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更新日:2021年12月27日

ネオニコチノイド系農薬散布について

ご意見(2021年11月8日受付:Eメール)

あるテレビ番組でネオニコチノイド系農薬の生態系に及ぼす影響について特集していました。長野県も農業国でこの農薬を使用している農家が多いと思います。番組での報告から考えると近年の赤アカネ、カエルなどの減少、鰻や川魚の減少も関連していると思われます。1993年を境に急激な減少が起こっていると番組では伝えていました。さらに重要なのは人への影響です。本県では他県に比べ若者の登校拒否が多いと聞きました。これはネオニコチノイド農薬との関連もないとは言い切れません。そこで
1.本県でも1993年を境に生態系にどんな変化が起こっているか調査してもらいたい。
2.ネオニコチノイド系農薬を排した佐渡とコンタクトを取り、脱ネオニコチノイドの道を探ってもらいたい。
ヨーロッパでは、この農薬を論じた日本人の論文に早くに注目し、既に規制を強めているとの事。番組ではマウスを使った研究所での実験も放映していました。衝撃的な結果でした。一刻も早い調査、対策をお願いします。

回答(2021年11月15日回答)

長野県農政部長の小林安男と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきました、ネオニコチノイド系農薬散布に関するご意見について、お答えします。
この度は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
ネオニコチノイド系農薬に関するテレビ番組をご視聴され、本県における影響を懸念されて、今回のご提案に至ったものと理解しており、お気持ちを受け止めているところです。

国内で使用されるすべての農薬は、「農薬取締法」に基づき、国に登録を認可されたものだけが製造、輸入、販売される仕組みとなっております。
この農薬登録に際しては、安全性確保の観点から毒性や作物への残留、環境への影響など、様々な試験成績の提出が求められており、例えば毒性については、急性経口毒性や遺伝毒性、発がん性などに加え、平成31年4月からは発達神経毒性に関する試験が必要となっております。

ご指摘のありましたネオニコチノイド系農薬につきましても、登録時に人や環境への影響について安全性が確認されておりますが、農薬取締法の改正により、今後は一度登録された農薬であっても、定期的に最新の科学的知見に基づく安全性等を審査して再評価を行うこととされ、ネオニコチノイド系農薬については本年度中に審査が開始されると聞いております。

県といたしましては、農薬の使用に際して国が定めた使用方法(対象作物、希釈倍率、散布回数など)を遵守するよう指導を徹底しておりますが、まずはこうした国の再評価の結果等を注視し、必要に応じて適切な対応を検討してまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、農業技術課長小林茂樹、担当:環境農業係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:農政部/農業技術課/環境農業係/電話026-235-7222/メールnogi(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

(分野別:農業・林業)(月別:2021年11月)2021000941

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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