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更新日:2024年10月18日
果樹試験場
果実が着色するには一定の低温に遭遇することと日光に当たることが必要です。葉の陰に隠れていると赤い色が付きにくいので、りんごでは収穫前に葉摘み作業を行います。最近は作業の省力化や高温による日焼け防止のために葉摘みを行わず「葉取らずりんご」等の名称で販売されることもありますが、高い価格で販売するために一般的に「葉摘み」が実施されています。
果樹試験場では試験用の多くのりんご樹を管理しており、その管理に多くの時間を要します。5月には関係機関の皆様にご協力いただいた「摘果デー」を開催しましたが、この時期は職員と農業大学校の学生による「ふじ」の「一斉葉摘みデー」を設け、作業を進めています。
少人数での管理作業は進度が遅く、気分的に厳しい作業になりがちです。大人数で進めることにより達成感が得られやすく、作業スピードを落とさずに効率的に進めることができます。農業大学校の実習を兼ねながら、適期に作業を行うことにより精度の高い試験研究につなげます。
りんご担当の研究員から職員、学生に葉摘み作業の説明をしています。
葉摘みの作業風景。
葉摘み前。果実が日影に隠れています。
葉摘み後。日当たりがよくなりました。
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