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更新日:2024年4月11日

里山整備利用地域制度の概要

里山整備利用地域とは

 地域住民をはじめとする皆さんが、主体的に里山の整備・利用に取り組む地域を、市町村長の申出によって「長野県ふるさとの森林づくり条例」第26条により知事が認定するものです。
 認定された地域では、「長野県森林づくり県民税」による様々な支援策を活用することができます。

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里山整備利用地域に認定されると・・・

  • 地域住民等で組織した里山整備利用推進地域協議会が地域活動の推進主体となります。
  • 県は、自立的・持続的な活動に向けた支援を行います。

【里山整備利用地域における支援策の一覧】

事業名

事業実施主体

補助率

事業内容

里山整備利用地域活動推進事業 里山整備利用推進協議会 10/10以内 里山の整備や利活用等の地域活動への支援
里山資源利活用推進事業 里山整備利用推進協議会 3/4以内 チェーンソーや薪割り機等の資機材の導入等への支援
里山利活用人材の育成事業  - 里山を管理・利用するための人材を育成 
みんなで支える里山整備事業 市町村、森林所有者、森林組合、生産森林組合、
NPO法人、又は計画策定者等
9/10以内 防災減災:未整備の里山の間伐
里山整備利用推進協議会、又はその構成員 開かれた里山の整備:「開かれた里山」の造成・保全を目的とした森林整備への支援

 

認定までのながれ

  1. 里山整備利用推進協議会の設立
    地域住民や森林の利活用を行う関係者で「里山整備利用推進協議会」を設立します。
  2. 市町村に認定の申出を依頼
    里山整備利用推進協議会は活動の内容、認定を受ける区域などを決めて、里山整備利用地域活動計画書を作成し、市町村に認定の申出を依頼します。
    ・里山整備利用地域活動計画書(ワード:20KB) 記載例(PDF:80KB)
  3. 市町村から県に認定の申出
    市町村は里山整備利用地域活動計画書に以下の書類を添えて、県に認定の申出を行います。
    ・里山整備利用地域認定申出書(ワード:19KB) 記載例(PDF:55KB)
    ・申出にかかる区域を示した位置図
    ・関係者からの意見聴取の経過書
    ・属地森林簿の写し
  4. 認定
    認定要件を満たしている場合は、里山整備利用地域として認定します。

認定要件

  • 5ヘクタール以上にわたる一団の森林を対象としていること。(ただし、地形、森林の状況、その他やむを得ない理由により、5ヘクタールに満たない場合は、この限りでない。)
  • 対象となる森林と密接に関係する集落が存在していること。
  • 里山整備利用推進協議会等の地域住民等が自発的な活動をするための体制が整備されていること。
  • 活動の内容が、里山の整備及び利用を推進するものであり、里山の保全に資すると認められること。
  • 活動が継続的に行われることが認められること。

認定地区一覧(令和5年10月31日時点)

108地域が認定されています。地域の名称、位置等については、次の整備利用地域台帳、認定地域一覧(長野県図)及び詳細情報(グーグルマップのリンク)でご覧いただけます。

里山整備利用地域台帳(PDF:399KB)

認定地区域一覧(長野県図)(PDF:1,126KB)

  詳細情報(グーグルマップのリンク)(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

地域活動の主な流れ

  1. 協定の締結
    地域活動の計画・実施にあたり、里山整備利用推進協議会は、地域活動で整備・利活用しようとする森林の所有者と地域振興局長の三者で里山利用協定を締結します。
    ・長野県ふるさとの森林づくり条例事務取扱要領(第38里山利用協定関係)(PDF:134KB)
    ・里山利用協定書(ワード:21KB) 
  2. 事業計画書の提出
    地域活動の実施に当たり県民協働による里山の整備利用事業の実施を希望する場合は、里山整備利用推進協議会は事業計画書を作成し、市町村に提出します。市町村は管内の事業計画をとりまとめ、提出期限までに地域振興局に提出します。
    ・県民協働による里山の整備・利用事業補助金交付要綱 (PDF:74KB)
    ・県民協働による里山の整備・利用事業実施要領 (PDF:130KB)
    ・県民協働による里山の整備・利用事業計画書 (ワード:27KB)
     別紙 (エクセル:20KB)
    ・県民協働による里山の整備・利用事業交付要件確認書 (PDF:83KB)
  3. 【令和6年度 地域振興局への提出期限】
     第1回:4月18日(木曜日)、第2回:6月13日(木曜日)、第3回:8月22日(木曜日)
     ※計画書の提出(予算の執行)状況により、申請回数は増減する場合があります。
  4. 事業計画の承認・内示
    県は内容を審査し、適当と認めた場合は、事業計画書を承認し、里山整備利用推進協議会に内示額を通知します。 
  5. 本申請(補助金の交付)
    里山整備利用推進協議会は、 地域振興局に交付申請書を提出します。
    ・県民協働による里山の整備・利用事業補助金交付申請書(ワード:21KB)
  6. 交付決定
    地域振興局は、補助金交付申請書の審査を行い、事業の採択を通知します。 
  7. 事業の実施
    里山整備利用推進協議会は、採択を受けた事業を実施します。
    交付決定後の事業内容の変更や、事業完了前に補助金の交付を受けたい場合は、地域振興局へご相談ください。
  8. 事業完了の報告
    里山整備利用推進協議会は、事業が完了した時は、実績報告書を地域振興局に提出します。
    ・県民協働による里山の整備・利用事業実績報告書(ワード:26KB)
  9. 検査・補助金額の確定
    地域振興局は、提出された書類等により、事業完了の検査を行います。
    検査に合格後、補助金額を確定し、里山整備利用推進協議会に通知します。
  10. 補助金の請求
    確定の通知が届きましたら、里山整備利用推進協議会は交付請求書を提出します。
    地域振興局から、補助金を指定口座に振り込みます。
    ・県民協働による里山の整備・利用事業補助金交付(概算払)請求書(ワード:22KB)

「開かれた里山」に取り組む協議会に対する追加支援

 令和5年度からの第4期森林税では、より多くの県民等の皆様が里山の森林に親しむことができるよう「開かれた里山」の整備を推進することとしており、里山整備利用推進協議会等が取り組む「開かれた里山」における整備・利用計画の作成や森林所有者等の同意取得、資機材の導入、里山の整備等を支援することとしています。

事業の種類 事業内容 主な補助率
里山整備利用地域活動推進事業
(開かれた里山)

里山整備利用推進協議会が行う、より多くの県民等が広く親しめる「開かれた里山」における整備・利用計画の作成、「開かれた里山」の利活用に係る森林所有者等の同意取得、広報活動等に要する経費を支援します。
(これまでに里山整備利用地域活動推進事業を上限まで活用した協議会も、令和5年度から令和9年度までの期間において、事業の実施の初年度から起算して2か年度まで活用が可能です。)

10分の10以内
里山資源利活用推進事業
(開かれた里山)
「開かれた里山」における管理体制の構築等の活動に必要な資機材の導入に要する経費を支援します。
(これまでに里山資源利活用推進事業を上限まで活用した協議会も、令和5年度から令和9年度までの期間における累計の補助対象経費の上限として100万円まで活用が可能です。)
4分の3以内
開かれた里山の整備 里山整備利用地域における地域住民等の協働による活動が今後更に自立的・持続的なものとして定着するよう、必要な体制整備を後押しするとともに、より多くの県民が里山の森林に親しむことができるよう「開かれた里山」の整備を支援します。 標準経費の
90%以内


 なお、上記の事業を活用する場合には、「地域活動の主な流れ」の2.事業計画書の提出前に、開かれた里山の整備・利用計画書の内容について、地域振興局長から承認を得る必要があります。手続きの流れは下記のとおりです。

開かれた里山の整備・利用計画書(以下「開かれた里山計画書」という)の提出
 里山整備利用推進協議会が里山整備利用地域を「開かれた里山」として整備・利用する場合、開かれた里山計画書を作成し、市町村に提出します。市町村は管内の計画をとりまとめ、地域振興局に提出します。
 地域振興局は、みんなで支える森林づくり地域会議の構成員から意見聴取を行うとともに、内容を確認し、適当と認めた場合は、開かれた里山計画書を承認し、里山整備利用推進協議会に通知します。
 ・里山整備利用地域における「開かれた里山」に関する事務処理要領 (PDF:57KB)
 ・開かれた里山の整備・利用(変更)計画書 (エクセル:17KB)

「開かれた里山」取組事例集及び安全管理マニュアルについて

 県内各地の里山整備利用地域等において「開かれた里山」としての整備・利用を促進するため、里山整備利用推進協議会等の関係者の皆様が活動を行う際の参考となるよう、「取組事例集」と「安全管理マニュアル」を作成しました。

「開かれた里山」に係る取組事例集(PDF:6,941KB)

 里山整備利用地域を主体とした取組に加え里山整備利用地域が主体ではない取組も含め県内で「開かれた里山」に先行的に取り組んでいる5事例を紹介し、里山整備利用地域の「開かれた里山」としての整備・利用を促進するとともに、既存の「開かれた里山」も含めて里山の魅力等に関する情報を広く発信するための資料です。

「開かれた里山」整備・利用安全管理マニュアル(PDF:2,366KB)

安全管理チェックシート(ワード:386KB)

 今後「開かれた里山」に取り組む里山整備利用地域の関係者向けに、準備段階から県民等が実際に利用する段階に至る中での事故等のリスクを最小限に抑えるために必要となる安全管理の留意点等をまとめた資料です。

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お問い合わせ

林務部森林政策課

電話番号:026-235-7262

ファックス:026-234-0330

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