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更新日:2013年8月30日
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正常者と覚醒剤乱用者の脳血流分布を示す写真です。
青色、黄色、赤色の順番で血流が多くなっています。左の正常者に比べて右の乱用者ではところどころ血流が少なくなっていることがわかります。
それは脳機能が低下していることや脳の血管が弱まっていることを示しています。
(協力:浜松医科大学精神科神経科伊豫雅臣助教授、撮影:三島正)
乱用少年の手記の一部を紹介します。
逮捕される前は、夜と昼が逆でいい加減な生活をしていて気分はいつもブルーだった。
自分が楽しく遊べるならみんな友達でした。悪いことをやっていようと僕も好奇心で一緒になってやっていました。
あげくの果て覚醒剤にまで手を出してしまったのです。確かに友達関係はよくありませんでしたが、何よりも悪かったのは自分自身だったと思います。
友達を良い道へどんどん引っ張っていくのが僕だと思います。もう友達には僕と同じようになってほしくありません。
覚醒剤乱用の娘さんを持ったお母さんの手記です。
高校卒業を目前にしたある日、「娘さんが覚醒剤事件で捕まった。」との連絡を受けました。その時、娘は「二度と覚醒剤には手を出さない。」と約束してくれたのです。
ところがいつの頃からか、また以前の不良仲間と付き合うようになり、しばらくすると、御飯を食べるときに、「御飯の上に虫がいっぱいいるよ。」とか、カーペットに付いた髪の毛などを見つけては、「虫がいっぱいいるよ。」と一本一本丁寧に拾い集めたり、深夜に鼻歌を歌いながら洗濯を始めたりしだしたのです。
そんな様子から、警察に相談に行こうとしていた矢先に、「ホテルの三階から娘さんが飛び降りた。」との電話が入ったのです。
娘は、暴力団とホテルヘ行き、大量の覚醒剤を注射されて発作的に、裸のまま、ホテルの窓から飛び降りたとのことです。
娘は、廃人同様となり精神病院に入院中です。一時は娘を連れて自殺まで考えましたが、娘が不憫で死に切れませんでした。
これからは、親の責任として、娘の回復を夢みながら頑張っていくつもりです。
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長野県警察本部生活安全部人身安全・少年課
電話:026-233-0110(代表)