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更新日:2024年11月6日
令和5年10月22日(日曜日)、中野市において実施された「長野県総合防災訓練」のうち、中野市豊田公民館で行われた「避難所開設・運営訓練」に企業局のFCV(燃料電池自動車)と給水車が参加しました。
今回の訓練を通じて、給水車による応急給水の取組や水素を活用した災害時の電源供給の有効性の検証等、企業局の取組について知っていただくことができました。
企業局では、引き続き、防災意識の啓発に取り組むとともに、地震等の災害に備えてまいります。
企業局では、企業局の電気(水力)と水(地下水)を用いた100%再生可能エネルギー由来の水素ステーションを県内で初めて整備するとともに、FCV(燃料電池自動車)を導入し、電力の蓄電目的としての活用可能性や、災害時の電源供給の有効性等を検証しています。
当日の訓練では、FCV(燃料電池自動車)から外部給電器を使って取り出した電気を下記へ給電しました。
(1)一般社団法人長野県助産師会、北信助産師会が実施する妊産婦母子支援のミルクに必要なお湯を沸かすための電気ポットへの給電
(2)長野県要約筆記連絡会等と連携し、要約筆記による聴覚障がい者への情報伝達支援を行うためのパソコンやプロジェクターへの給電
(3)その他、避難所が停電した場合を想定し、避難所生活で必要となる電気機器(電子レンジ、電気ストーブ、扇風機、スマートフォン等の充電器など)への給電
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FCV(燃料電池自動車)展示 |
電気機器への給電 |
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要約筆記者が情報を文字に起こして伝達 |
別室で文字起こしした情報を避難所のモニターで投影 |
企業局では、長野市、上田市、千曲市、坂城町の3市1町に及ぶエリアで、約76,000戸(約19万人)への給水を行っており、大規模災害等で断水した場合には給水車での給水活動を行います。
給水車による給水活動は、管轄エリア外であっても、要請があれば出動します。
訓練では、川中島水道管理事務所の給水車(2t車)が参加し、炊き出し訓練への給水、避難者への水の配給、災害備蓄用のペットボトル(川中島の水)の配布等を行いました。
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避難者を想定した水の配給 |
災害備蓄用のペットボトルを配布 |
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