ここから本文です。
更新日:2024年11月19日
長野県では、令和5年度から、がん患者の方の就労、社会参加等を支援するため治療に伴う外見の変化を補完する
ウィッグや乳房補整具等の購入費用の一部助成を実施する市町村への支援を開始しました。
がんの早期発見と医療の進歩により、がん患者やがん経験者の中にも社会で活躍されている方が増えています。
一方で、手術による傷あと、脱毛や乳房の喪失等がん治療に伴う外見の変化は、がん患者さんの苦痛となることがあります。
アピアランスケアとは国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院においては以下のとおり定義されています。
「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」
【参考】
国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センターHP(外部サイトが開きます)
本事業は、市町村の実施する以下の事業への支援となります。
詳細は市町村によって異なる場合もありますので、お住いの市町村へお問い合わせください。
以下の要件を全て満たす方が対象となります 。
(1) がんの治療(手術、薬物治療、放射線治療等)を過去に受けた方、または現在受けている方
(2) 令和5年4月1日以降に対象補整具等を購入した方
(3) 助成の対象となる補整具の助成を申請する日に長野県内に住所を有する方
※ 年齢・性別は問いません
(1)頭髪補整具
ウィッグ(装着用ネット含む)、毛付き帽子
(2) 乳房補整具
乳房補整パッド、補整下着、専用入浴着、人工乳房
※ 乳房再建手術は対象外です。
(3)その他
エピテーゼ(指や鼻をがん治療に伴う手術等により欠損した部位を補完する人工物)
※ 人工乳房は乳房補正具に含まれます。
(1) 助成回数
「頭髪補整具」 1回
「乳房補整具」 左房用・右房用それぞれ1回ずつ
「その他」 1回
(2) 助成額
各補整具等のメニュー毎に、購入費用の2分の1(上限2万円)
助成の申請窓口はお住いの市町村となります。
申請のための書類等は、お住いの市町村へお問い合わせください。
※ 県へ情報提供があった市町村を掲載しています。
掲載がない市町村の実施状況や実施予定についてはお住いの市町村へお問い合わせください。
がん患者へのアピアランスケア助成事業(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
県内に12ヵ所あるがん診療連携拠点病院等の「がん相談支援センター」では、どなたでもがんに関する治療内容、
仕事との両立や食事などの療養生活全般、治療に伴う不安な気持ちや心配事などの幅広い相談が可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
長野県内「がん相談支援センター」