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更新日:2023年6月30日

上田養護学校の図書蔵書について

ご意見(2023年5月9日受付:Eメール)

新聞で何度か掲載されている、上田養護学校の図書室の狭さと購入費の不足について、
1、県で対応していただけないのでしょうか?
実際、図書室をご覧になったことはありますか?ここが図書室!?と驚くほどの狭さと申し訳ない程度の本の数です。あの図書室で何を読めと!?
2、地域校との格差のみならず、稲荷山養護学校とも格差があり、県は何も気づいていらっしゃらないのでしょうか?
3、なぜ、行動へ移せないのでしょうか?
4、また、障がい児だからといって環境整備を諦められていると感じます。
ご回答の程、よろしくお願いします。

回答(2023年5月16日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の米沢一馬と申します。
県民ホットラインにお寄せいただきました、上田養護学校図書室の環境改善に関するご意見について、お答えいたします。

この度は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。現在、上田養護学校では、専用の図書室に約2,100冊の蔵書を有し、平成30年度からは、民間のブックバスも利用し、児童生徒が図書に触れる機会を増やしてまいりました。また、平成31年3月には、図書室をそれまでよりは広い現在の部屋へ移すなど施設面の充実にも努めてまいりました。

小・中・高等部及び重度重複学級の学習では、ほぼ毎日のように図書室を使用し、朝の遊びの時間等には静かに本を読む様子がよく見られております。学校では十分検討の上、児童生徒のニーズに応じた図書を購入し、授業においても頻繁に読み聞かせ等を行っております。一方で、小中学校の図書室や他校と比べると、蔵書数や施設の両面で、いまだ不十分な状況にあると認識しております。

県教育委員会では、特別支援学校の児童生徒一人ひとりの学びを充実させる上で、図書の活用効果に関する認識が高まるなか、特別支援学校の図書購入予算を段階的に増額するとともに、触って楽しめるもの、注意を惹くための工夫があるもの、音声情報があるものなど、児童生徒一人ひとりの興味関心に対応する図書の整備に取り組んでまいりました。また、県立長野図書館の「デジとしょ信州」に視覚障がい者向けサービス「アクセシブルライブラリー」を段階的に導入し、実際の図書館を利用しにくい方への学びの基盤の充実にも努めているところです。

今後とも、更なる蔵書の充実に向け、計画的に図書の購入に努めるとともに、特別支援学校で図書を選定する際には、さまざまな発達段階にある児童生徒一人ひとりのニーズに対応する多様な図書を整備して、図書室の充実に取り組んでまいります。

また、県教育委員会では、老朽化・狭隘化が進む特別支援学校の環境改善を順次進めていくこととしています。特に、老朽化する上田養護学校についても、県のファシリティマネジメント計画等も踏まえながら、できるだけ早期に環境改善してまいります。その際、図書室については必要な環境を確保するとともに、多様な教育的ニーズに応える学習空間のデザイン性に配慮した整備を行い、児童生徒にとって魅力あるものとなるよう取り組んでまいります。

以上、ご質問への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、特別支援教育課長酒井和幸、担当:業務係まで、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。

 

【問合せ先:教育委員会事務局/特別支援教育課/業務係/電話026-235-7432/メールtokubetsu-shien(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2023年5月)2023000068

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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