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更新日:2022年4月27日
第1段階にご参加いただいた皆様にとりまとめていただいた、「産業のこれから」です。
消費者の需要が量から質へと変化した
パッケージ型の「大量生産・大量消費」が通用しづらくなり質的な付加価値をもったカスタム型へ注目が高まった。観光においては人気スポットへの大量集客が難しくなり、地域内・少人数での旅行が注目されるようになった。
大規模を追わず、ターゲットを絞っていた企業は打撃が少なかった
多くの人に人気なわけではないが、ターゲットを絞り、強い結びつきのある顧客を獲得していた事業者は、コロナ下でも顧客があまり離れず、打撃が少なかった。
変化に対応できた事業者とできなかった事業者に分かれた
感染拡大から2年近く経過したが、緊急対応後に今後の戦略を考え、変化に対応しようとした事業者は比較的打撃が少なかった。
時代も環境も変化が予測できない社会に。レジリエントな「産業」の稼ぎ方とは。
多くの人の興味を引くことを狙うのではなく、他者と競合しない個々の強みをそれぞれが見つけ、狙ったターゲットに深く刺さるサービスを提供する。独自の地域資源を活用して生産過程の質を付加価値にする。決して大きくないが個性的な取組みを知らせ、享受者とつながる媒体として、オンラインを使いこなしていく。
農林業者・観光業者・住民など、地域を題材として多様な関係者を巻き込み協力しあう。地域に根ざした事業者による新しく個性的な取組みと豊富なノウハウを活かしてスケール化・持続化できる事業者との組み合わせから、健全な競争関係を構築し、状況の変化に対応できるしなやかな産業をめざす。
コロナ収束後、一時的に需要のリバウンドが想定されるが、単純にそれに合わせて人材や物資を確保すると、需要が収まった際に供給過多となる。また人口減少は悲観的に語られることが多いが、それが追い風になる業界があるのも事実。あらゆる産業の従事者は、需要の大小に関わらず長期的に物事をとらえ、柔軟な戦略を立てることができる「視座を養う」ことが重要。
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