が極めて大きく、一級河川黒沢川は、いわゆる尻無川となっています。上流部で伏流した水は、三川合流地帯で湧水となって現れ、これを利用したワサビの栽培やニジマスの養殖は全国的に知られています。
また、北アルプスのうち常念岳より南方の山地は堆積岩の古生層で、北方の山地は火成岩の花崗岩地帯となっています。
安曇平の過去10年間の気象状況は、年平均気温が約12℃、平均年間降水量が約1,100ミリであり、県下では比較的小雨地帯に属しています。冬は厳寒の日が多く、夏は高温で内陸的気候のため、四季を通じ昼夜の気温差が大きいです。過去10年以前の10年間と比較すると、気温、降水量ともに大きな変化はありません。
観測所名 |
穂高 |
長野 |
上田 |
飯田 |
諏訪 |
---|---|---|---|---|---|
2003年から2012年まで |
11.8℃ |
12.2℃ |
12.0℃ |
13.1℃ |
11.4℃ |
2013年から2022年まで |
12.0℃ |
12.6℃ |
12.4℃ |
13.3℃ |
11.8℃ |
観測所名 |
穂高 |
長野 |
上田 |
飯田 |
諏訪 |
---|---|---|---|---|---|
2003年から2012年まで | 1,153mm | 977mm | 929mm | 1,772mm | 1,327mm |
2013年から2022年まで | 1,089mm | 1,023mm | 942mm | 1,763mm | 1,373mm |
所長:八町 博明 |
課名 |
業務内容 |
管理課 |
|
整備課 |
|
電車でお越しになる場合は、豊科駅からタクシー又は、安曇野シェアサイクル(4月~11月、スマホアプリで会員登録必要)などの手段があります。
年月 | 出来事 |
平成2年度 | 基礎調査実施 |
平成3年度 | 基本計画及び事業計画策定 |
平成3年7月 | 終末処理場施設建設予定地の豊科町徳次郎区に計画説明 |
平成4年2月 | 都市計画決定 |
平成4年3月 | 「第2種流域下水道」として事業採択 |
平成4年6月 | 下水道法・都市計画法事業認可 |
平成4年9月 | 終末処理場施設建設について徳次郎区と基本合意 |
平成4年12月 | 豊科梓川幹線管渠工事着手 |
平成5年2月 | 処理場の用地測量着手 |
平成5年9月 | 穂高幹線管渠工事着手 |
平成5年10月 | 終末処理場用地買収単価合意/終末処理場用地調印式 |
平成6年7月 | 堀金幹線管渠工事着手 |
平成6年12月 | 終末処理場建設工事起工式/水処理施設第1系列着手 |
平成9年2月 | 犀川安曇野流域下水道維持管理運営協議会設立/維持管理負担金協定書調印 |
平成9年11月 | 通水式・三郷幹線管渠工事着手 |
平成9年12月 | 豊科町と穂高町の一部を供用開始(水処理施設第1系列暫定供用) |
平成10年5月 | 堀金村の一部を供用開始 |
平成10年11月 | 水処理施設第2系列着手 |
平成10年12月 | 水処理施設第1系列完成 |
平成11年7月 | 沈砂池建設工事着手 |
平成11年10月 | 梓村と三郷村の一部を供用開始 |
平成11年12月 | 有明中継ポンプ場・穂高中継ポンプ場着手 |
平成12年1月 | 水処理施設第3系列着手 |
平成12年3月 | 水処理施設第2系列完成 |
平成13年3月 | 沈砂池完成/有明中継ポンプ場完成 |
平成13年6月 | 汚泥処理棟増設工事着手 |
平成13年9月 | ブロア棟増設工事着手 |
平成13年11月 | 穂高中継ポンプ場完成 |
平成14年5月 | ブロア棟増設工事完了 |
平成14年7月 | 水処理施設第3系列完成 |
平成14年10月 | 汚泥処理棟増設工事完了/水処理施設第4系列着手 |
平成16年10月 | 消化タンク建設着手 |
平成18年3月 | 水処理施設第4系列完成 |
平成18年10月 | 幹線管渠、全線供用 |
平成20年1月 | 消化タンク2基完成/水処理施設第5系列着手 |
平成22年9月 | 水処理施設第5系列完成 |
平成24年8月 | 消化ガス発電施設着手 |
平成26年3月 | 消化ガス発電施設完成 |
平成26年4月 | 消化ガス発電施設稼働 |
平成26年12月 | 水処理第5系列覆蓋工事着手 |
平成27年4月 | 犀川安曇野流域下水道事務所開設 |
平成27年12月 | 監視制御設備更新工事着手 |
平成28年2月 | 水処理第5系列覆蓋工事完成 |
平成30年5月 | 監視制御設備更新工事完成 |
平成31年3月 | 消化ガス発電増設工事着手 |
令和2年3月 | 消化ガス発電増設工事完成 |
令和4年6月 | 処理場耐水化工事着手 |
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