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更新日:2021年3月31日
令和2年(2020年)9月14日(月)
午後2時から午後3時20分まで
県庁本館棟3階 特別会議室、県庁本館棟8階 教育委員会室
○議題
議第1号 令和2年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について
議第2号 令和2年度「長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価」について
議第3号 新たな入学者選抜制度導入に係るスケジュールの変更について
議第4号 「高校改革 ~夢に挑戦する学び~ 再編・整備計画【一次】」について
議第5号 長野県文化財保護審議会委員の委嘱(任命)について
議第6号 長野県宝及び長野県無形民俗文化財の指定について
○教育長報告事項
(1) 新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見防止の取組について
(2) 令和2年度LINE相談窓口「ひとりで悩まないで@長野」6月~8月の実施結果について
(3) 令和3年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について
(4) 第42回北信越国民体育大会について
○教育長
原山隆一
○委員
教育長職務代理者 伏木久始
委員 矢島宏美
委員 荻原健司
委員 塚田裕一
委員 中澤眞弓
○その他
尾島教育次長、塩野教育次長、内堀高校改革推進役、早川教育政策課長、
桂本参事兼義務教育課長、井村参事兼高校教育課長、駒瀬参事兼高校再編推進室長、
坪井特別支援教育課長、曽根原参事兼学びの改革支援課長、松村参事兼心の支援課長、
小林文化財・生涯学習課長、宇都宮保健厚生課長、北島スポーツ課長、滝沢国体準備室長
原山教育長
ただ今から、第1068回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。
本日の審議事項、議第1号「令和2年9月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」につきましては、成案となる前の内容について審議・検討する案件であります。つきましては、議第1号を非公開とすることが適当と思われますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、このように決定いたしました。
なお、この案件につきましては、本日の最後に審議することといたします。
それでは議題に入ります。議第2号「令和2年度長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価について」、早川教育政策課長から説明をお願いいたします。
早川教育政策課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、ご意見、ご質問があればお願いいたします。いかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。
次に、議第3号「新たな入学者選抜制度導入に係るスケジュールの変更について」、井村高校教育課長から説明をお願いいたします。
井村高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
これにつきまして、ご意見、ご質問があればお願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは、議第3号を原案どおり決定したと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、原案どおり決定します。
次に、議第4号「『高校改革~夢に挑戦する学び~再編・整備計画【一次】』について」、駒瀬高校再編推進室長から説明をお願いします。
駒瀬高校再編推進室長
(資料説明)
原山教育長
ありがとうございました。午前中の総合教育会議でもご議論いただきましたが、改めて、この再編・整備計画【一次】(案)につきまして、委員の皆さんからご意見、ご質問、ご発言をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。いかがでしょうか。
伏木教育長職務代理者
私からよろしくお願いします。
高校改革の再編・整備計画については、これまで説明会等、十分丁寧にされてきたことは、午前中の総合教育会議でもご説明いただきましたけれども、説明会に出席していない方々への理解を得られる手だても取っていく必要があるかと思っています。
県が進めている高校改革、夢に挑戦する新たな学びということに関して、その挑戦の主役は高校生ですが、それを実現させるためのキーマンは高等学校の先生方だと思います。また、そういう高校へこれから進学していく中学生や、中学校現場の先生方にどれくらい理解されているのか。そう考えると、やや心配なところがまだ現状ではあると思います。
私は、今年も免許更新講習等で多くの先生方の研修を担当していますけれども、20年後の学校を想定した話になるとびっくりされる先生が随分多くて、新しい学習指導要領が20年後の学校を想定して作られた経緯とは意識の差が大きいように思います。今の子どもたちは、20年どころかこれから50年先も活躍していく人たちだとすると、まずこの新たな学びを進めていく「挑戦する学び」とはどういうものなのかということを、今回再編計画に挙がっている地域も、そうでない地域も含めて、みんなで共通理解していくということが喫緊の課題だろうと思っています。
政策的に決定を先送りできない時期的な制約もあるかと思いますが、説明会等に来られなかった人々、大事な話がまだ伝わっていない人々に対する取組といいますか、今後の方針のようなものを、少しお聞かせいただけますでしょうか。
原山教育長
いかがですか。
駒瀬高校再編推進室長
ありがとうございます。
まず、高校の教員への説明ということですが、これは学校長を通じまして、またしっかりと説明をさせていただくというような形で進めてまいりたいと思っております。
その他、地域の方々への説明ということになります。これは、決定した後も、我々としましては説明をしていくスタンスは変わっておりませんので、要望があれば説明会にも臨みますし、これから確定していくに当たっては、先ほど述べましたようにさまざまな方にご参加いただきながら説明・検討していくことになるかと思いますので、そういうような機会を捉えながら、高校改革の必要性について説明をしていきたいと思っております。
原山教育長
今のは、どちらかというと再編中心の説明のことかと考えられてしまうんですが、そうではなくて、高校の学びの改革そのものについて、教員であったり、あるいは生徒、保護者、関係の皆さんに対してどうやってそれを周知していくかという話だと思っています。
これは教育委員会全体の課題でありますし、高校ばかりでなく、小中高、あるいは幼保小中高、連続した改革の学びというものがしっかりと浸透していかなければならないと思っています。これは教育委員会を挙げて、これからも取り組んでいきたいと思っています。
伏木教育長職務代理者
続けてよろしいですか。
そこのところを、ぜひお願いしたいと思います。そうでないと、少子化と財政的事情で高校を再編統合するんだというような短絡的な見方をされてしまいますので、県が取り組む姿勢を明確にしていただきたいというお願いです。
それから、再編統合ということが実現していくときには、幾つか県の学校施設が空きますよね。その空き施設の利用というものを、これが落ち着いてから次に考えるのではなくて、同時並行的に考えていく必要があるのではないかと思ってます。
つまり、その学校周辺におられた地域の人々が、既存の学校はなくなるかもしれないけれども、そこの施設を使って、テレワーク時代に即した最先端のスペースに生まれ変わっていくとか、ワーケーションを誘致するとか、そこが学びの拠点になって、学校という枠を越えて地域の人たちやいろいろな人たちが交わるコミュニティーのセンターになっていくというような未来志向の議論も同時に始めることが望ましいと思います。私たち自身が頭を少し柔らかくして、教育委員会という枠を越えて、いろいろな地域や人が交わり、新たな価値を生み出せるような拠点になっていく可能性があるんだということを同時に打ち出していって、対話的に議論を深めて地域の人と一緒に創っていきましょうという議論が並行していかないと、学校がなくなってしまうかもしれないという暗い話になり、地域の人はなかなか納得できないのではないかと思います。難しい検討課題だと思いますけれども、ぜひ前向きによろしくお願いいたします。
原山教育長
再編一次計画(案)の23ページに、「再編・整備の進め方」の章の2「個別の再編実施計画の策定」というところがあります。統合実施校ごとに再編実施計画を策定するに当たってということで、「新校再編実施計画懇話会」というものを地域ごとに立ち上げようと考えております。
この中では、学校関係者のみならず、地域の代表者、あるいはここにあります同窓会、PTA、生徒の代表等に入っていただいて、新校がどうなるかということと併せて、新校の校舎として利用されない施設について、どういう利用方法をしていくのか、地域の拠点になる学校ですので、利用しなくなる施設の利用方法も含めて、地域の皆さんと知恵を出し合いながら検討していくという体制を取っていきたいと思います。それに当たって、ワーケーションであるとか、今後の世界、新しい社会を見据えた形での利用方法というのを一生懸命考えていくことが必要だと思っています。
他にいかがでしょうか。
中澤委員
再編計画があるところもないところも、本当に同じように学びの改革が進んでいければいいなと願っています。やっぱり生徒たちが通いたくなるような面白い学校、本当に明日も来てみたいなと思うような、そんな学校づくりをしていけるような話し合いがこれから進んでいくといいなと願っています。
地域らしいユニークな学校をつくっていくのには、本当に地元の方たちの支援が必要だと思うし、生徒たちの意見も色々と聞きつつ、一つひとつ面白いことを実現していけるよう願っています。ありがとうございます。
原山教育長
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。
矢島委員
私も中澤委員と同じように、再編の対象校になるかならないかにかかわらず、全ての学校で進めていくというところはとてもいいなと思いました。とかく再編の対象校だけに目が行きがちですけれども、長野県の全ての県立高校で推し進めていくというところが基本になっているというのは、本当に素晴らしいと思います。
本当に一年一年が目まぐるしく変わって、急速に変わっていく予測不能な世の中の中で、この一年というものがとても速くなっていきますので、子どもたちにとって遅れることなく、私はスピード感を持って進めていただきたいなと思います。
それから、ここ何年かSNS等、さまざまなところで、長野県の高校生が随分活躍する姿を拝見しています。今までとは全然変わってきた連携だとか、それから、子どもが主体となってあらゆるところで活動をしている。その子どもたちの力というのは、本当に素晴らしいと思っています。本来、その力を持っているんですけれども、それが今までなかなか発揮できる環境になかったり、規格的なところで生活してきたところもあるかと思うんです。今、このようなさまざまな経験を通して、子どもたちが発揮できるような環境になっていますので、さらにそこは加速させていただいて、全ての子どもが力を発揮できるような、そして、そのような高校改革がされたらいいかなと望みます。
以上です。
原山教育長
ありがとうございます。
本当に学びの改革は、再編統合対象の高校だけではなくて、県立高校全体の問題ですので、今お話しをされた部分はしっかり受け止めて進めていきたいと思っています。
他にいかがでしょうか。
荻原委員
矢島委員、中澤委員のご意見と重複するんですけれども、なぜ高校改革をするのかというのは、やはり今の子どもたちの将来、子どもたちのためというのももちろんで、そうすると、やはり時間的に猶予がない。スケジュールどおり、決められたところでしっかり進めていくということが重要だと思います。子どもたちの成長というのは止まれませんので、しっかり粛々と進めていくことが必要だと思っています。
その上でさまざまな方々から丁寧にご意見を聞くということは、ぜひ取り組んでいただきたいと思っています。
私としては、「高校改革~夢に挑戦する学び~再編・整備計画」と来ているんですけれども、なぜか再編・整備計画だけがちょっと際立ってしまっていて、けれども、言い換えると、私はある意味チャンスだなと思っています。
特に、再編・整備計画の対象地域は、やはりそうではない地域よりも、今、教育熱というのが高まっているんだろうと思うんです。自分たちの地域の子どもたちをどうするんだと、だからこそ高校改革が必要なんだ、学びの改革が必要なんだということを、本当に私たち教育委員会としてしっかりと伝える。そして、地域の方々、特に子を持つ親にしてみれば、うちの子どもの教育をどうしてくれるんだと、どんな教育をやってくれるのかと、そういう方々がわくわくして楽しそうだなと。実際、通わせている子どもたちがすごい楽しい、面白いと言ってくれるのがたぶん一番だと思うんです。そうすると、5年、10年ということじゃなくて、それこそ2100年ぐらい、先を見据えた大きな流れの中で、今できることをしっかりと進めていただきたいと思っています。
とにかく、この高校改革が非常にわくわくして楽しそうだなと、未来は明るいなとか、そんなことを、地域の方々やこれから学ぶ子どもたちに伝わることが大変重要かと思います。
原山教育長
ありがとうございます。しっかり進めていきたいと思っています。
塚田委員いかがでしょうか。
塚田委員
今、皆さんがおっしゃられたとおりです。新しい時代に即した新しい学びというものを目指していくということかと思うのですが、先ほど、教育長からご説明あったように、個別の案件は、この後の「新校再編実施計画懇話会」に落として、いろいろな問題があると思いますが、そこで議論していただければなと思います。
この計画自体は早く進めた方がいいと思います。
原山教育長
ありがとうございました。スピード感を持って、もちろん着実に進めてまいりたいと思っています。
それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。
次に、議第5号「長野県文化財保護審議会委員の委嘱(任命)について」小林文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。
小林文化財・生涯学習課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、ご意見、ご質問があればお願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは、議第5号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議ございませんので、原案どおり決定いたします。
次に、議第6号「長野県宝及び長野県無形民俗文化財の指定について」、小林文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。
小林文化財・生涯学習課長
(資料説明)
原山教育長
それでは、ただ今の説明につきまして、ご意見、ご質問があればお願いいたします。よろしいですか。
それでは、議第6号を原案どおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。
全委員
異議なし。
原山教育長
ご異議なしということで、原案どおり決定いたします。
続きまして、教育長の報告事項に入ります。報告事項の1「新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見防止の取組について」、松村心の支援課長から説明をお願いします。
松村心の支援課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、ご質問、ご意見等があればお願いいたします。
矢島委員
お願いします。スピード感を持った対応が素晴らしいなと思いました。その上で、2点あります。
1つは、2の(2)のチェック票ですけれども、このチェック票の目的というものは、差別や偏見を未然に防ぐためのものなのか、感染症防止のためのものなのかというところを、まずお聞きしたいと思います。
松村心の支援課長
ありがとうございます。これは、感染が確認された学校で差別・偏見が起こらないように、子どもたちの中から、不安や、差別や偏見に関する相談を受ける、最初は短時間でできるだけ全員から相談を受けるような形で実施していきたいと考えていて、それ以上に聞きたいという場合には、もう少し時間を取って、もう一回設定していくと考えております。
矢島委員
ありがとうございます。もう1点ですけれども、差別・偏見防止というのは、子どもから差別・偏見を受けないようにという、学校内での子ども同士の差別・偏見というものでしょうか。
松村心の支援課長
ありがとうございます。例えば教員と子どもたちに分けた場合、特に子どもたち同士の差別・偏見がないように、あるいは教員の中でも、学校の中のそれぞれの分野の中で、偏見がないようにするための学校内での取組です。また、学校外からそういった差別や偏見などの情報が入ってくるということも考えられますので、そのための相談電話の設置であります。
矢島委員
ありがとうございます。子どもの差別・偏見というのは子どもから発生しているものではなくて、大人の姿を見て、子どもたちは家庭内で話していることとか、例えばニュースで報道される地域での差別・偏見などを見て、していいということを学んでいると思うんです。子ども自身の中からは、差別・偏見というのは何か学習しないと出てこないわけで、それが私は大人の姿だというふうに思っています。
もちろん子どもたちを守ることはとても大切ですけれども、差別・偏見を防止するためには、やはり私たち大人自身が、自分の差別感であるとか偏見というものに向き合わなければ、子どもにいくら「やめろ、やめろ」と言っても、大人がやっていたら私は何の効果もないなと思っております。
ですから、ぜひ、学校等のお便りを通して、学校では一切差別・偏見は許しませんというぐらいのきっぱりした、大人の方は自分自身の差別・偏見をどうぞ見直してくださいというぐらいの、子どもを守るために差別・偏見は絶対に許さないという姿勢が必要だというか、それぐらい子どもたちをみんなで守っていきましょうというような、大人への啓発的な対応ということも必要になってくるかと思います。以上です。
原山教育長
そのとおりだと私どもも思っていまして、ここは知事部局と連携して、あるいはPTA連合会等々と連携して、差別・偏見を学校のみならず社会全体からなくすというメッセージを含めて、現在、今後の活動を相談中であります。そんな方向でやっていきたいと思っています。
矢島委員
ありがとうございます。
原山教育長
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、教育長の報告事項の1を終了して、報告事項の2「令和2年度LINE相談窓口、『ひとりで悩まないで@長野』6月~8月の実施結果について」、松村心の支援課長から説明をお願いします。
松村心の支援課長
(資料説明)
原山教育長
これにつきましては、何かご発言ありますか。お願いいたします。
中澤委員
お願いします。2つあります。「いたずら・無応答」のところの、私は、いたずらと無応答では全然意味が違うような気がしているんです。一緒に書いてあるんですけれども、この違いはあるんですか。分かっているんですか。
松村心の支援課長
下に小さい字で書いてあるんですけれども、無応答というのは、相談者がLINEでアクセスをしてきたときに、相談員全員が対応中だったという場合、後で相談員のほうから働き掛けをするんです。そのときに、働き掛けても応答がないというのが無応答ということで、いたずらとは質が違います。
中澤委員
いたずらは、実際にいたずらだと思うようなことがあったんですか。
松村心の支援課長
いたずらはそれほど多くないです。
中澤委員
そうですか。無応答のパーセンテージが多いのが、すごく心が痛む感じで、かけたけれども実際は話せなかったとか、話しにくかったとか、何か話せるような状況がなかったんじゃないかなというのも考えられて、これはすごく気になってしまいます。いたずらと無応答は少し違うんじゃないかなというのと、パーセンテージが多いので、話す方法、何か工夫ができないだろうかというのが一つです。
もう1つが、「ピア・デイ」が好評であるということが書かれてあって、「今後は毎週水曜日に定期開設日を設け」と書いてあるんですけれども、大学生の方たちはどんな感じでしょうか。
原山教育長
お願いします。
松村心の支援課長
2点、ありがとうございます。お答えいたします。
いたずらと無応答は確かに質が違いますが、こういうまとめ方をずっとしてきています。
友達登録が昨年度560件ぐらいだったのが、今年は1,300件を超えているという状況の中で、多くの相談が入ってきて相談窓口がふさがっていて入れないという状況があり、その関係で増えているということがいえるかと思います。これだけ突出して数が多いので、なぜこんなに多いのか、細かくは検証できていないんですが、原因はそういったことにあるかと思います。上手にこれを解消していくためには、相談窓口の回線数を多くするということが大事でしょうけれども、今のところそういうことはできていないという状況であります。
2点目でありますが、「ピア・デイ」はもうこれで終了いたしまして、水曜日は大学生ではない委託した業者の相談員ということになります。
中澤委員
残念ですけれども、了解いたしました。
原山教育長
他にいかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、教育長の報告事項2を終了しまして、報告事項の3「令和3年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について」、井村高校教育課長から説明をお願いいたします。
井村高校教育課長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、何かご発言ございますか。お願いいたします。
矢島委員
ありがとうございます。ちょっと観点が違うかと思うんですけれども、各校の募集の観点のところにざっと目を通したんですけれども、学校独自の考え方が現れていると思います。
ただ、ちょっと残念だなという思いがありまして、1つはもっと多様性に目を向けていただきたいというようなことがあります。例えば、どこということではないんですけれども、「中学生として規則正しい生活を送り」というような文言が書いてあるんですけれども、これだけ不登校の子が多くいる中で、なかなかそういう生活が送れていない子どもたちもいる中で、そういう子どもたちも、高校から頑張るという意欲があったりします。そして、学校に行かなくても力を蓄えている子どもたちもいます。
ですから、大人の都合のいいような観点ではなくて、午前中もそうなんですけれども、高校改革ということで、わくわくするような、そして、これからこうやっていこうというような新たな学びの推進を挙げている中で、この学校の募集の観点を見ると、今までと変わっていないかなというような、ちょっと残念な感じがあります。ぜひ、高校改革と連動するような観点が必要かなと思います。
それから、不登校の子どもに関していえば、原則、体験入学に参加することというようなことも書かれているところもあるんですけれども、このような状況の中で、体験入学が実際にできなかったりすることもあると思うんです。そして、毎日やっているわけではなくて、決まった日程のところで、特に不登校の子はなかなか人と会いにくいとか、でも行きたいというような中で、概要を見て初めから子どもが入学を諦めることなく、いろいろな形でチャンスが、それでもいいんだよというふうにチャレンジできるような書き方がもっとあるのではないかと思いました。
ぜひ、そのような募集の観点に各校がもう一度見直していただいて、多様性を認めるとか、長野県が目指している高校であるとか、そういうようなところがもっと入ったらいいかなと感じました。
以上です。
原山教育長
ありがとうございます。いかがですか。
井村高校教育課長
大変貴重なご意見ありがとうございました。募集の観点につきましては、本当に今、委員ご指摘のとおり、多様性というようなところも考えながら、また、校長会等で周知してまいりたいと思います。
また、不登校の子どもにとっては、一定のときに学校説明会とかあるんですけれども、それ以外にも、実は個別で受け入れるとかそういった機会も設けております。また、その状況に合った対応ができるようにと考えております。
原山教育長
ありがとうございます。
学びの改革と連動するような形で、しっかり見直してもかけていきたいと思っています。ありがとうございます。
他にいかがでしょうか。
中澤委員
私も、学びの改革と連動で、矢島委員と同じような感じですけれども、やっぱり探究的な学びとか、協働的な学びとか、たぶん今までとは違う成績の在り方、成績の付け方、入試もひっくるめて高校の中での成績の付け方も、これから一緒に考えていかなければいけないんじゃないかなと思いました。
原山教育長
ありがとうございます。他にいかがでしょうか。よろしいですか。
それでは、報告事項の3を終了いたしまして、報告事項の4「第42回北信越国民体育大会について」、滝沢国体準備室長から説明をお願いいたします。
滝沢国体準備室長
(資料説明)
原山教育長
ただ今の説明につきまして、何かご発言ございますか。よろしいですか。
では、報告事項の4を終了いたします。以上で、公開による審議を終了したいと思います。
これから非公開の審議になりますが、この会場は次の会議が予定され使えないので、教育委員会室で非公開の審議を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。
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