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更新日:2022年11月30日

県展の狭さについて

ご意見(2022年10月3日受付:Eメール)

長野県立美術館に第74回県展を観に行ってきました。あまりに展示スペースが狭く、展示というより、むしろ収納でした。出品者として悲しみを通り越して、怒りさえ覚えました。
美術館は企画展と公募展のバランスが大切と思います。しかし、長野県立美術館は明らかに公募展をないがしろにしています。
税金を払っている県民として、このままその姿勢に黙っているわけにはいきません。

回答(2022年10月14日回答)

長野県県民文化部長の山田明子と申します。
「県民ホットライン」にお寄せいただいた「第74回長野県美術展」に関するご意見についてお答えいたします。

このたびは、長野県立美術館で開催された「第74回長野県美術展(県展)」に関し、貴重なご意見をお寄せいただきまして有難うございました。
また、遠くから県展を楽しみにご来館いただいたにもかかわらず、皆様に不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。

県立美術館の建設にあたりましては、ワークショップ等を通じて、県民や信州美術会をはじめとする美術団体の皆様から「作品の鑑賞」に関することはもちろんのこと、自分たちでも多目的かつ自由に利用できるスペースが欲しいとの声を多くいただきました。そのため、展示室のほかにも、多目的に利用できる貸出スペース(県民ギャラリー、多目的ルーム)や、チケットを買わなくても美術に触れることのできる無料ゾーン(交流スペース、アートライブラリー等)を整備いたしました。
併せて県立美術館は、旧信濃美術館では実現できなかった「公開承認施設(国宝や重要文化財の公開にふさわしい施設として承認された施設)」を目指していることから、その条件を満たすことができるよう、貸出スペースを展示室とは機能上分離した上で、それらを一体的に整備したところです。

県立美術館での県展開催につきましては、美術館の設計段階から想定していたものであり、信州美術会(長野県美術展運営委員会)と何度も協議を重ね、貸出スペースの展示面積などもご理解いただいてまいりました。その上で、県展運営委員会において、今年度の会場を県立美術館に決定した経過がございます。しかしながら、県立美術館での県展開催は初めてということもあり、実際に開催しなければ分からない様々な課題が今回浮き彫りになったと考えております。

県といたしましては、いただきましたご指摘を重く受け止め、信州美術会とともに今回の県展の課題をしっかりと検証してまいる所存です。日々創作活動に励まれている皆様や県展の鑑賞を楽しみにされる方々のご期待に応えられるよう、よりよい県展の開催方法について、今後、運営委員会の中で提案・検討してまいりますので、なにとぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、文化政策課長:岩下秀樹、担当:芸術文化係までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:県民文化部/文化政策課/芸術文化係/電話026-235-7282/メールgeijutsu(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2022年10月)2022000657

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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