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更新日:2023年4月3日

松本技術専門校

建築科の紹介

 

和風木造住宅の在来工法における、施工技術を基礎から学び、将来、建築大工として必要な基礎的知識、技能を養います。また、CADを用いた建築設計のカリキュラムを取入れ、中小規模建築物の設計から施工までを体系的に学びます。
技能五輪競技大会の建築大工部門への参加などを通じ、積極的な技能習得への対応に力を入れています。

 

公園ベンチ

実習風景

数寄屋実習 社寺実習

 

 

入校、修了、就職の状況

入校者数
入校年度 応募者数 入校者数 最低年齢 最高年齢
R5 11 11 18歳

18歳

R4

18

16

18歳

28歳

R3

14

12

18歳

46歳

R1

21

17

18歳

38歳

 

修了者数と就職者数
入校年度 修了者数 就職者数
R5

現1年生

R4

現2年生

R3 9 8
R2

15

15

R1

6

6

資格取得状況

技能検定・技能五輪
入校年度

技能検定

建築大工3級

技能検定

建築大工2級

技能五輪

建築大工職種

R5

現1年生

R4

6(6)

2(2)

3(4)

R3 1(1) 2(2) 3(7)
R2

1(1)

0(0)

14(15)

R1

1(1)

1(1)

7(7)

 

建築CAD検定
入校年度 建築CAD検定2級
R3

6(8)

R2

6(7)

R1

4(6)

(注)1:表の数値は合格者人数(受験者人数)である。

技能講習、特別教育

1年次及び2年次の技能講習及び特別教育の受講状況は以下のとおりです。

1年次

  • 自由研削砥石特別教育
  • 玉掛技能講習
  • 小型移動式クレーン運転技能講習
  • 丸のこ等取扱い作業従事者

2年次

  • 小型車両系建設機械運転特別教育
  • フォークリフト運転技能講習
  • アーク溶接技能講習
  • ガス溶接技能講習

建築科について

(建築大工の魅力は)

「手に職」の時代を反映してか、中高生の間でもデザイナー、調理師など技能、技術がモノをいう職業への人気が高まっています。少し前の小学生への調査でも、「大工さん」が憧れの職業第1位にランクされました。
体を動かすことが好きな人、「ものづくり」に興味がある人、根気がよく人の言うことを聞ける人、あいさつがきちんとできる人、愛嬌のある人等々・・・・・。一生の仕事として建築大工を目指してみませんか。

(後継者不足の大工)

今日では、かつてのように一人親方に弟子入りし、寝食を共にしながら技術、技能を身につけていくという方法がとれなくなり、後継者不足に悩む工務店も多くなっています。
本校の建築科は、2年間の訓練期間で、建築大工の基礎的知識、技能が学べます。本人のやる気次第で、一生の仕事としてスタートすることが可能です。
親が工務店を経営していて、後を継ぐことを目的に入校する人も多くいます。

(木造住宅の魅力は)

最近では、プレハブ住宅や2×4(ツーバイフォー)住宅など新しい工法の住宅も増えていますが、日本には古来から木材で柱を組み、屋根を組み、壁を張る伝統的な工法があります。(「在来工法」や「軸組み工法」と呼ばれています。)
茶道、花道などには必ず畳の和室が必要となりますし、木のぬくもりを感じたり、和式庭園を楽しんだりするには、和風住宅が一番です。

(建築大工と資格)

建築大工には免許のような特別な資格はありません。だれでも建築大工になれるのですが、「腕前」が良くないと仕事にはなりません。このため、一定の技能を有する人を国が公に認める制度として「技能検定」制度があります。この検定試験に合格すれば「技能士」と呼ばれます。試験の区分には、1級と2級があり、1級が最上位級となります。

(技能検定と技能五輪)

技能検定の受検には実務経験が必要であり、2級検定を受検するには2年間の経験が必要です。一方、23歳以下の若い人については「技能五輪」大会があり、在校中に建築大工の種目の参加を薦めています。技能五輪大会で一定の成績を収めると2級技能検定の実技試験が免除になる制度もあり、技能士になる近道でもあります。

(訓練の体系は)

1年次は、鉋(かんな)や鑿(ノミ)などの手工具の研ぎ方や使い方、継手・仕口の墨付け加工、曲尺(さしがね)を使った規矩(きくじゅつ)術など、従来工法における建築大工の基礎的技術・技能と建築施工ための基礎学科を学びます。
2年次は、伝統工法を学ぶ「建築大工専門コース」と関連職種における施工技術を学ぶ「住宅施工総合コース」に分かれます。また、企業実習や校外実習を行い、即戦力となるための実践力を養います。

(就職は)希望する職種に就職していきます、就職後は見習いとして、一人前を目指します。

訓練カリキュラム ※令和6年度から訓練内容が改編されます

区分 1年次

2年次

 

 

 

 

 

 

 

 

学科

建築概論
構造力学概論I,II
建築設備I,II
測量
関係法規I,II
安全衛生
木質構造
材料
規矩術
工作法
職業資格など
(約500時間)


 

建築大工専門コース

住宅施工総合コース

建築構造概論
建築計画概論
建築生産概論
建築製図

など
 

 

 

 

(約120時間)

インテリア計画

住環境整備概論

建築・木工塗装法

建築士法規

など

 

 

 

 

(約310時間)

実技

機械操作基本実習
安全衛生作業法
測量基本実習I,II
工作実習
木造建築施工実習
建築設計製図I,II
CAD設計製図など

 

(約1,090時間)

機械操作基本実習
器工具使用法
工作実習
伝統工法施工実習

企業実習
CAD設計製図など

 

 

(約1,470時間)

内装作業施工実習

木工塗装作業実習

木工工作実習

CAD設計製図など

 

 

 

 

(約1,280時間) 

時間数

1,590時間

1,590時間

3,180時間

 

(訓練時間の1時限は45分です)

 

お問い合わせ

所属課室:長野県松本技術専門校 

長野県松本市寿北7-16-1

電話番号:0263-58-3158

ファックス番号:0263-85-1412

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