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更新日:2022年10月31日

保育園の育休退園について

ご意見(2022年9月8日受付:Eメール)

長野県教育委員会または、こども・家庭課に要望です。A市町村在住で、年子の未満児を育てております。
この度は、未満児を保育園に預け働きに出ている保護者が、第二子以降を妊娠・出産する際、出産育児休暇を取得し上の子どもが未満児の場合、在園している保育園を退園しなければならない(いわゆる育休退園)制度について意見させて頂きたく県民ホットラインを利用させて頂きます。
B市町村のHPには、「育児休業中は本来、保育を必要とする理由に該当しない」とありますが、0.1.2歳児を抱えながら乳幼児の面倒を見て、2人(もしくはそれ以上)の育児をすることがどれだけ大変な事かご存知の方は職員さんの中にどのくらいいらっしゃいますでしょうか。もちろん、働きに出ている方が保育園等を確実に利用する為に、待機児童を減らす対策としているのは理解出来ます。ですが、仕事をしている家庭と同じくらい1歳差の年子、2歳差2学年差の育児をしている私達は保育園を必要としています。
阿部知事が解決したい課題として「結婚・子育てに対する支援」と謳っていますが、その割には子どもを産んで仕事を休むなら上の子も家で見ろよ。となんの支援にもなっていません。むしろ子育ての負担になり、第二子以降を育児休暇を取っても預けられる3年後に考えようかな…とか、年齢的に産後の自分の身体で乳児と幼児を1人で24時間みるのは厳しい…と諦めた方の話もよく耳にします。また、下の子が産まれ保育園を退園させられる上の子は、下の子のお世話に追われるお母さんに甘えられない…我慢する、時には親にストレスが溜まり怒ってしまう、まだ生まれて数ヶ月の子を太陽の下に長時間連れ出すのはリスクがある為、その年齢に1番大切な、「外あそび」もろくに出来ず、子ども自身もストレスが溜まり愚図ったり、母親を困らせようとしたり…いろいろな事に悪循環が起こります。
また、母親自身も、下の子が退園すると他の大人とのが関わりが激減し、育児等について相談する環境すら失われます。
各市町村、自治体で支援センターなどが設けられていますが、たかが1.2時間のために子ども達の着替え、ミルク、オムツ、お菓子、水分等を1人で準備して(育児家事をしながら)、生後数ヶ月の乳児と物分りがまだ曖昧な幼児を、車に乗せる→降ろす(大量の荷物も)→遊ばせる→帰る準備をする(まだ遊びたいとグズる場合もある)→車に乗せる(大量の荷物も)→降ろす→家に帰宅(お出掛けバック等の片付け)→その後の家事育児。
下の子の夜泣き、夜中の授乳で睡眠時間3時間で、朝を迎え子どもたちが元気に起きてどこかで子どもたちとお昼寝がしたい、、と思っていても2人が同時に寝てくれる時間は奇跡に近く、1人が寝れば1人が起きる。。母親が休む時間はありません。
阿部知事を含め、これらを体験した事のある職員さん(特に男性職員)は何名程度いらっしゃいますでしょうか。
子ども1人育てるだけでも大変な苦労があります。それが2人、3人、産まれたばかりの乳児とまだまだ赤ちゃんな未満児年齢の兄姉たちと毎日を過ごすのは、皆様が想像を絶するくらいの家事育児に追われる毎日です。
もちろん、それをこなせる方もいらっしゃるでしょう。そういう方には快く退園して頂いたら良いかと思います。しかし大半の母親は保育園に預かって貰いたい…預けたい…上の子を遊ばせてあげたいのに、外に出て力いっぱい走らせてあげることも出来ない…、泣いて甘えたいのに下の子の授乳、オムツ替えやお世話ですぐに抱っこもしてあげられない、そう涙を流す母親もいるのです。
妊娠を希望し、出産をする決意をしたのも私たち(両親)ですが、ただの無職で仕事をしてないのに子どもを保育園に預けている訳ではありません。
本来であれば、国に意見したいです。
育休退園の法律を失くして欲しいです。が庶民の私がそう簡単に出来るものではなく、、、まずは長野県からと思い意見させて頂きます。
近年、移住者が増えている長野県ですが先日県外から移住されてきた方で妊娠、出産を控えてる方とお会いしました。上の子がまだ未満児で退園になりますって言われた…地元ではそんな制度なくて預けられるから長野もそうだと思っていた。移住しなきゃ良かった。失敗した。とおっしゃる方にお会いしました。
せっかく長野県を選び移住してきて下さった方にそう言われて私も悲しくなりました…
数年前まで保育士をしていて現場を経験していますので、未満児保育の大変さ、保育士不足、待機児童などの問題が保育園側にもある事は重々、承知していますが、見直しを検討して下さるのか、検討さえして頂けないのか、、県民の声が必要なのか(必要であれば署名活動等できる事をさせて頂きます)
ご回答頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。

回答(2022年9月13日回答)

長野県県民文化部こども若者局長の野中祥子と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただきました「保育園の育休退園について」のご意見についてお答えいたします。

この度は、育児休業取得中の保育所の継続入園について貴重なご意見をいただき誠にありがとうございます。

ご指摘のとおり、小さなお子様を育てながらの乳児の子育ては、保護者の方にとって身体的・精神的な負担が大きく、そのような時こそ身近な保育所をはじめとする子育て支援機関等による支援が求められるものと認識しています。

保育の提供は、児童福祉法で市町村の義務と定められており、その運用は保育の実施主体である市町村に委ねられております。

また、保育所を利用するには、子ども・子育て支援法に基づき「保育を必要とする理由」が必要であり、市町村が定めることとされております。なお、すでに保育を利用しているお子様がいて、そのお子様が引き続き保育が必要である場合、育児休業取得中であっても市町村から「保育を必要とする理由」として認められる場合もあります。

県内の市町村の中には、育児休業取得中の保育所の継続入園について認めているところもありますが、その対応は市町村によって異なっております。また、待機児童対策などそれぞれの地域が抱える課題を勘案した上で、育休退園の見直しを検討している市町村もあります。

県といたしましては、市町村との連絡会議等の機会を活用して、ご意見いただきました育休退園について市町村に情報提供し、保護者の不安や子育ての大変さを軽減するためにも市町村における見直しの検討を後押ししてまいりたいと思います。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点等ございましたら、こども・家庭課長:柄沢竜治、担当:保育係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:県民文化部/こども若者局/こども・家庭課/保育係/電話026-235-7098/メールhoiku(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:保健・医療・福祉)(月別:2022年9月)2022000556

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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