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更新日:2024年9月18日
近年の小児医療の進歩により、多くの子ども達の命が救われるようになった一方で、小児期発症の病気の治療や合併症を抱えたまま、思春期、さらには成人期を迎える患者さんが増えています。
患者さんが小児期から成人期への移行が相応しい時期を迎えた際、小児診療科と成人診療科の連携が不十分であり、適切な医療を提供できていないことや、疾病についての理解を深め患者自身の意思で医療を決定するなど、患者の自律性(自立性)を育てるための支援、長期の療養に伴う就学・就労と治療の両立支援等への支援が十分でないことが課題とされています。
国は、「都道府県における小児慢性特定疾病の患者に対する移行期医療支援体制の構築にかかるガイド」を都道府県に通知し、移行期医療を総合的に支援する機能(移行期医療支援センター)を各都道府県で1つ以上確保することを求めています。(平成29年10月25日 厚生労働省健康局難病対策課長通知)
長野県では、令和2年10月1日付けで「長野県移行期医療支援センター」を設置しました。
【委託先】国立大学法人信州大学医学部附属病院
【所在地】〒390-0802 松本市旭2-11-30 長野県松本旭町庁舎(信州大学医学部附属病院南側)2階
【スタッフ】センター長、小児科医師、移行期医療支援コーディネーター、事務補佐員
【利用時間】平日(月曜日~金曜日)午前8時30分~午後5時15分
(1)成人期に達した児童等に対応可能な診療科・医療機関に関する情報の把握、公表
(2)小児診療科と成人診療科の連絡調整、コンサルタント、連携の支援
(3)連携の難しい分野の現状の把握、その改善策の検討
(4)患者の自律(自立)支援を円滑に進めるための支援
(5)その他、事業の目的を達成するために必要な業務
◎長野県移行期医療支援センター
【電話】 0263-31-6312(直通)
【FAX】0263-34-6589
【メール】ikouki@shinshu-u.ac.jp
長野県移行期医療支援センターと長野県では、移行期医療について多くの方に知っていただくことを目的に、令和6年2月3日(土)にシンポジウムを開催しました。(令和6年1月18日付プレスリリース)
詳細は、チラシ(PDF:528KB)をご覧ください。
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