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更新日:2020年3月29日
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★☆ 教育ながの Vol.571 ☆★
長野県教育委員会メールマガジン
-平成22年(2010年) 7月号-
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆2010/ 6/18発行◆◇
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●ひろば
○『地域も子どもも共に育つ』
長野県教育委員会教育次長 長澤一男
●特集
○平成21年度公立高等学校卒業者の進路状況について
○平成21年度長野県児童生徒の体力について
●今、学校では
○世界ディベート大会出場について 長野県伊那北高校
●ご存知でしたか
○「コミュニティ・スクール」について
●お知らせ
○平成22年度教科書展示会の開催
○2010県民スポーツフェスティバル参加者募集
○長野県立歴史館考古学講座
○埋蔵文化センター企画展のお知らせ
○長野県生涯学習推進センター研修講座のご案内
○放送大学平成22年10月入学生募集
ほか
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【ご覧いただくにあたって】
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◇担当の方は、お手数ですが、職員の皆さんへ、回覧、掲示、転送等
をしていただくようお願いします。
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★ ★┃ ひ ろ ば ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆★ 地域も子どもも共に育つ ★☆★
長野県教育委員会教育次長 長澤 一男
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5月の連休中、NHKテレビで「子は島の宝」というドキュメンタ
リー番組を見た。都会から移り住んで8年、鹿児島県下甑島に暮らす3男
5女を抱える大家族の物語だ。高齢化率62%、子どもが通う地区の小学
校は複式学級で全校生徒は10人ほど。でも学校から帰れば美しい海で遊
んだり、風呂焚きなど近所のお手伝いをする。地区のお年寄りはみんな
自分の孫のように思っているから、学校の学習発表会の日にはみんなで
出かけていって喜んで、その日は子どもから元気をもらう一日となって
いる。まさに島民と島の子が一体となっているのである。
都市化・少子化が進む中で、子どもたちは、毎日、家と学校との往復、
帰宅後の塾通いなど、その行動は直線的だ。テレビやテレビゲームで家
に閉じこもる時間も多く、家の周りの「お互い顔と顔が見えるような地
域的ひろがり」の中で仲間と遊んだり、行動するというようなことはめ
っきり少なくなった。
一方、地域社会の連帯感も希薄化しているが、そのような中で、近頃
は、ご近所力で地域と学校が共に汗を流し、あいさつ運動や巡回指導な
ど地域の子どもたちに対する教育力を取り戻そうという動きも活発にな
ってきた。逆から見れば「学校」が、人と人の絆を基盤とした地域づく
りの一助となっているとも言える。
まさに、地域がまるごと「学校」となって、地域も子どもも共に育つ
ーそんなすばらしい各地の動きに今後とも期待していきたい。
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★ ★┃ 特 集 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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●○ 平成21年度公立高等学校卒業者の進路状況について ●○
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「進学状況」ですが、平成21年度の卒業者は16,016人で、このうち4
年生大学進学者は6,183人で全体の38.6%、前年度に比べ0.4ポイント減
少しました。この中で、国公立大学への進学者は1,640人で、0.7ポイン
ト減少し10.2%、私立大学への進学者は4,543人で、0.3ポイント増加し
28.4%でした。また、短期大学進学者は1,480人で9.2%、専修学校等へ
の進学者は5,418人で33.8%でした。浪人生は、前年度より0.8ポイント
増加していますが、その中には、国公立大学等の希望校への進学を目指
し、大学に合格をしていながら浪人をした生徒が1割程度含まれていま
す。厳しい経済状況は、生徒の進路に影響し、国公立志望が増え、浪人
しても第一志望を希望する生徒・保護者が増え、センター試験で得点が
取れなくても志望を変えずにチャレンジする傾向が強まっているためと
考えられ、結果として、国公立大への進学者がやや減少していると思わ
れます。また、厳しい経済情勢から、就職率も減少する中で、資格取得
等のために専修学校等への進学者が増加している傾向もあります。
県内公立高校では学力向上推進事業を開始した平成2年度以来、4年制
大学進学率は上昇し、長野県教育振興計画での、県内公立高校の4年制
大学現役進学率を平成24年度に40%まで上昇させるという目標の数字に
あと一歩という現状です。学校現場では、学力向上推進事業、具体的に
は進学対策集中講座や学習合宿などに積極的に取り組み、計画的・組織
的なきめ細かい進路指導を積み重ねてきています。今後は、さらに義務
教育との連携を強め、1年生からの学力向上の取り組みへの充実を図り、
伸びる力を一層伸ばす教育の推進に努めていきたいと思います。
次に、「就職状況」ですが、卒業者のうち就職を希望した生徒が
2,462人で、全卒業生の15.4%でした。このうち、3月末までに就職が内
定した者は2,299人で、就職内定率は93.4%、昨年度に比べ1.2ポイント
の減となりました。課程別では、全日制が94.9%、定時制は71.9%と、
ともに前年同期を下回りました。地区別では、景気悪化から、南信地区
を除く3地区における内定率は昨年度を下回り、特に東信地区は90%を
割り、この地域の雇用条件の厳しい事がうかがえました。就職未内定者
は、161名と前年に比べ僅かに増加しています。
昨年度の就職活動状況を分析すると、一昨年からの世界的な不況によ
る景気悪化に伴い、製造業を中心に多くの業種の雇用が低迷。特に、女
子生徒の希望の多い事務職、食品製造業等や、定時制生徒の希望の多い
製造業・サービス業において、景気悪化、求人の大学生や社会人へのシ
フトから、高校生への求人が手控えられたと考えられます。その中で、
工業科・商業科など職業科を中心とした即戦力と成り得る人材の採用が
多かった反面、普通科高校の就職率が伸びず、地域としては東信(特に
上田地域)、及び北信地域の製造業を中心に求人状況がよくありません
でした。
いずれにしても、100年に一度と言われる不況の中で、各校の就職指
導に対する懸命な取組みや就職活動支援事業の運用などから、さらには、
経済団体の働きかけや、会社経営が困難な状況にもかかわらず、無理を
押して高校生の求人に努めていただいた企業の方々の「地域の子は地域
が育てる」という意気込みが、内定率をここまで持ってくる要因となっ
たものと思われます。また、この厳しい雇用情勢の中、昨年8月より半
年間にわたり実施しました就職活動支援員の活動は、生徒に対する就職
指導・企業開拓等に大きな成果を上げることができたと、支援校から高
い評価をいただきました。
さて、この世界的不況が長期化する中で心配されることは、県内の有
効求人倍率が3月末現在で0.53と、未だに就業希望者の2人に1人しか職
がない状況だということです。この様な中で県教育委員会の今後の取り
組みの方向としては、短期的な視点として、未就職のまま卒業した生徒
を支援するため、各学校に「就職相談窓口」を設置するととともに、商
工労働部と協力して「新卒未就職者等人材育成事業」の活用を図るなど、
早期の就職を支援してまいります。
さらに、各学校での就職指導の徹底・強化を図り、労働行政等との連
携による企業開拓を進めるよう呼び掛けると共に、県内経済団体や企業
への求人枠の維持・拡大の要請を図り、7月からは昨年度より8名多い28
名の支援員を各校に配置しての就職活動支援事業を実施する予定です。
また、長期的な視点としては、高校生のスキルアップとして、基礎学
力の定着指導と併せ、プレゼンテーション能力、自己表現力、社会性の
向上等の一層の指導を図りたいと考えています。具体的には、主体的な
進路選択、職業選択ができる生徒を育成するため、キャリア教育を推進
し、生徒に対するガイダンス等を充実させるとともに、教職員に対する
キャリア教育についての研修等を充実させていきたいと考えています。
さらには、高校の1年次から3年間を見通した進路指導の体制を整え、普
通高校を中心として、「職業観・勤労観」を育成する教科・科目を教育
課程上に位置付けた、継続性・一貫性を持ったキャリア教育の充実をさ
せるべく、長野県独自の発達段階に応じた「キャリア教育のモデルプラ
ン」の作成をしていきたいと考えています。
■ お問い合わせ
教学指導課 高校教育指導係
TEL 026-235-7435
FAX 026-235-7495
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●○ 平成21年度長野県児童生徒の体力について ●○
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長野県では、昭和42年から体力テストを実施し、児童生徒の体力及び
生活の実態を把握して、体育指導の改善及び基礎体力養成のための資料
としています。また、文部科学省では、平成20年度から、「全国体力・
運動能力、運動習慣等調査」を実施しています。この2つの調査結果か
ら、平成21年度の長野県の児童生徒の体力について報告します。
1 長野県新体力テストの結果の概要
○体力の年次推移の傾向
昭和42年からの体力の推移では、横ばい若しくは低下傾向が依然
として続いています。
○小学生の過去10年間における体力の特徴
・2年生の男子の上体起こし、2年生・4年生の男女と6年生の女子の
反復横とび、6年生男女のシャトルランの値が、平成12年以降、
最も高くなりました。
・運動実施状況による得点合計の推移では「週3日以上」運動すると
回答した児童は「しない」と回答した児童より、体力合計点が高
くなる傾向がみられました。
○中・高生の過去10年間における体力の特徴
・中学校2年生女子の上体起こし、立ち幅とび、20mシャトルラン、
長座体前屈の値と、中学校2年生男子の反復横とびの値が、平成12
年度以降最も高くなりました。中学校2年生と高校2年生の男子の
立ち幅とびの値が、平成12年度以降、最も低くなりました。
・運動実施状況による得点合計の推移では「週3日以上」運動すると
回答した生徒は「しない」と回答した生徒より、体力合計点が高
くなる傾向がみられました。
○食生活の状況
「朝食を毎日食べる」割合は、学年があがるとともに減少する傾
向にあります。
○運動の実施状況
1週間の中で運動を「しない」と回答した児童・生徒の割合は、小
学校5~6年生から学年を重ねるごとに増加し、特に女子が著しい増
加をみせ、高校3年生では約半数に達しました。
2 「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果の概要
○実技に関する調査の結果からみえる長野県の状況
・長野県の児童生徒の体力を全国と比べると、小学校男子は上回り、
小学校の女子と中学校の男女は下回りました。
・長野県の児童生徒の体力は、筋力、巧緻性(巧みに動ける力)・
筋パワー(瞬発力)がある一方、全身持久力や敏捷性に課題が残
ります。
○運動習慣、生活習慣の結果からみえる長野県の状況
・長野県の児童生徒は、1週間の総運動時間では、運動する子としな
い子の二極化が中学校でみられます。小学校も含め、特に女子の
運動離れの傾向がみられました。
・食事の有無、睡眠時間、テレビ視聴時間で見た場合、長野県の児
童生徒は全国に比べ、基本的な生活習慣を身につけている傾向が
みられます。
○体育・保健体育の授業に関する調査の結果からみえる長野県の状況
体育・保健体育の授業では、長野県は「運動ができるための指導」
「運動量の確保」「個人差を踏まえた指導」で、「している」と回
答している割合が全国と比べて総じて低い傾向にあります。また、
中学校に比べ小学校でその傾向がみられます。
3 長野県の児童生徒の体力に係る状況
・昭和42年、昭和60年と比較すると依然として低い水準にあります。
・全国と比較して、低学年の児童は体力運動能力が高いが、学年が
進むにつれて低くなります。
・敏捷性、柔軟性、全身持久力が劣ります。
・中、高等学校女子の運動離れ傾向と、体力低下が著しいです。
・教師の体力向上に係る意識が低い傾向にあります。
4 今後の対応
○運動習慣づくり
・簡単な運動に取り組み、記録を申請する「ながのスポーツスタジ
アム」、長野県で作成した低学年用運動プログラムを提供する
「キッズどこでもゼミナール」などにより、運動の機会の提供や
講習会の開催による指導者の育成を行います。
・各学校において体力向上プランを有効に活用し、学校全体で体力
づくりに取り組みます。
○授業改善
・指導主事による学校訪問、体力向上プランの活用、体力向上DV
Dの活用等を通して、できるようにあるための指導、運動量の確
保の工夫、個人差を踏まえた指導を重視します。
◆◆「平成21年度長野県新体力テストの結果」及び「全国体力・運動能
力、運動習慣等調査」の詳細については以下のホームページ(「平
成21年度 長野県の学校体育」)をご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/taiiku/sportsnw/physical_test/phycal_test21.htm
■ お問い合わせ
スポーツ課 学校体育係
TEL 026-235-7448 FAX 026-235-7476
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■ 第907回長野県教育委員会定例会を開催しました。(5月27日開催)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/907/907.htm
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■ 第908回長野県教育委員会定例会を開催しました。(6月10日開催)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/teireikai/908/908.htm
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■ 県立長野図書館 国民読書年企画展示
「新聞の書評に載った本(平成21年度下半期)」を開催します。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/syougai/happyou/toshokan100527.pdf
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■ 「未来塾ながの」の開塾式が行われます。
バンクーバーオリンピック銀メダリスト小平奈緒さんと夢を語りま
す。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/kyougaku/happyou/miraijuku22-1.pdf
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★ ★┃ 今、学校では ┃ ★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆ 世界ディベート大会出場について ☆★
長野県伊那北高校
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伊那北高校の英語部が、昨年12月に埼玉で開かれた全国高校生英語
ディベート大会で優勝し、今年2月の世界大会(カタール)に出場、日
本代表として歴史的な2勝を上げたことはご存知でしょうか。このたび、
その活躍の様子をまとめた小冊子を作成いたしました。数に限りがあり、
広くお配りするということはできませんが、その中から、参加した生徒
の感想の一部を紹介いたします。
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今でもドーハでの世界大会のことを考えると胸がいっぱいになる。辛
かったこと、悔しかったこと、苦しかったこと、楽しかったこと……私
にとって世界大会は本当に大きな経験だった。
私は世界大会を通して、前よりも少しだけ世界と近くなったような気
がする。世界大会での経験を自分の中で完全に消化できたわけではない
が、この貴重な機会に恵まれたことを幸せに思っている。
自分の意見を“英語で伝える力”をつけるために、世界中の人と臆す
ることなく話ができるようになるために、これからもディベートを続け
ていきたい。
そして、もっと多くの人たちに英語ディベートの楽しさ、素晴らしさ
を伝えたい。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
世界大会に参加して私にとって、一番よかったと思えることは今まで
勉強してきたことが世界のためにそして自分のために繋がっていくとい
うことがわかったことだ。考える力=国語力、社会、政治、経済、歴史、
英語、生物、環境学、数学、どの科目もお互いに関係し合っていること
を実感するよい機会だった。
今勉強していることが、受験のためではなく、世界を理解し、自分を
理解して、社会の問題を解く鍵に本当に繋がっていることを心から感じ
ることができた。「いつもニコニコしてれば、そりゃあ人気者になれる
けど、ちゃんと人に言って、伝えなきゃいけないときもあるのよ」とい
うコーチの言葉ではないが、自分にいつも正直でしっかり社会のことを
知ったうえで、しっかりと意見できる人になりたい。様々な問題を他人
事で放っておくのではなく、自ら考える人の輪に参加したい。そして、
もっと多くの高校生に参加することの大切さを知ってほしい。
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◆◆2010年世界高校生ディベートカタール大会の様子は、以下のブログ
でご覧いただけます。
http://wsdc2010.blog107.fc2.com/
◆◆長野県伊那北高校ホームページ
http://www.nagano-c.ed.jp/ina/
■ お問い合わせ
長野県伊那北高等学校
〒396-8558 伊那市山寺2,165
TEL 0265-72-2221 FAX 0265-76-8969
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★ ★┃ ご存知でしたか ┃★…★…★…★…★…★…★…★…★…★
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★☆★ 「コミュニティ・スクール」について ★☆★
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「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」とは、平成16年
に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正により成立した
仕組みで、教育委員会が指定する公立学校の運営に関して協議する機関
として、地域住民や保護者等により構成される「学校運営協議会」が設
置できるようになりました。この協議会を設置する学校が、「コミュニ
ティ・スクール」と呼ばれます。
長野県内においては、阿智村立阿智第三小学校、諏訪市立中洲小学校、
飯山市立秋津小学校の3校が指定(平成22年4月現在)されており、そ
の他にも3つの小中学校が指定に向けた調査研究が進められています。
より良い学校づくりのために、学校運営に地域住民や保護者が参画す
ることは、コミュニティ・スクールとしての指定を受けなければできな
いものではありませんが、指定により、保護者や地域住民が一定の権限
と責任を持って学校運営の基盤である教育課程や教職員の配置について
意見を述べることが、制度的に保障され、その意見を踏まえた学校運営
が進められることになります。
全国では、京都府で143校、東京都で88校、岡山県で52校等(平成21
年4月現在)のコミュニティ・スクールの導入が活発な都府県もあり、
制度の効果的な活用が図られています。
少子化や核家族化の進行、地域コミュニティの変容等、教育を取り巻
く状況も大きく変化し、子どもを取り巻く様々な課題の解決には、学校
だけでは限界があり、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を果たしつつ、
相互に連携協力して地域全体で子どもを育むことが必要です。
コミュニティ・スクールは、その解決のための一つのツールとして活
用されています。
■ お問い合わせ
教育総務課 企画係
TEL 026-235-7423 FAX 026-235-7487
下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
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★ ★┃ お知らせ・イベント情報 ┃ ★…★…★…★…★…★…★…
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●○ 平成22年度教科書展示会を
県内の教科書センターにて開催します ●○
-学校で使用している教科書を手にとってご覧になりませんか-
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県民の皆様の教科書に対する理解を深めるため、小・中・高等学校で
使用する教科書や、小・中学校の特別支援学級及び特別支援学校で教科
用図書として使用する一般図書(県で調査した20冊)を、県下18会場で
展示します。
どなたでも自由にご覧いただけます。どうぞお気軽にお出かけくださ
い。
なお、今年度は小学校用教科書の採択年にあたり、新たな教科書を展
示します。
◆展示期間 平成22年6月18日(金)~7月19日(月)の中で、
教科書センターごとに14日間(各会場の休館日等を除く。)
◆展示会場 教科書センター(県内16ヵ所)、長野県総合教育センター、
県立長野図書館
◆◆展示期間、開館・閉館時間、休館日などの詳細は、以下のホームペ
ージをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/jouhou/kyokasyo/index.htm
■ お問い合わせ
教学指導課 総務係、義務教育指導係
TEL 026-235-7433、7434 FAX 026-235-7495
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●○ 2010県民スポーツフェスティバル参加者募集 ●○
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スポーツ・レクリエーション活動の場として、相互交流を深め、健康
で豊かなスポーツライフの実現のために、スポーツフェスティバルを開
催します。
◆ 日 時:県大会 10月24日(日)
◆ 会 場:松本平広域公園他
◆ 申し込み締切日:9月10日(金)
◆ 競技の部:陸上競技、ソフトバレーボール、ラージボール卓球、
ソフトボール、グラウンド・ゴルフ、ミニサッカー、
小学生相撲、キンボール、ペタンク、トリオボーリング、
ゲートボール、マレットゴルフ
※ 競技の部のみ事前申し込み、参加料が必要です。
(ゲートボールとマレットゴルフは、支部連盟を経由して申し込み
ます。)
◆ ふれあいスポーツの部:ノルディックウォーキング、ペタンク、
キンボール、ビームライフル、車いすテニ
ス
◆ イベント広場:あそびの広場、健康の広場
◆ ランチタイムイベントでは、「スポスタフェスティバル」として、
ながのスポーツスタジアムに参加する学校、学級の皆さんによる、
「クラスで8の字ジャンプ」の取り組みと演技の発表をします。
◆ 県大会の他、県下20会場で「地域版」を開催します。総合型地域
スポーツクラブや実行委員会が主体になって進めるこの企画にも、ぜ
ひご参加ください。
◆◆詳細については、以下のホームページをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyouiku/taiiku/kenspo.htm
■ お問い合わせ
県教育委員会事務局スポーツ課内
県民スポーツフェスティバル実行委員会事務局
TEL 026-235-7449 FAX 026-235-7476
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●○ 長野県埋蔵文化財センター速報展
「長野県の遺跡発掘2010」 ●○
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平成21年度に長野県埋蔵文化財センターで発掘調査をした県内各地の
遺跡出土品を公開します。
注目の佐久市西近津遺跡群で出土した「『美濃国』刻印須恵器」をは
じめ11の遺跡から出土した貴重な文化財を御覧いただけます。
また、今回は県内最古級の飯田市竹佐中原遺跡の石器群を特別展示し
ます。
◆ 場 所 伊那文化会館
◆ 開催期間 7月8日(木)~8月1日(日)
◆ 開館時間 午前9時から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
◆ 休館日 7月12日(月)・20日(火)・26日(月)
◆ 観覧料 無料
◆ 展示遺跡
中野市 柳沢遺跡(弥生時代)、千田遺跡(縄文時代)、
沢田鍋土遺跡(古代)
坂城町 上五明条里水田址(古墳時代・古代)
佐久市 近津遺跡群(古墳時代)、西近津遺跡群(古代)、
西一里塚遺跡(弥生時代)、地家遺跡(中世)
佐久穂町 小山寺窪遺跡(古代・中世)、満り久保遺跡(旧石器)
飯田市 下村遺跡(鶯ヶ城跡)(戦国時代)、
竹佐中原遺跡(旧石器)
◆ 調査報告会
開催日時 7月11日(日) 午後1時30分~3時20分
内 容 (1)佐久市地家遺跡 (2)飯田市下村遺跡
(3)飯田市竹佐中原遺跡
■お問い合わせ
伊那文化会館 (〒396-0021 伊那市大字西町5776)
TEL 0265-73-8822 FAX 0265-73-8599
info@inabun.or.jp
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●○ 春季企画展 ひめゆり 平和への祈り [沖縄戦から65年] ●○
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今から65年前、日本は外国と戦争状態にありました。なかでも沖縄は
唯一地上戦がおこなわれた場所として、当時の爪痕が今でも残されてい
ます。
沖縄師範学校女子部・沖縄県立第一高等女学校の教師・生徒240人は、
その過酷な戦場に学業半ばで動員され、沖縄陸軍病院の壕で負傷兵の看
護にあたります。彼女たちは戦後、「ひめゆり学徒隊」と呼ばれました。
二度と戦争を起こしてはならないという思いから、ひめゆり同窓会は、
ひめゆり平和祈念資料館を設立しました。
戦後65年を迎えた今、ひめゆり学徒生存者は80歳を超えました。平和
への祈りを込めて、ひめゆりからのメッセージを届けます。
◆ 場 所 長野県立歴史館
◆ 開催期間 開催中~7月11日(日)
◆ 開館時間 午前9時から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
◆ 休館日 毎週月曜日
◆ 観覧料
区 分 常設・企画共通券 企画展券
大 人 500円(400円) 300円(200円)
高・大学生 250円(200円) 150円(100円)
小・中学生 120円(100円) 70円( 50円)
※( )は20名以上の団体
以下の方は無料です。
○ 平日、学校の教育活動として観覧する県内の小・中・高生
○ 身体障害者手帳などの交付を受けている方とその介護者
○ 土・日曜、祝日及び振替休日に観覧する小・中・高・特別支援
学校生
◆ 講演会
開催日時 6月19日(土) 午後1時30分~
演 題 日本赤十字社の創設と元救護看護婦の証言
講 師 元赤十字看護大学司書 吉川龍子 氏
元日本赤十字社救護看護婦 高野夏美 氏
開催日時 7月3日(土)、4日(日) 各午後1時30分~
演 題 元ひめゆり学徒の証言
講 師 ひめゆり平和祈念資料館副館長 島袋淑子 氏
*上記講演会には受講料200円が必要です(企画展観覧料を含む)。
*要予約(6月1日から予約開始)
◆ 講座
開催日時 7月10日(土) 午後1時30分~
演 題 戦争遺跡が語るもの
講 師 県立歴史館考古資料課長 原 明芳
■ お問い合わせ
県立歴史館 総合情報課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
TEL 026-274-2000 FAX 026-274-3996
ホームページ http://www.npmh.net/
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●○ 長野県立歴史館講座 「考古学講座」 ●○
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平成22年度は、「『考古学入門』遺跡・遺物を考えよう」をテーマに
全6講座を開講しています。
県立歴史館の職員が、わかりやすく解説しますので、考古学に興味を
持ち始め、学習の機会を求めている方等には、とても良いきっかけの場
になると思います。
ぜひ、県立歴史館の考古学講座にご参加ください。
◆ 会 場 長野県立歴史館 講堂又は第1研修室
◆ 日程・内容
第1回 終了しました。
第2回 終了しました。
第3回 7月17日(土) 石器―製作技術と用途―
第4回 9月18日(土) 金属器・他―祭祀・宝器・武器・装飾品―
第5回 10月 8日(金) 発掘現場見学・体験(埋文センター等)
第6回 11月 6日(土) 自然遺物―動物・植物・環境―
◆ 時 間 午後1時30分から午後3時まで(第5回は終日)
◆ 申 込 所定の申込書の提出が必要です。
(通年予約制。当日受付も可。)
◆ 参加費 資料代として、1回200円をいただきます。
なお、第5回遺跡探訪会は、他に別途参加費がかかりま
す。
■お問い合わせ
県立歴史館 考古資料課 (〒387-0007 千曲市屋代260-6)
TEL 026-274-2000 FAX 026-274-3996
ホームページ http://www.npmh.net/
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△▼△▼ 長野県生涯学習推進センター研修講座のご案内 △▼△▼
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7月~9月に開催する研修講座のご案内をいたします。詳細については、
当センターのHPまたは「信州らんらんネット」をご覧ください。
皆様の参加をお待ちしております。
◆ 家庭・幼児教育講座「健やかな心と体を育てよう(2)
~夢中を引き出す遊びと関わり~」
7月1日(木)
講義「夢中を引き出す遊びと関わり」
演習「心と体の発達を育む運動遊び」
講師 犬飼 己紀子 松本大学人間健康学部教授
◆ 男女共同参画フォーラム
7月10日(土)
講義「東京大学教授の爆笑子育て寄席」
講師 瀬地山 角 東京大学大学院総合文化研究科教授
※会場 長野県男女共同参画センター“あいとぴあ”(岡谷市)
◆ 生涯学習推進講座「大好き!公民館~
~まちの縁側づくりに男性の力を~」
7月13日(火)
講義「新しい公共は公民館から~男なら今こそ出番だよ~」
演習「新しい出会いをつくるためにできること」
講師 吉田 博彦 NPO教育支援協会代表理事
◆ 生涯学習推進講座「深めよう!地域の絆
~世代を越えた学びあい~」
8月26日(木)
講義「世代を越えた学びあい」
事例発表
情報交換「学びあいが地域を変える」
講師 白戸 洋 松本大学総合経営学部教授
◆ 家庭・幼児教育講座「健やかな心と体を育てよう(2)
~地域で支える生活習慣づくり~」
9月7日(火)
講義「地域で支える生活習慣づくり」
事例発表
情報交換「子どもの生活習慣を考えよう」
講師 増山 均 早稲田大学文学学術院文化構想学部教授
◆ フォーラム「きらめきながら生きるために
~地域社会の絆の中で~」
9月14日(火)
講義「心の障壁を越えて~レッツ!バリアオーバー」
ワークショップ「きらめきながら生きるために」
講師 堀越 喜晴 大学講師
◆家庭・幼児教育講座「安心して子育てができるまちをつくろう
~親を育てる「子育て支援」
9月27日(月)
講義「親を育てる『子育て支援』」
事例発表
情報交換「わがまちの子育て支援」
講師 久保田 力 相模女子大学学芸学部教授
受講は無料です。
■ お問い合わせ
県生涯学習推進センター(〒399-0711 塩尻市大字片丘南唐沢6342-4)
TEL 0263-53-8822 FAX 0263-53-8825
ホームページ http://www.nagano-c.ed.jp/shogai/
信州らんらんネット http://www.ll.pref.nagano.jp/
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●○ 放送大学で学んでみませんか!
平成22年10月入学生募集 ●○
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放送大学では、平成22年度第2学期(10月入学)の学生を募集してい
ます。
放送大学は、テレビなどの放送を利用して学習する通信制の大学で、
放送大学の科目を利用して「教員免許状」の取得が可能です。
また、教育における最新情報や専門分野等のリカレント教育に資する
科目も数多く開設しています。
詳しい資料をお送りいたします。お気軽にお問い合わせください。
◆募集期間
平成22年6月1日(火)~平成22年8月31日(火)
◆授業開始
平成22年10月1日(金)
◆資料の請求(無料)・お問い合わせ先
放送大学長野学習センター
〒392‐0004 諏訪市諏訪1-6-1 スワプラザビル4階
TEL 0266-58-2332(月曜日・祝日休み)
放送大学ホームページ http://www.ouj.ac.jp
★☆★ あとがき ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メールマガジン「教育ながの」7月号をお届けします。
長野県は小麦粉の消費量が全国1位となっており、「おやき」の文化
と「うどん」を打って食べるという食文化があることが影響している
と言われています。
最近では、それらに加え、スーパー等の敷地内で売られている「た
こやき」や「たいやき」も小麦粉消費量の増加に貢献しているようで
すが、果たして長野の新たな食文化となりうるのでしょうか。
ちなみに、「野沢菜」のたいやきが長野市内で売られていますが、
こちらは何とか「長野県の食文化」と言えるギリギリのラインでしょ
うか。味はそこそこでしたが。(し)
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■ 編集/発行
長野県教育委員会事務局 教育総務課
TEL:026-235-7423 Fax:026-235-7487
長野県教育委員会ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/kenkyoi/
長野県ホームページ http://www.pref.nagano.lg.jp/index.htm
▲△▲△▲△▲△▲△▲△ 教育ながの vol.571 ▲△▲△▲△▲
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