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更新日:2021年4月1日
消防防災航空センター
運行時間 日の出から日没まで
長野県は、急峻で標高が高い山岳や渓谷を数多く抱えていること、また、その地形が及ぼす特有の気象状況下での活動が求められることから、長野県の特徴を熟知し、それに対応できる技術を持った長野県職員の操縦士、整備士による「自主運航」を行っています。また、県下の消防本部から派遣された消防吏員8名が消防活動を行っています。
中央のAデザインは、消防防災航空隊(AIR RESCUE TEAM)とヘリコプターの愛称アルプス(ALPS)の頭文字をかたどったもので、信州の象徴であるアルプスの山並みを表現するとともに、青空を背景に機動的に活動する機体をイメージしています。
両側の象徴的な広がりは、ヘリコプターのローターの回転残像からなる翼をイメージし、各種災害に幅広く迅速かつ広域的な活動を展開することを表現し、外側のオレンジのリングは長野県旗と同色とし、県主体の自主運航の航空隊であることを意味しています。
内側の青色は大空の色を表し、航空隊が大きく成長することを表現しています。
航空センター所長は、長野県消防防災航空センターの事務を総括し、運航においては長野県消防防災航空隊総括隊長という立場で運航責任者として安全運航に関する指揮と運航可否の判断及び決定を行っています。
安全運航管理幹は、安全運航管理者として運航責任者の指示のもと安全運航管理体制の構築と隊員への安全教育を行います。また、運航においては運航責任者に対し運航可否に関する助言を行っています。
消防航空隊長の任務は総括隊長を補佐し、各班の連携を十分に図りながら消防防災業務を安全かつ効果的に遂行することで、業務計画の策定、県内消防本部や他機関との調整や活動時の現場指揮者との調整などを担当します。
また、消防航空隊長は「運航指揮者」「降下長」「降下隊員」として現場活動も行います。
消防航空副隊長の任務は消防航空隊長を補佐し、各班の連携を十分に図りながら消防防災業務を安全かつ効果的に遂行することで、消防航空隊長が不在の時はその任務を代行します。運航計画、自隊訓練計画の策定などを担当しています。
また、消防航空副隊長は「運航指揮者」「降下長」「降下隊員」として現場活動も行います。
操縦班は防災ヘリコプターの操縦を担当しています。
長野県消防防災航空隊ではダブルパイロットでの運航を行っており、必ず2名の操縦士が乗務し業務の分担とダブルチェックを行っています。
また、乗務しない操縦士は管理班と連携し、運航する機体に対して必要情報の送信等、地上から支援を行っています。
整備班は防災ヘリコプターの整備を担当しています。
航空機は飛行時間や一定の期間毎に点検が義務付けられており、外部委託が必要な比較的規模の大きい点検整備以外の点検整備については整備班が実施しています。
点検整備以外では、機体に搭乗し、機体にかかわる飛行時のデータ取り、操縦士への助言や空中消火用のタンク及び吸水ポンプの着脱などを担当しています。
整備班が確実な整備を行ってくれるからこそ、安全な飛行ができるのです。整備士は、長野県消防防災航空隊の縁の下の力持ちといえます。
消防班は、県内各本部から派遣された消防吏員で構成され、機体後席に搭乗し、機外の監視と消防防災活動にあたっています。
機外の監視とは、ヘリコプターの離陸から着陸までの間、鳥、樹木や他の航空機など、運航の障害となるものはないか監視することを言い、消防班は主に操縦士の死角となりやすい機体後方の監視を担当します。
消防防災活動においては、火災時の散水場所への機体誘導と散水タイミングの指示(散水スイッチは機長が操作します)や救助活動時のホイスト操作と降下して要救助者の救助・収容を担当します。
所属する本部が別々の消防班ですが、お互いに学び合い、高め合いながら活動を実施しています。
管理班は、服務、予算、文書事務及び給与に関わる事務と、運航における航空局への申請や気象のチェック等を担当しています。
管理班が多岐にわたる様々な事務と複雑な申請関係を処理してくれるおかげで、他の隊員は消防防災ヘリコプターの運航とこれに関わる事務に注力することができていることから、消防防災航空隊の影の立役者は管理班といえます。
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