ホーム > 長野県林業総合センター > 組織概要 > 育林部

ここから本文です。

更新日:2024年8月2日

林業総合センター

育林部

業務内容の紹介(健全な森林づくりに向けて)

育林部では、本県を代表する樹木であるカラマツを中心として、健全な森林を造成管理するための技術開発を行っています。その対象範囲は、森林を育てる基礎となる種子から苗木の生産、森林を育てる育林技術に加えて、病虫獣害等の被害防除や山地災害の防止に関わる技術まで幅広く対象としています。

 

  1. 優良な苗木の生産
  2. 多様な森林の育成管理技術の開発
  3. 森林被害の低減
  4. 山地災害の予防と効果的な調査技術の開発
  5. 依頼分析(林木の種子発芽試験

 

最近10年の成果から

 

現在取り組んでいる課題

 優良な苗木の生産

成長に優れた苗木を活用した施業モデルの確立(苗木生産技術の開発)

コンテナ苗 植栽当年から優れた樹高成長をする苗木の生産技術を確立するため、苗木形質の向上および早期出荷が可能な育苗方法の最適化を目指しています。

 

1年生カラマツコンテナ苗の品質向上にむけた取り組み(PDF:470KB)(R4年度研究成果発表会で報告)

 

優良品種苗木の認証(林業用優良苗木生産指導事業)

接種 抵抗性試験 マツ材線虫病にかかりにくい抵抗性品種の普及に向けた接種検定を行い、実用化に向けた試験を繰り返しています。

 

苗木生産に関わる様々な業務

カラマツの着花調査(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

カラマツの種まき(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

 多様な森林の育成管理技術の開発

成長に優れた苗木を活用した施業モデルの確立(保育の低コスト化)

カラマツの大苗を用いるなど初期成長に優れた苗木を、植生の抑制効果が期待できる機械地拵えと組み合わせることで、再造林費用がかさむ下刈り経費の削減ができないかを検証しています。

マルチキャビティコンテナ苗木植栽試験写真:カラマツ再造林試験地

植えたカラマツは形状比80を維持するように成長する(PDF:292KB)2022年12月14日公開

一貫作業システムで再造林を低コストに(PDF:800KB)(R4年度研究成果発表会で報告)

 

大径・優良材生産を目指した人工林管理技術の研究

大径・優良材生産を目標林型とした高齢級林分の将来の姿を予想して、収支予測を行う手法を開発します。

さらに、長伐期施業のリスクを回避するための適切な森林管理技術を検討しています。

写真:高齢ヒノキ林での間伐効果の検証写真:複層林の上木伐倒時の下木損傷軽減

脱炭素社会の実現に資する森林管理技術の確立

ゼロカーボン社会の早期実現にむけて、人工林のCO2吸収・固定能力を最大限に発揮させる施業方法を検討しながら、再造林地から得られる収益を向上させるための森林管理技術を開発していきます。

 

マツ枯れ被害後の更新管理方法の研究

空中写真 残材
マツ枯れ被害を受けた場所で、天然更新をさせた場合、健全な森林を育てていくためには、どこまでどのような手入れを行う必要があるのかを検討しています。

 

 森林被害の低減

ニホンジカの季節別生息状況に応じた効率的捕獲の実証

赤外線カメラ 撮影中

ニホンジカの捕獲による被害対策を進めるため、効率的な捕獲を行う方法を開発しています。

この方法が確立すれば、初心者でもニホンジカが確実に捕獲できるようになり、被害の低減につながることが期待されます。

 

景観スケールにおける亜高山帯針葉樹林の更新に及ぼす風倒撹乱と獣害の相互作用的影響

ニホンジカの増加により、食害が激しい北八ヶ岳の亜高山帯針葉樹林で、どうすれば更新できるのかを検討しています。この結果をニホンジカが生息する環境でも森林の天然更新がどうすればできるのかを見つけようとしています。

 

高標高地におけるマツ材線虫病の被害実態に応じた新たな防除手法の確立

松枯れ マツノザイセンチュウ マツノマダラカミキリ
松枯れ被害が高標高地域に拡大する中で、マツ材線虫病の被害推移を標高別に把握し、被害の拡大を抑えるための新たな防除手法の確立を行うことを目指しています。

 

森林被害の軽減に関わる様々な業務

虫害

獣害

 

 山地災害の予防と効果的な調査技術の開発

防災教育支援のためのデータ共有技術の確立

CS立体図の解析 当センターで開発したCS立体図などの地形情報を、森林資源の情報や路網の情報などと合わせ、地域の住民などと連携しながら、防災対策を進めるための手法を開発していきます。

 

 

最近の研究成果

最近10年間の成果を分野別に紹介します(それ以前の研究報告技術情報は別のページでご確認ください)

優良な苗木の生産

研究報告

技術情報

研究トピックス

 

多様な森林の育成管理技術の開発

研究報告

技術情報

研究トピックス

 

森林被害の低減

研究報告

技術情報

研究トピックス

 

山地災害の予防と効果的な調査技術の開発

研究報告

技術情報

 

研究トピックス

 

ページの先頭へ戻る

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

お問い合わせ

所属課室:長野県林業総合センター 

長野県塩尻市大字片丘字狐久保5739

電話番号:0263-52-0600

ファックス番号:0263-51-1311

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?