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更新日:2022年11月30日
先日、長野地区における地域連携ICカードの導入が2025年頃に行われることがプレスリリースで発表されました。
各大都市圏はもちろん、他県の地方都市でも利用が拡大している中で、遅れながらも導入に向けて進んでいることは嬉しいことだと思い、他県からおいで下さる方や私のような定期利用ほどではなくても不定期にバスを利用する方々にとってバスに乗るハードルが低くなると思い期待しています。
しかしながら、今回のプレスリリースでは現行のKURURU導入範囲とほぼ同じ範囲で利用できるようになると書かれていました。つまり、長野地区を走る鉄道路線には導入されないということです。
これでは中途半端だなという感想しか持ちません。
公共交通は、自分で運転する必要がないことをメリットに、自家用車に比べて、待つ必要があること、運賃を毎度支払わなくてはいけないこと、乗り換えがあることなど利用に対する壁があります。
この面倒くささが公共交通の利用を下げている1つの理由だと思います。
待つことはどうにもならないとして、ICカードになることで運賃計算の必要性が低くなることやカード一枚で1次交通から2次交通まで利用できることは壁を下げることができるひとつのきっかけなのではないでしょうか。
今更、長野の自動車社会において公共交通は必要ないのかもしれませんが、以前、朝の通勤時間帯に自家用車で長野中心部に向かう際の道路の混雑は酷いもので、この状況でもし公共交通が無かったら…と考えると恐ろしいものです。
また、須坂長野東ICの付近にイオンモールも建設中ですが、他県の新しいショッピングモールで酷い渋滞が発生していると聞きます。
公共交通を上手に使うことができれば、北信に住む人や観光・ビジネスでおいでくださる方も快適に移動することができるのではないかと思います。
鉄道においては、乗り継ぎ精算や長野駅など利用客が多い駅ではより高価な自動改札機の導入などコスト面でバスよりもハードルが高いのかも知れませんが、バスだけでなく鉄道をはじめ多方面でICカードが使えることでそれをきっかけとしてそのICカードを活かしたまちづくりができればいいのではないかと考えています。
ご検討お願い致します。
長野県企画振興部長の清水裕之と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただきました、交通系ICカード導入に関するご提案についてお答えいたします。
この度は、貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。
ご提案のとおり、鉄道と路線バスの切れ目のない乗換えを図ることは、重要な課題であると認識しており、全国で利用可能な交通系ICカードを導入することは、公共交通の利便性向上につながるものと考えております。
このため、県としては、路線バスについては、JR東日本が提供する「地域連携ICカード」を基本として導入を推進することとしました。
一方、鉄道の交通系ICカードにつきましては、バスに比べ初期投資費用と維持管理費の負担が大きく、JR東日本のSuicaは中央本線を中心に松本及び諏訪エリアに導入されているものの、他のエリアでは導入が進んでいない状況です。
県といたしましては、今後も引き続きJR各社に対し、交通系ICカードのエリア拡大をお願いしてまいりたいと考えております。
また、県内の地域鉄道事業者4社につきましても、各社と導入の意向やコスト面の課題などについて情報共有や意見交換を重ねながら、県としての対応を検討してまいりたいと考えております。
以上、ご提案への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、交通政策課長:石坂公明、担当:鉄道企画係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。
【問合せ先:企画振興部/交通政策課/鉄道企画係/電話026-235-7027/メールtetsudo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】
(分野別:交通)(月別:2022年10月)2022000735
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