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更新日:2024年11月11日
北信地域振興局
近年の高齢者の交通事故の増加を受け、その対策の一環として昨年に引き続き県交通安全推進北信地方部として65歳以上のドライバーを対象とした体験型の交通安全教室を11月8日に北信合同庁舎4階講堂で開催しました。
【前半】<中野警察署 辻 交通課長による講習>
講習では、「中野警察署管内の高齢者交通死亡事故状況」、「アクセルとブレーキの踏み間違えなどの交通事故を防止するためのサポカーへの検討」、「歩行時に見つけてもらえる様、反射材をカバン、靴に付ける大切さ」等について、具体的な事例を挙げながらわかりやすくお話頂きました。
【後半】<チャレンジ号による体験型実習>
〇点灯くん・・・三十数個のランプが並び「もぐらたたき」ゲームのように光ったランプを押す運転・歩行能力を診断するシステム。動作の速さと正確さで、年代に応じた「認知」「動作」「判断」「記憶」能力や、「見えにくい箇所」を診断しました。
〇セーフティーナビ・・・画面の指示に従い走行し、変化に対応する反応の速さ・正確さを計測するシステム。高齢者ドライバーに多いとされるペダルの踏み間違い事故を例に自動車シミュレーターではそうしたとっさの行動の可否がわかります。
参加者の皆さんからは、
「運転中の判断能力を自覚することができました。」
「自分は運転が、まだまだ若者と同じくらいは出来ると思っていましたが反省しました。注意して運転したいと思います。」
「年齢が80歳になり、免許返納と思ったがまだまだ頑張りたい気持ちになりました。」
などの感想をいただきました。
〇高齢になるにしたがって視野や反射神経、筋力等の身体機能が変化しますので丁寧な運転を心掛けましょう。
〇みなさん今回の教室で、現在のご自身の記憶力や判断力など知ることができたようです。これまで以上に交通事故に対する意識が高まったのではないでしょうか。今回の内容を、ご家族やお友達との話題にしていただき交通安全を考える機会となれば幸いです。
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