ホーム > 安全・安心 > 交通安全 > 農作業車による交通事故防止

更新日:2024年9月9日

ここから本文です。

農作業車による交通事故防止

農作業死亡事故の発生件数の推移

長野県農政部によると、令和6年中、長野県では5件の農作業車が関係する死亡事故が発生し、そのうち4件の事故当事者が65歳以上と、高齢農業者による事故の割合が高くなっています。
※死亡事故は当事者が事故発生から24時間以内に亡くなった場合の件数

また、近年では死亡事故には至らない重傷事故も多く発生しており、原因として特に機械の転倒・転落による事故が増加しています。

安全対策を確認し、交通事故を防ぎましょう。

農作業中の事故死亡者数(H27~R6.8.20)

農作業車による交通事故死者数(H27~R6.8.20)

運転操作ミスや道路環境が悪いことにより路外に逸脱したり、傾斜地等でバランスを崩して横転するなど、公道における農作業車の交通事故で13人が死亡しています。

農作業死亡事故機種別発生数

機種別発生数(H27~R6.8.20)

最も多いのは乗用型トラクターで、その他の機械では乗用草刈機(12件)、機械以外では熱中症(9件)が多くなっています。

機種別発生数(H27~R6.8.20)の統計表

年齢別死亡事故発生状況

死亡事故の年齢別割合(H27~R6.8.20)

農作業事故死亡者の年齢は、年々高齢化しています。農業従事者の高齢化や、運動能力・反射神経の低下が要因と考えられます。
死亡事故の年齢別割合(H27~R6.8.20)の円グラフ

時間別農作業死亡事故発生状況

時間別発生数(H27~R6.8.20)

農作業事故は午前10時から午後5時にかけて多く発生しています。

時間別発生数(H27~R6.8.20)の統計表

月別農作業死亡事故発生状況

月別発生件数(H27~R6.8.20)

機械を使用し始める3月~5月が多く、7月、秋の収穫期も多くなっています。

月別発生件数(H27~R6.8.20)の統計表

トラクター死亡事故の原因別発生状況

乗用型トラクター原因別(H27~R6.8.20)

乗用型トラクターの死亡事故は、そのほとんどが転落・転倒によるものです。

乗用型トラクター原因別(H27~R6.8.20)の統計表

歩行型トラクター原因別(H27~R6.8.20)

歩行型トラクターの死亡事故は、挟まれ、まきこまれ事故が多くなっています。

歩行型トラクター原因別(H27~R6.8.20)の統計表

【資料提供野県農政部】

事故防止の対策

トラクター転倒写真

安全キャブ・フレームの装着とシートベルト・ヘルメットの着用

救命効果の高い安全キャブやフレームが付いているトラクターを利用しましょう。

農作業車による事故においても、シートベルト着用の有無により死傷状況が大きく異なるため、運転中は必ずシートベルトを着用しましょう。

また、ヘルメットも着用に努めましょう。

的確な運転操作

農作業車による死亡事故は、ハンドルやブレーキ操作ミスによる単独事故が多いため、道路状況等に応じた的確な運転を行いましょう。

直角カーブ・鋭角カーブ・坂道走行・狭い道幅・草むらなどではスピードを抑えしょう。

こまめに休憩、水分補給をして熱中症予防

意識して水分補給し、熱中症にも注意しましょう。

ひとりでの作業はできるだけ避ける

ふたり以上で作業し、お互い異常がないか確認しあいましょう。

作業前に農場や周辺道路の危険箇所を確認

傾斜のある場所や用水路などを確認してから作業を行いましょう。

農作業事故防止については、こちらもチェック

長野県農政部農作業事故防止啓発動画(YouTube)

お問い合わせ

長野県警察本部交通部交通企画課
電話番号:026-233-0110(代表)

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?