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更新日:2023年8月2日
世界的な穀物需要の増加やエネルギー価格の情報に加え、ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、国内の肥料供給価格が大幅に上昇しています。このような国際情勢を反映した肥料価格の上昇傾向は、当面継続することが予想され、農業経営への深刻な影響が懸念されます。
肥料コスト低減のためには、土壌診断に基づく適正な施肥を基本とし、効率的な施肥技術や低価格肥料の利用などの推進が重要なことから、平成20年に発行した「肥料価格高騰対策の手引き」を改訂し、最近の試験研究の成果を踏まえ、緑肥の活用による施肥量の削減など新たな事項を取り入れ、施肥指導に係わる技術者に配布することといたしました。
本手引きが施肥指導に活用され、生産者の施肥コストの低減につながることを期待します。