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更新日:2022年11月30日

県展の展示について

ご意見(2022年10月3日受付:Eメール)

県立美術館に県展を鑑賞に高速を飛ばしていきました。入り口には県展の案内もないので、館員に「どこでやっているのか」と聞いたら、階段を下った地下スペースとのこと。降りていって驚きました。迷路と思われるスペースに二段、三段がけで絵が隙間なく飾られていました。通路まで彫刻が置かれて、もはや美術館の展示というより倉庫に保管されている作品群という感じでした。ゆったりとした鑑賞にはほど遠く自分の作品があることを確かめるだけでした。
新美術館は誰のものでしょうか?企画展示スペースは国宝級のものしか展示できないので、県民の展示には開放できないとのことです。ちょうど企画展は「ジブリ展」をやっておりましたが、ジブリの展示は国宝級のものなのでしょうか。私どもの税金を使って作った美術館、県最大の美術展「県展」さえも地下に追いやる美術館の方針に失望いたしました。来年も県展が県立美術館で開かれるなら、ぜひ企画展示スペースにも県民の作品を展示させていただきたいです。挨拶を寄せていただいた知事さんは展示をごらんになったのでしょうか。これでよしとするなら、長野県の芸術愛好家を切り捨てていく県政と言わざる得ません。

回答(2022年10月14日回答)

長野県県民文化部長の山田明子と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた「第74回長野県美術展」に関するご意見についてお答えいたします。

このたびは、長野県立美術館で開催された「第74回長野県美術展(県展)」に関し、貴重なご意見をお寄せいただきまして有難うございました。
また、遠くから県展を楽しみにご来館いただいたにもかかわらず、皆様に不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。

県立美術館の建設にあたりましては、ワークショップ等を通じて、県民や信州美術会をはじめとする美術団体の皆様から「作品の鑑賞」に関することはもちろんのこと、自分たちでも多目的かつ自由に利用できるスペースが欲しいとの声を多くいただきました。そのため、展示室のほかにも、多目的に利用できる貸出スペース(県民ギャラリー、多目的ルーム)や、チケットを買わなくても美術に触れることのできる無料ゾーン(交流スペース、アートライブラリー等)を整備いたしました。
併せて県立美術館は、旧信濃美術館では実現できなかった「公開承認施設(国宝や重要文化財の公開にふさわしい施設として承認された施設)」を目指していることから、その条件を満たすことができるよう、貸出スペースを展示室とは機能上分離した上で、それらを一体的に整備したところです。

県立美術館での県展開催につきましては、美術館の設計段階から想定していたものであり、信州美術会(長野県美術展運営委員会)と何度も協議を重ね、貸出スペースの展示面積などもご理解いただいてまいりました。その上で、県展運営委員会において、今年度の会場を県立美術館に決定した経過がございます。しかしながら、県立美術館での県展開催は初めてということもあり、実際に開催しなければ分からない様々な課題が今回浮き彫りになったと考えております。

県といたしましては、いただきましたご指摘を重く受け止め、信州美術会とともに今回の県展の課題をしっかりと検証してまいる所存です。日々創作活動に励まれている皆様や県展の鑑賞を楽しみにされる方々のご期待に応えられるよう、よりよい県展の開催方法について、今後、運営委員会の中で提案・検討してまいりますので、なにとぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。

また、案内看板等の不足につきましては、県立美術館としても課題として認識しておりますので、今後の対応について県立美術館とともに検討を進めてまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、文化政策課長:岩下秀樹、担当:芸術文化係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:県民文化部/文化政策課/芸術文化係/電話026-235-7282/メールgeijutsu(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2022年10月)2022000659

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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