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更新日:2014年6月20日

第938回長野県教育委員会定例会会議録

 

1 日時

平成24年(2012年)4月12日(木曜)午後1時30分から午後3時20分

2 場所

県庁 教育委員会室

3 資料

議題

議第1号 教育長職務代理者の指定について

議第2号 平成25年度教員採用選考について

議第3号 長野ろう学校高等部の学科改編について

報第1号 職員の人事異動について 

報第2号 長野県教育委員会の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例について   

教育長報告事項

(1)平成24年2月県議会定例会の結果について

(2)職員の人事異動の結果について

(3)平成23年度退職者の永年勤続教職員表彰について                                

(4)平成23年度児童生徒教育委員会表彰について

(5)県立短期大学付属幼稚園に係る入園料の減免について                                

(6)平成24年度中学校1学年及び2学年30人規模学級の実施状況について4 出席者

 

4出席者

 ○委 員

 委員長 矢﨑 和広

 委員長職務代理者 耳塚 寛明

 委員 野村 稔

 委員 高木 蘭子

 委員 生田 千鶴子

○その他 

 市川教育次長、荒深教育次長、田中教育総務課長、笠原義務教育課長、田中高校教育課長、

 成沢特別支援教育課長、武田教学指導課長、澤井心の支援室長、阿部文化財・生涯学習課長、

 松野保健厚生課長、原スポーツ課長

 

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矢﨑委員長
 ただいまから第938回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日、山口教育長が欠席しておりますが、過半数の委員の出席を得ていますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第2項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。
 はじめに、新年度を迎え、事務局が新体制になりました。改めて、市川教育次長から順次自己紹介をお願いいたします。

市川教育次長
 この度の4月1日付の異動によりまして、教育次長を命ぜられました市川武二と申します。よろしくお願いします。

荒深教育次長
 同じく、教育次長の荒深重徳でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

田中教育総務課長
 教育総務課長の田中功です。2年目になりました。どうぞよろしくお願いいたします。

笠原義務教育課長
 義務教育課長を務めさせていただきます笠原千俊と申します。よろしくお願いいたします。

田中高校教育課長
 高校教育課長の田中正吉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

成沢特別支援教育課長
 4月1日付で、特別支援教育課長を命ぜられました成沢弘治と申します。どうぞよろしくお願いします。

武田教学指導課長
 教学指導課長を務めさせていただきます武田育夫と申します。よろしくお願いいたします。

澤井心の支援室長
 教学指導課心の支援室長を務めさせていただきます澤井淳と申します。よろしくお願いいたします。

阿部文化財・生涯学習課長
 この4月1日付で文化財・生涯学習課長を命ぜられました阿部精一と申します。よろしくお願いいたします。

松野保健厚生課長
 保健厚生課長の松野賢衛と申します。2年目になります。よろしくお願いします。

原スポーツ課長
 スポーツ課長の原一樹と申します。同じく2年目となりました。よろしくお願いいたします。

矢﨑委員長
 ありがとうございました。本来ならこちらも自己紹介をするところでありますが、名札が付いておりますので、御了解いただきたいと思います。
 議事に入ります。最初に、議第1号「教育長職務代理者の指定について」、田中教育総務課長から説明願います。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いをいたします。
 特にないようでありますので、議第1号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので議第1号を原案のとおり決定いたします。
 次に、議第2号「平成25年度教員採用選考について」審議を行います。はじめに、教員採用選考の概要について、笠原義務教育課長から説明してください。

笠原義務教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 それでは、続いて選考基準について笠原義務教育課長、また田中高校教育課長から説明をしてください。

笠原義務教育課長
 (資料説明)

田中高校教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いをいたします。どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 2点あります。様々な多様な選考区分が設けられています。それで、そこからどのぐらい採るかということが同時に書かれているのですが、これは基本的には一方ではどういう人を採用するかという採用ポリシーによるものと思いますけど、もう一方では選考区分ごとに、例えば実際の職務に就いた後の状況とかを評価した上で、こういうところから採用するというように、ここを増やすとかいうように考えるべきものだと思うのですけれども、この点はいかがでしょうか。

矢﨑委員長
 はい。

笠原義務教育課長
 御質問いただきましてありがとうございます。
 まず、採用全体といたしまして、私どもが今回例えば特別選考枠を設けましたのは、1つには例えば大学推薦枠につきましては、現在現場の方からも要請が大きいものとして、複数免許を持っている方ということがございます。そうした要請に応えるということで、枠を置かせていただいているわけでございますけれども、そうした選考によって採用した方については、この者を、勤務の状況等はしっかり見させていただいて、なおその枠の拡大等についても検討させていただくところであると考えております。御指摘のとおりだと思います。

矢﨑委員長
 どうぞ。

 

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耳塚委員長職務代理者
 例えば、民間企業等の経験者についてとか、それから一般に入ってくる新卒者ではなくて、講師として教職経験がある人とか、これはもう既に前からあるものですけれども、どのような評価によって、例えば教職経験者を3割から5割としていて、採用の年齢を見ると、結構年配の方も採ったりするわけですが、それは、そういうことの評価の上にされていることなのかという質問です。

矢﨑委員長
 課長どうぞ。

笠原義務教育課長
 ありがとうございます。例年ここにある割合で採用させていただいているところでありますが、その方たちにつきましては、その後新規採用教員の研修等が行われるわけでありますけれども、そうした研修の際の状況、また配置をした学校の校長による評価等をみまして、それぞれ力を伸ばし発揮をしているところと評価をしているところでもあります。したがって、そうした実績を踏まえて、このように概ねこの程度のということで、枠取りをさせていただいたところでございます。

矢﨑委員長
 どうぞ、課長。

田中高校教育課長
 後の人事異動の結果の方も、きっとご覧いただいた上でと思います。年齢の高い方を採用しているという、実際そういうことがございまして、後の資料にありますけれども、今年の採用の場合、最高の年齢は56歳の方が2名という。資料の方で申し上げますと、報告事項の2の人事結果の8ページでございますが、一番下のところに6「新規採用者」でございますが、そこの年齢別のところにありまして、この新規採用者の年齢の最高齢の56歳が2名となっています。年齢が一般的に見て高くなっておりますけれども、本県は年齢制限を撤廃しているということで、経験なども含めて優秀な方を採用するということで考えております。特に、採用の人数も高校の方は120ということで多くなっておりまして、そういう中でもやはり一次、それから二次の試験をやった結果、知識とか経験とか、やはりそういうものを踏まえて、そういう豊富な経験を持った方も当然いらっしゃるということで、そういう実際の状況を踏まえてこういう選考結果になっているところでございます。

耳塚委員長職務代理者
 要するに、採用のポリシーに基づいてそういう採用区分を設けることと、そこでどのぐらいの数を確保するかということを決めると同時に、もう1つはやはりそういう採用区分ごとでどういういい教員が採れたかというそういう点での評価と、二面から組織的にこういう採用の区分と、それから採用の割合というのをお考えいただきたいという、要するにそういう意見であります。

矢﨑委員長
 いいですか。ここの特別支援学校の30名ですが、去年は何名採りましたか。

笠原義務教育課長
 同数です。

矢﨑委員長
 同数。これは随分かい離があってずっと御指摘を委員からもいただき、一般県民の皆さんからもいただいてきたように、これは採用枠で考えていくと増やすことはできない。

田中教育総務課長
 よろしいですか。

矢﨑委員長
 はい、課長。

田中教育総務課長
 今年度の試験ですので、来年の4月になるということになるわけですけれども、結果的に予算定数の議論をした上での今年度の定数になっていまして、今年度プラス30ということの定数増を認めてもらった上で、その結果を踏まえての数字を算出するとこういう形になると。ですので、ちょっと試験が後追いの状態になっていることも実際あるわけですけれども、また来年予算定数の議論の中で、そういった数字はまた翌年度の採用選考の中に反映していってやっていきたいと考えております。

矢﨑委員長
 他に何かありましたら、どうぞ。

生田委員
 いくつか質問があるのですけれども、2ページで「社会人を対象とした選考」なのですけれども、採用予定者の1割程度ということなのですが、これは保護者だけではなく、市町村の教育委員さんの方からもこういったものが聞こえてくるのですけれども、社会で、民間企業で一度仕事を経験された方が教員になっていただきたいという声を結構聞くのですね。新卒ですぐ教員に入って、それですぐ先生といわれる立場に立って、学校という世界だけで生きている人よりも、一度社会に出て、言ってしまえば外の世界を経験された方に学校に入っていただきたいという意見をよく聞きます。学校の中の先生からも、極端な言い方かもしれませんけれども、先生の常識は社会の非常識とおっしゃる先生もなかにはいらっしゃいました。そういったところが、私はとても懸念していたことなのですけれども、その採用割合をここでこう見ますと1割程度ということで、私はかなりこれは低すぎるという感覚を持ちました。これは、できれば半分以上はやはり一旦社会に出て社会を見た上で、これから社会に飛び出していく子どもたちと接していただきたいという願いというのは、多分多くの県民の意見ではないかと私は思っています。それが1点。
 そして、その下(3)の「特別選考」で、こちらは発達障害に関する専門知識を有した方ということで、この採用見込数も若干名ということ。事務局の方も現状をよくご存知かと思いますけれども、発達障害の子どもたちが年々増えている。そして、教室も増えている。全国平均よりも1.5倍近くあるという、そういった現状で、専門の知識がない方が子どもたちに接しているということが現場では起きて、そのことで保護者の不満であったり、先生方も対応しきれずに困ったと言い、そういった声もある中で、この若干名というのは私にはとても理解はできません。
 そして、3点目。また戻りますけれども、(2)の「社会人を対象とした選考」で、NPO等の経験、これが3年とか、また社会貢献が2年とかいうこの縛りがあるのですけれども、こういった縛りが必要なのかいうことをお伺いしたいと思います。志があったりとか、そういった見識や思いが強い方であれば、そういった縛りによって、3年まで行っていないからだめですということは、とてももったいないことではないのかということです。
 そして、3ページの③ですね。受験者の条件で、県教育委員会が依頼した大学の推薦を受けた者。委員会が依頼した大学でなければいけない理由は何なのか。広く優秀な人材を求めるのであれば、そういった縛りは必要ないのではということ。そしてまた、具体的にどの大学なのかもちょっと教えていただければと思います。
 あと、10月上旬に採用予定者が発表となっていますけれども、採用決定になってから4月の職務がスタートするまでの間、研修のようなものは行う予定があるのかどうかということも、再度お伺いしたいと思います。

矢﨑委員長
 義務教育課長どうぞ。

笠原義務教育課長
 それでは、まず、社会人選考にかかわってでございます。ここに1割程度とお示しをしているところでございますけれども、実際のところ私どもも多くの出願を期待しているところでございます。例えばそこでは、一般教養等については免除をして、面接を2度受けていただくと。そういう形にして人物本位の採用が出来るようにということで、この枠を置いているところでございます。実際には出願数がなかなか大きなものにならないという面も一方ございます。ただ、多く受けていただきたいということで、そのような配慮をしてきているということでございますので、そのようによろしくお願いをしたいと思っております。
 次に、発達障害等児童生徒支援のための特別枠でございますが、この枠も置かせていただきまして、ここは若干名としているところでございますが、昨年度につきましてはこの枠で出願をした方が2名でございました。多くの出願をと私どもも願っているところでございまして、広報等にも努めているところでございます。よろしくお願いします。 それから、民間企業等の経験にかかわってですが、青年海外協力隊につきましては、これは一般的に2年の派遣期間となっています。そうした経験をお持ちの方について受けていただきたいということで、この枠を設けておりまして、NPO等3年としているところですが、経験のまとまりということで3年程度としているところでございます。青年海外協力隊につきましては2年をもって、これはもう十分な経験とさせていただいておりますと考えているところでございます。
 なお、研修につきましては、これは新規採用者について春、職に就く前でございますけれども、そこで研修の機会を設けているところでございます。
大学推薦につきましては、本年度新たに設けさせていただいたところでございますが、過去の5年間で見て、出願を多くしている学校、それから実際に採用した学校を見て、お願いをさせていただくということでございます。それで、この枠につきましては、生田委員から御指摘のように、今後どのような形でこれを達成していくのかというところは、大きな検討が残っているのかと思うわけでございますけれど、枠の拡大等についても今後検討していくところかと思っているところでございます。

生田委員
 では、今のお話の続きなのですけれども、あえて長野県教育委員会が依頼した大学という項目はこれを設けなくても、意志のある方のいるところから推薦は受けますというような文言でもいいのではないのかなという感じがいたします。具体的に大学名は言えないということですか。

笠原義務教育課長
 お願いいたします。現時点で大学をこちらとこちらというような形で申し上げることは考えておりませんけれど、出願数が非常に大きい大学を中心にお願いをしていくということにしてまいりたいと考えております。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 ちょっとはっきりしないのですけれども、推薦をしたいと思っている大学があったとしても、これは教育委員会が依頼した大学でなければだめだということ、自分のところへ依頼が来なければ、大学生からの思いを推薦という形にはできないということですかね。

笠原義務教育課長
 初年でございまして、その辺につきましては御説明を申し上げたように考えております。したがいまして、依頼をしていない学校につきましては、今年度この形での出願ということについてはできないということになります。

荒深教育次長
 基本的にここにあるのは、小学校免許状と中学校免許状の両方を保有すると。さらに、中学校の普通免許状は技能教科を含む複数免許を保有した者と、こういう条件があります。この条件を満たす大学というのは、ごくごく限られてきます。つまり、教育学部に限定されるということになります。したがって、今年度とりあえずこういう形でスタートしてみようということで考えております。今後については、今年度の採用状況を見ながらその辺のところを広げていくということは可能性としてはありますけれど、この免許状所有者を大学として出せるという大学は、ごく限られてしまうということであります。

生田委員
 よろしいですか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 そうすればなおのこと、限られているのであればこういった文言はいらないのではないかと、今の私の感覚です。

荒深教育次長
 今年度初年度ということで限定してスタートをし、来年度以降については、これはまた検討をしていくことは可能であります。

生田委員
 教職員の採用というのは、長野県の教育の根幹にかかわる部分なので、とても丁寧に進めていかなければいけないんじゃないのかなというのが私の中にありますので。そして、先ほどの回答をいただいた2ページの社会人を対象とした選考。こちらでNPOが大体3年で、国際貢献が2年ぐらいという。こちらは、あくまでも私の感覚というか、情報知識なわけであるのですけれども、受けてくださる方が社会貢献に対してとても関心があって、関心は強く持ちながらもいろんな事情で1年しかやっていないという方も、中にはいらっしゃるかもしれないと思うのですね。そういった時にこういった縛りを付けることで、とても思いのある方が受験資格がないと判断されることが大変もったいないのではないのかなと思います。
 それと、同じく2ページの3番の発達障害児関係の方なのですけれども、昨年は2名ということで、それを踏まえて若干名と書かれたのかと思うのですけれども、最初から若干名というと、値が低いというか、印象として少数しか採らないのかと。そこで応募の意欲が落ちてしまうことがもしあるとすれば、これも大変もったいないことだと思いますので、若干名という名前をもう少し意欲を持てるような表記にした方がいいのではないのかなと思います。
 そして、研修につきまして、採用後研修は、具体的に何回ぐらいでどういった内容の研修なのか、今現在分かっているようでしたらお聞かせいただければと思います。

 

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矢﨑委員長
 どうぞ。

笠原義務教育課長
 お願いいたします。民間企業等の経験をしておられる方の出願についてでございますが、これについては先ほど1年でもというようなお話でございました。一般選考にはそうした方も当然出願をしていただけるわけで、企業経験等を3年積んでおられる方について一般教養試験を免除するという、そういう形での特別の枠を置いているということでございます。そのようにお願いをしたいと思います。
 それから、特別選考の発達障害等児童生徒の支援についてでございますけれども、これは若干名としておりますけれども、そこには推薦書等も付けていただいて、出願をしていただいた方についてはそれらも参考にさせていただくというような形を取らせていただいております。したがって、そうした経験をお積みの方たちにつきましては、その枠に積極的に出願をしていただきたいと思っているところでございます。

武田教学指導課長
 すみません。では、研修についてお話をいたします。まず、義務の方は、3月に3日間研修を、任用前事前研修ということでしております。内容につきましては、公務員としてのコンプライアンスから始まりまして、学級経営の基本、それから教科指導等について、各担当の指導主事が教科ごとに分かれて模擬授業を含め、指導案の書き方等、人権教育、道徳教育。3日間でありますけれども、教師としての一般的な内容についてやっております。高等学校については、事前にはやっておりません。ただ、課題もございまして、例えば講師をされている方は3月まで学校に勤務をされておられたり、それから民間で働いておられる方もなかなか普通日というところが厳しい部分もございます。今までの成果を検討しながら本年以降も考えてまいりたいと思いますけれども、平成23年度まではこういう研修をしております。以上でございます。

矢﨑委員長
 はい、どうぞ。

生田委員
 ありがとうございます。ちょっと私の質問の趣旨が、私の言い方が悪かったせいか、ちょっと御理解いただいていないような感じなのですけれども、この3年以上とか2年以上という縛りをする必要はないのではないかという点が1つと、あと若干名というこの表現の仕方が応募意欲を削いでいるのではないかという懸念があるので、この表現をもう少し変えてはいかがでしょうかという点を先ほどお話しさせていただきました。
 それと、研修について3月に3日間ということで今お話があったのですけれども、そもそもというか、根本的に長野県の教育の中で不登校とかいろんな課題があると思うのですけれども、その中でも大きな課題として発達障害の子どもたちをどうサポートしていくか理解をして、どう支援をしていくかというのが、長野県の教育の中で大きな課題としてあると思うのですけれども、そういったことに関して研修がなされないということに私は大きな懸念をしております。そういった子どもたちをどう理解して支援したらいいかということが、長野県の教育にとって大きな支え、また力になるかと思いますので、そうした研修をもっと取り入れていく必要があるのではないかと思っていますので、ちょっと検討していただきたいと思います。

矢﨑委員長
 耳塚委員からちょっと御意見がありますので。

耳塚委員長職務代理者
 第1点の民間企業等の経験者の選考のことですけれども、これはこういった学校以外の民間機関、民間の企業とか、公務員とか、NPO等の経験を持った方々を教員として迎えることが重要であると、意義のあることであるとすれば、しかも選考試験の一部を免除するという条件の下でやるわけですので、事務的にどこかの年数で線引きをするというのはやむを得ないことであって、その線引きをどうすればいいのかということは事務局に委ねてもいい問題かと思います。
 それから、研修についての質問は、もうちょっと採用時だけじゃなくて、その後のことについて御説明いただく方がいいんじゃないでしょうか。

矢﨑委員長
 では、課長から。

田中高校教育課長
 事前の研修は、先ほどのように、それぞれの人の状況がございますので、全員強制ということもできませんし、あくまで参加希望、そういう形でやらざるを得ないということでして。初任者の場合は初任者研修というのがございまして、採用されてから1年間、この間は条件付き採用でございますがその間に、これは国でも決まっているのですけれども、年に25日ということで、様々な形で初任者に対して研修をします。当然、発達障害の様々なことも非常に大きく扱い、教科指導、生徒指導など様々な観点から1年間しっかり研修をやるという、これは本当に初任者にも好評だと思いますけれども、そういう形での教育をしっかりやっております。

武田教学指導課長
 ちょっと補足させていただいてよろしいですか。

矢﨑委員長
 はい。

武田教学指導課長
 義務の場合も同じように初任者研修ということでやっております。1年目については校内研修を年間300時間。これは指導教員が付きます。それから、今お話があったように校外研修として25日間やるのですけれども、本年からこの25日間を3年間に振り分けます。1年目に18日、2年目に4日、3年目に3日行います。これは、いわゆる異校種、例えば、小学校の先生は特別支援学校や中学校、あるいは幼稚園や保育園に出向いて終日研修をしたり、あるいは異業種の一般の企業へ行って研修をしたり、あるいは近隣の力のある先生のところに一日付いて研修をしたりということで、これを3年間行います。それから、5年目に5年経験者研修。それから、10年目に10年研ということで指定があります。お尋ねの特別支援教育、発達障害の子にかかわることが初任研の中にかなり入れておりますが、今御指摘のように充実させていかなければいけないということは、今後さらに検討してまいりたいと考えております。以上です。

矢﨑委員長
 若干名という書き方についてということは、誰かお答えになりましたか。どうぞ。

笠原義務教育課長
 これは、力をお持ちの方については、この若干名といって何名までというようなふうにも、一方これは示していないわけでありまして、柔軟性のある枠と理解をしていただきたいところでございます。よろしくお願いいたします。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 今おっしゃったように、柔軟性はあるかと思うのですけれども、若干名というと2~3人なのかなという感覚を私は持ってしまうわけですけれども、少なくともそういうイメージを与えます。これはもうこの文言から受ける印象なので、もう少し意欲的に皆さんが応募をしていただけるような表記の仕方はどうでしょうか。

矢﨑委員長
 例えばなにかありますか。

生田委員
 私、今ちょっと考えたのですけれども、大雑把ですが多数とか。

矢﨑委員長
 でも、若干名って生田委員が言われたように、数名のつもりで書いていますよ。20名とかそういうことではないでしょう。

笠原義務教育課長
 極めて少数という、そのようにおさえている表記のつもりではないと思います。

矢﨑委員長
 だから、どのくらい採る予定かと具体的にと言われたら、若干名と書いたら数名でしょう。そうじゃないなら、書き方が違っているよ。10名とか20名採るんだったら、上の方に書いてあるように3割か6割とか何割とか、幅を持たせるなら、5名から10名とか、10名から20名って書けばいいことですよね。要するに、二桁なんて採る気はないよ、数名だよというなら若干名でいいけど、そういうことですかということですよ、生田委員の御質問は。数名しか採らないということですか。

笠原義務教育課長
 ええ、数名程度と。

矢﨑委員長
 そういうことでしょう。それでは、最初からそういうふうに言えばいい。若干名というのは数名のつもりで書いてますよ。

 

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生田委員
 先ほどの御説明では、昨年が2名だったのでそれぐらいというような感覚を持って、このような表記というお話だったと思うのですけれども、こういった支援を要する子どもたちが長野県には多くいることを考えてみますと、やはりこういった先生方を多く私は採用する必要があると思います。
 それから、(2)の社会人を対象とした選考。これは、採用予定者の1割程度というのは、昨年度も1割程度を採用しますというようなインフォメーションをされていたのでしょうか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

笠原義務教育課長
 ええ。この部分につきましては、前年と同様の表記でございます。

生田委員
 では、社会人枠の応募者数も少なかったのですか、それとも、多かったけれども1割程度ということに絞られたのでしょうか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

荒深教育次長
 この4割から7割、あるいは1割とか、3割から5割というのは、これはあくまでも目安であります。したがって、1割というものが先にあって、たくさん応募があったのに1割しか合格させないと。そういうことではありません。したがって、応募者が多ければ1割を超えることもあります。要するに目安ということです。

矢﨑委員長
 実際に、そんなに倍率が多かったわけではないでしょう。

荒深教育次長
 そういうことです。私どもの方としては大勢受験していただきたいのですけど、実際問題とすれば。

矢﨑委員長
 そんなにないということだよね。

荒深教育次長
 一番最初に始めた時は、かなりありました。ところが、だんだんと減ってきてしまっている。だから、その辺のところについては、どうPRしていくかという問題はあると思います。

矢﨑委員長
 どうぞ。

田中高校教育課長
 私の方にデータがありますので、小中学校も一緒に申し上げます。小中学校が、民間人の枠で77名の志願者がありまして、採用が5名。それから高校の方は、志願者が61名で採用が8名ということでございます。

矢﨑委員長
 そうすると、77名の5名というのは結構高い倍率になるのですよ、他のところに比べると。しかし、選考基準からいくとやはりそのくらい、5名くらいの人しか該当しなかったということで、1割以上を対象にしても実際はそんなに該当者はいないだろうと。それで、去年と同じ1割ぐらいでいいだろうと、こういうことですね。

田中高校教育課長
 そういう状況に合わせてということで。例えば3割とかというふうに上げて他の方を下げるというのは、ちょっと実態と合わない状態になってしまいますので、やはり志願者が少ないものですからこういうことです。

矢﨑委員長
 どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 いいです。ちょっと別の問題になるので。

矢﨑委員長
 では、生田委員さん。

生田委員
 先ほど次長の方から、最初は応募者が多かったというお話でしたけれども、だんだん採用の割合が少ないことに意欲が削がれたのかなと、そんな可能性もあるんじゃないかなと思います。やはり今後は社会人枠をどんどん増やしていくというインフォメーションをされて、この1割程度が妥当なのかどうかというのを考えていただきたいと思います。77名中の5名とか、61名中の8名と、それは、一般教養はなしということですので、面接でそんなに落とされたのですか。

田中高校教育課長
 専門試験はあります。

生田委員
 ああ、そうですか。分かりました。できればそういった方々、どんどん意欲を持って応募していただけるようなそういった雰囲気づくりというか、そういった環境を作っていただければと思います。

矢﨑委員長
 何かありますか。

荒深教育次長
 民間人を半数近くという御意見ですけれども、なかなか現状はそういうわけにはいきません。大学卒業者の就職も確保しなければならない。それから、講師としてもう何年も頑張っていて、何度もチャレンジしているそういう方もいるわけで、そういう方の門戸もある程度確保していくということになれば、やはり当面は1割を目安として、どんどん採用規模が増えてくれば、また検討する材料になると思いますけれども、現状では今年度はこういうことで行きたいということであります。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 今のお話はよく分かります。新卒者の立場、講師の方々の立場から考えればもっともなことだと思うのですけれども、教育というのはやはり子どもたちのためのものであって、子どもたちにとってどういった環境がいいのか、どういった大人と接した方がいいのか。もちろん新卒者がいけないとか、講師の方がいけないとかというものではないのですけれども、やはり社会に一旦出られたそういった方と、いろんな知識を持ってまた戻ってこられたような方と接することが、子どもたちにとって利益が大きいのではないかと。多分、次長のおっしゃっていることももっともなのですが、どちらのスタンスに立って物事を考えるかという違いではないかと思います。

矢﨑委員長
 というか、一般の社会人枠の人たちが素晴らしく良かったら、どんどん増やしていくということでしょう。だから、そこら辺をどのように評価されているかということだと思うのだよね。

荒深教育次長
 今はちょっとストップしているのですけれども、民間人枠の採用をスタートさせた時は、追跡調査を何年間か行いました。その中で、さすが民間人の経験が生きているなという、そういう評価を受けた教師もいます。だけれども、民間人の経験はあるのだけれども、教員としてはなかなか実力を発揮できていないというような評価を受けている教員もおります。しかし、例えば保護者等の対応とか、あるいは外部等のやりとりとか、そういう面ではやはり民間の経験者は非常に力を発揮されていたというような印象を私は持っております。ただ、これからもそういう面では、追跡調査をまたスタートさせるということも必要かなということは感じているところであります。

矢﨑委員長
 他にありますか。どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 推薦のところなのですけれども、普通免許をこういうふうにして組み合わせて持っている者を採りたいという、そこは分かったのですけれども、だとしてそれは推薦じゃなければいけないのかという部分なのですね。例えば、こういう免許をこういう持ち方をしているというのは、そういう養成機関と連携しながら、その養成機関の方でもこういう履修の仕方を増やすような、要するに、協力体制がなければうまくいかないとかね。何かそういう説明の仕方をしてくださらないと、こういうものを持っている者ということだけであれば、別に指定校推薦のような形を取る必然性というのは伝わってこないですね。

矢﨑委員長
 どうですか。

笠原義務教育課長
 今の御指摘のように、やはりどのような免許を持って教職に就いていただくかということは、やはり養成の課程との連携というのは欠かせないと考えております。したがいまして、例えば信州大学等でもどのようなカリキュラムを組んで、どのような免許取得を促しているか、そうしたところを情報交換等に努めながら、養成の課程にも要望等もさせていただきながら、さらに充実を図ってまいりたいと考えているところでございます。

 

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矢﨑委員長
 いいですか。他に御意見、御質問がありましたら。どうぞ。

高木委員
 この採用に関することで云々するつもりではないですけれども、さっき研修と社会人の採用云々という話がありましたので。確かに、生田委員がおっしゃるように、先生の常識は社会の非常識というようなニュアンスのことを感じられる部分というのはかなりあるとは思うのです。というのは、結局学校という社会の中でしか経験がないという先生が、ある程度多いのではないかという感じを持っている人たちが多いわけです。それはただし、先生としての資質の問題ではなくて、社会の中で社会の一員として行動するという経験をどこかでするチャンスがあればいいという思いがあるものですから、そういう形の研修というのは、これは身分だとか給料の関係だとか、いろいろ難しい問題はいっぱいあるとは思うのですが、そういう研修を受けるチャンスというものが一定期間あってもいいのではないかと。全員とは思いません。必要な人だけでいいと思いますけれども、そんなことをちょっと考えたもので、考慮していただければと思います。

矢﨑委員長
 これからの先生をある意味では育てていくという部分もあるので、正直申し上げて最近そのように先生方が世間を分かっていないんじゃないか、みたいな御批判をいただくことが多くなってきていることがあるかもしれません。そこら辺の研修の在り方もまた考えてください。どうぞ。

耳塚委員長職務代理者
 求める教師像のところなのですけれども、4ページです。これは、冒頭に「子どもが好きです」と書いてありますけれども、どういうふうな意味でしょうか。多分これは大学の教員の、この頃大学でも教育が重要視されてきていますが、「学生が好きです」とは絶対に言わないですね。医者の場合、「患者が好きです」とは言いませんよね。ものすごい違和感が私はあるのですよ。こう書かれるとね。それで、こういう意味じゃないと思うけど、子どもだって人間なのだから好きな子どももあれば嫌いな子どももあるわけですね。そうじゃなくて、きっとこれは子どもという存在に対して、これを尊重しようとか、子どもの発達を促すことを使命と捉えられるようなとか、そういう意味じゃないかと思うのだけど、それを子どもが好きですという、こういう表現で書かれると、そんな日常的な感情の有り様の問題と価値とをもうちょっと書き分けていただけないかという感じが私はするのですね。とても違和感がある。

矢﨑委員長
 これは、ずっと前からこうでしたか。

荒深教育次長
 そうです。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 今、耳塚職務代理の意見は私も違和感がありまして、子どもが好きですという、これはどういう意味なのだろうと。すごく抽象的だと思うのですね。もっと具体的に子どもの成長に関わることが好きとか、そういった意味なら分かるのですけれども。今いろんな事件があったりで、子どもが好きというと、逆に怖さみたいな気持ち悪さがあるというのが本当に正直なところなのですね。だから、こういった、前もみんな仲良しとか、すごく抽象的な言葉を何か無責任に使っているなというのが私は感じるところでして、この子どもが好きですというのはもっと具体的にするか、ここの部分はもうなくて、教育への情熱と心身のたくましさを持っている人。これだけでも私はいいのではないかと思います。
 下の(2)も、子どもの前で正直になれる人と。これもちょっとすごく違和感があって、正直になれる人ってどういう意味だろう。例えば、疲れていたからと。先生は今日は疲れているのだと。これは、すごく正直だと思うのですね。でも、それであっていいのかということ。こういったところもすごく抽象的だと思うのですね。多分、本来この文言の言いたいところとすれば、他者の言葉に耳を傾けることのできる人とか、子ども一人一人の個性を尊重できる人とか、そういった何かもっと具体的に分かりやすく、結構こういった書き方というのは無責任な書き方だなと私は思いますので、もっと具体性をもって書いた方がよろしいかと思うのです。

矢﨑委員長
 生田委員さんね、子どもが好きでというのも、人によってはすごく具体的なのですよ。子どもの前で正直になれる人ってすごく具体的なのですよ。これを外すと、教育への情熱、心身のたくましさを持っている人、豊かな人間性と広い視野を持っている人。すごく抽象的なのですよ。その方が。どっちがいいとか悪いとかという意味ではないですよ。文章って違和感のないように書こうと思うと、抽象的に書くということになる部分も多くなりますね。ただ、そのことが私はいいとか悪いとか言っているのではなくて、これはずっとこうやってきたのですか。

荒深教育次長
 ずっとというのは、調べてみないと分かりません。

野村委員
 ちょっといいですか。

矢﨑委員長
 どうぞ。

野村委員
 確かに、文言を言えばそういうことになります。それはもう、それぞれの感じ方は違いますから。でもね、言いたいことは、今、耳塚委員も言われたことは含まれているのですよ、その言葉の中に。これは悪いことを言おうと思って書いているわけじゃないのです。そのことを汲み取ってやることの方が大事じゃないですか。だから、そういうことを論じるよりも、もっと本質を捉えて、子どものためにということですよ、これは。だから、そういうふうに考えて。確かに、適切な表現はあるかもしれませんが、そのことは少し考えていただいて、やはりそのことだけを突き詰めていくと具体的なことがいいのか、抽象的なことがいいのかという、ちょっと変なことになっていっちゃいますので。本当は子どものために欲しい教員は何かという、もっともっと素直に正直に捉えてもらいたいと思うのですよね。

矢﨑委員長
 今の野村委員の御意見もそうだし、いろんな意見が教育委員の中にもあると、それもまた参考にしてもらって。来年の募集の時に、検討をしてもらって、そういう意見も出たということで。
 最後に、老婆心ながらちょっとお願いしておきますが、去年の教員採用においていくつかケアレスミスが、何回も謝らなければいけないことがあった。最終的には緊張感が足りないのではないかと、委員長から公なコメントを申さざるを得なかった状況がありました。去年の今年でありますので、そこら辺を高校教育課長から一言。

田中高校教育課長
 大変大きなミスがあって、お詫びを申し上げたわけでございますが、それを踏まえて改善策を打ち出しましたので、現在それに従ってやっております。万全を期してやってまいりたいと思います。

矢﨑委員長
 お願いいたします。他に御意見ございますか。それでは、議第2号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので原案のとおり決定をいたします。
 次に、議第3号「長野ろう学校高等部の学科改編について」、成沢特別支援教育課長から説明してください。

成沢特別支援教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 この件につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。どうぞ。

生田委員
 1点お願いいたします。1ページ目の普通科の一番下の欄に、「態度を身につける」と書かれてあるのですが、この態度を身につけるというのは具体的にどういったことですか。

成沢特別支援教育課長
 自立に向けて、私どもは週に1回自立活動の時間というものを設けております。その時間の中で自立のできるような、例えば口頭による手話の通訳とか、一般的に使われるパソコンの習得とかと、そういうものをやっています。また、さらに自立ということの中で、独り暮らしという部分が多分出てくるかと思います。進学をするとか、そういう時に対応できるようにということで、食事とか自炊といったできることも含めまして、態度という表現にさせていただいているところでございます。よろしくお願いします。

矢﨑委員長
 どうぞ。

生田委員
 ありがとうございます。

矢﨑委員長
 いいですか。他に何かありますか。特にないようでありますので、議第3号を原案のとおり決定したいと思いますが御異議ございませんか。

 

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全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので議第3号を原案のとおり決定いたします。
 次に、報第1号「職員の人事異動について」、田中教育総務課長から説明を願います。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの報告につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。
 これは、知事部局から教育委員会へ来た時で、また知事部局へ戻るときは出向という形になるのですか。

田中教育総務課長
 はい。一旦は知事部局から出向して教育委員会に受け入れて、それで教育委員会から今度出向して知事部局へ受け入れていただくという形になります。

矢﨑委員長
 はい、分かりました。それでは、報第1号を承認したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ないようでありますので、報第1号を承認いたします。
 次に、報第2号「長野県教育委員会の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例について」、笠原義務教育課長から説明してください。

笠原義務教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。特にないようでありますので、報第2号を原案どおり承認したいと思いますが御異議ございませんか。

全委員
 異議なし。

矢﨑委員長
 御異議ございませんので報第2号を原案のとおり承認いたします。
 以上で議事を終わります。
 続いて、教育長報告事項に入ります。最初に、教育長報告事項1「平成24年2月県議会定例会の結果について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの報告事項に関しまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。それでは、以上で教育長報告事項1を終了します。
 教育長報告事項2「職員の人事異動の結果について」、田中教育総務課長、笠原義務教育課長、田中高校教育課長それぞれから順次説明願います。

田中教育総務課長
 (資料説明)

笠原義務教育課長
 (資料説明)

田中高校教育課長
 (資料説明)

 

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矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。それでは、以上で教育長報告事項2を終了します。
 次に、教育長報告事項3「平成23年度退職者の永年勤続教職員表彰について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。それでは、教育長報告事項3を終了いたします。
 次に、教育長報告事項4「平成23年度児童生徒教育委員会表彰について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。ないようであります。以上で教育長報告事項4を終了します。
 次に、教育長報告事項5「県立短期大学付属幼稚園に係る入園料の減免について」、同じく教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。どうぞ。

生田委員
 1点質問させていただきます。今回の震災、昨年の震災で多くの子どもたちが親を亡くしたりしている現状があるかと思うのですけれども、今回長野県の受け入れの児童生徒の中で養護施設に入らなければいけないような、そういったお子さんはいらっしゃるのでしょうか。

矢﨑委員長
 はい。

田中教育総務課長
 申し訳ございません。生活状況までちょっと私の方では握っていないのですが。

矢﨑委員長
 では、また。

田中教育総務課長
 はい、分かりました。また生活状況の集計の方はちょっとしておりませんので。

矢﨑委員長
 調べてまた連絡してください。

田中教育総務課長
 はい、確認します。

矢﨑委員長
 では、それは後で聞かせていただければいいですか。

生田委員
 そうですね。かなり多くの子どもたちが親を亡くしているといった現状で、長野県も多くの子どもたちを受け入れているという話を聞いていましたので、こういった国立、県立、市立ですか。学校に入れなくて養護施設で預かっているお子さんがいらっしゃるのかどうか。それをちょっとお聞きしたかったのですが。

矢﨑委員長
 では、分かったらまたお知らせをお願いします。他に何かありますか。それでは、教育報告事項5を終了いたします。 6「平成24年度中学校1学年及び2学年30人規模学級の実施状況について」、笠原義務教育課長から説明してください。どうぞ。

笠原義務教育課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 ただいまの説明について、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。どうぞ。

生田委員
 お願いいたします。そもそも30人規模学級の導入の目的というのが、きめ細やかな指導をするというところにあると思うのですけれども、それを踏まえた上で、それでも例えば理由の2番、中1から中2で学級編成をしない、クラス替えをしないからこれは導入しないということは、きめ細やかな指導をすることよりも、同じクラスで行った方が子どもたちにとってメリットがあるという判断でされたことでしょうかということが1点。では30人規模学級にしないということであれば、やはり本来の趣旨、目的であるきめ細やかな指導をするというそこの観点から、チームティーチングなどの対応をされるとか、補助的を考えているのかどうかということをお伺いしていいですか。

矢﨑委員長
 はい。

笠原義務教育課長
 お願いいたします。今御指摘にありました中1から中2での学級編成をしないことによってということでございますが、それは学校によりまして入学した時の学級で3年まで卒業するという、そういう指導を大事に考えているところがあるということは、ここに影響をしているところだと思うところであります。
 ただ、今御指摘の中にありましたように、この30人規模学級編成につきましては、少人数学習指導で配置をさせていただいている教員を活用して行うということになっております。したがいまして、教員の配置は児童生徒数によりしておりますので、そうした学校が仮に30人規模学級編成を行わないという学校でも、例えば数学、英語の少人数学習指導は行いますし、またそれに見合った教員の配置はさせていただいております。学校でその活用方法については十分工夫をしていただいて、子どもたちにきめ細やかな指導ができるように、支援ができるようにしていただいているところでございます。よろしくお願いいたします。

矢﨑委員長
 いいですか。他に御意見、御質問がありましたらお願いいたします。それでは、以上で教育長報告事項6を終了します。
 「その他」に移ります。最初に、「4月、5月の主要行事予定について」、田中教育総務課長から説明してください。

田中教育総務課長
 (資料説明)

矢﨑委員長
 それでは、ただいま説明がありましたように、次回の定例会は4月26日木曜日の午後ということにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。御異議ないようでございますので、そのようにいたします。他に何かございますか。
 それでは、以上をもちまして第938回長野県教育委員会定例会を閉会いたします。お疲れ様でした。

 

お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会 

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7421

ファックス番号:026-235-7487

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