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更新日:2024年4月22日
果樹試験場
昨年は全県的に霜害が発生し、果樹生産に大きな被害を及ぼしました。温暖化の影響と考えられていますが、近年は3月が高温に推移することが多く、果樹の生育が早まることにより霜害に遭遇するリスクが増加しています。
霜害対策としては防霜ファンの設置や燃焼資材の活用が一般的ですが、厳しい低温では単独の対策では十分ではないこともあります。当場では昨年までに防霜ファンと燃焼資材の併用を検討し、単独よりも霜害の被害をより軽減できることを確認しました。今年は日焼け軽減用被覆資材と燃焼法との併用効果について検討する予定です。
4月11日には当場に併設されている農業大学校農学部果樹実科・研究科の講義で燃焼資材の実演を行いました。果樹の開花期間中は霜の被害を受けやすい時期です。霜害への備えが必要です。
燃焼法による霜対策の様子(まだ暗い早朝、車のライトを当てています)
燃焼法に用いる資材の一例
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