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更新日:2025年2月28日

マイボトルを持って出かけよう!

 普段どんなもので水分補給をしていますか?


 令和4年度、日本の一般廃棄物の総排出量は4,034万トン、そのうち2.3%、約93万トンのペットボトル廃棄物が排出されています。 

      令和4年度容器包装廃棄物実態調査結果

           環境省:容器包装廃棄物の使用・排出実態調査(令和4年度)


 近年、海洋プラスチックごみは世界的な問題となっており、海洋生物による誤食や、自然界で紫外線等により5mm以下となったマイクロプラスチックの生態系への影響などが懸念されています。長野県に海はありませんが、世界の海洋プラスチックごみの約8割は陸域から発生しているとも言われており、太平洋、日本海に流れ込む河川を有する本県も、決して他人事ではありません。

 長野県では持続可能な開発目標(SDGs)の「12 つくる責任 つかう責任」を意識して、リデュース・リユース・リサイクル・リプレイスの4Rを推進しています。

  • リデュース(Reduce)、発生抑制:ごみの発生そのものを減らす。
  • リユース(Reuse)、再使用:何度も繰り返し使う。
  • リサイクル(Recycle)、再生利用:分別・回収し、再び原材料として利用する。     
  • リプレイス(Replace)、代替素材への転換:使い捨てプラスチック製品等から代替素材(紙製品、バイオマスプラスチック製品等)への転換、プラスチック使用料の削減、プラスチック廃棄物の削減につながる製品の選択等。

            SDGs「つくる責任 つかう責任」    4R(第5期長野県廃棄物処理計画)

ペットボトルを減らす方法を考える

 特に暑くなる夏場は、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、自動販売機等で飲み物を購入する機会が多くなります。ペットボトルは一度使われると、すぐに廃棄されることも多く、ごみが増えます。自動販売機横の回収ボックスが減少したのは、ペットボトルや空き缶があふれたまま地面に放置されたり、ペットボトルや空き缶以外のものが廃棄されることが増加したためです。

 出かける時に手軽に持ち運べるマイボトルを持っていくことで、ペットボトル等の容器包装廃棄物を削減でき、地球や家計のためになります。一人一人が意識して行動することが大切です。そうすることで持続可能な世界の実現に貢献でき、温暖化対策、地球環境の保全につながります!
 マイボトル持って出かけよう!

  メリット

  連携企業

  情報

  給水スポット

  教育コンテンツ

メリット

1 環境保護

(1)プラスチックごみの削減

  • 世界では毎年800万トンのプラスチックごみが海に流出しています。2050年までに海洋プラスチックの総量が魚の量を超えるという試算もされています。
  • ペットボトルの使用を減らすことで、海洋汚染を防ぎ、海の生態系を守ることができます。
  • 特に、プラスチックが細かく砕かれたマイクロプラスチックは、魚や貝などの生き物の体内に入り込み、食物連鎖を通じて人間にも影響を及ぼします。

(2)CO2排出量の削減

  • ペットボトルの製造、廃棄、リサイクルの過程でCO2が発生します。1本のペットボトル(500mL)の製造・廃棄・リサイクルにかかるCO2排出量は約119gです。一方、ステンレス製マイボトル(500mL)を100回使用する場合、1回あたりの排出量は約13.9gとされています。つまり、マイボトルを繰り返し使うことでCO2排出量を約88%削減できます。

          CO2削減量データ(環境省)

(3)資源の節約

  • ペットボトルの製造には大量の石油が必要です。マイボトルを使用することで、石油資源の消費を減らし、持続可能な資源利用に貢献できます。

(4) 廃棄物の減少

  • 1950年以降生産されたプラスチックは83億トンを超え、63億トンがごみとして廃棄されたと言われています。
  • 国民一人当たりプラスチック容器包装廃棄物量は日本がアメリカに次いで第2位です。(2018年、国連環境計画(UNEP)の報告書より)
  • 世界的に見るとペットボトルのリサイクル率は低く、多くが埋め立てや焼却処分されています。マイボトルを使用することで、廃棄物の発生を抑え、埋め立て地や焼却施設への負担を軽減できます。

2 経済的な節約

  • 外出先で飲み物を購入する代わりに、自宅で作った飲み物をマイボトルに入れて持ち歩くことで飲料代を節約できます。例えば、毎日ペットボトル飲料を購入する代わりにマイボトルを使用すると年間で数千円から数万円の節約が可能です。
  • 毎日ペットボトルを購入する場合 - 1本160円の飲み物を毎日購入すると仮定します。平日出勤日数を245日とすると、年間で約39,200円のコストがかかります。
  • マイボトルを使用する場合- 水道水を使用する場合、水道代はほぼゼロに近いです。例えば、水道水1リットルあたりのコストは約0.24円です。-ティーバッグやコーヒーなどを使用する場合でも、1日あたりのコストは30円程度です。
  • 年間の節約額- ペットボトルを購入する場合の年間コスト39,200円から、マイボトルを使用する場合の年間コスト7,350円を引くと、年間で約31,850円の節約が可能です。

3 健康面の利点

  • 自分で作った飲み物を持ち歩くことで、砂糖や添加物の摂取をコントロールできます。市販の飲み物には多くの砂糖や添加物が含まれていることが多いため、健康的な飲み物を選ぶことができます。

4 利便性

  • 保温・保冷機能があるマイボトルを使用することで、飲み物の温度を長時間保つことができます。これにより、いつでもおいしい温度で飲み物を楽しむことができます。

連携企業

~準備中~

  • 随時連携可能な企業を募集しています。お問い合わせにつきましては下記「お問い合わせフォーム」まで

情報

割引や特典が受けられるお店

カフェやレストランでマイボトルを持参すると、飲み物の割引やポイントが貯まる特典を提供することができます。

不要になったボトルの回収

マイボトルは不燃ごみとして処分されることが一般的です。回収・再資源化を行うことが循環型社会の形成につながります。

タイガー魔法瓶株式会社
  • 全国のイオンやハンズなどの店舗にステンレス製ボトルの回収ボックスを設置しています。2024年12月時点で、全国459ヵ所に設置されており、使用済みステンレス製ボトルを回収し、再資源化しています。回収されたボトルはリサイクル専門業者に送られ、ステンレス原料やポリプロピレン樹脂として再生されます。これにより、新たな製品に生まれ変わります。
  • メーカー問わず、ステンレス製ボトルを回収・再資源化しています。
  • 回収ボックス設置場所はこちら(別ウィンドウで外部サイトが開きます)
  • ボトル回収について詳しくはこちら(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

タイガー回収ボックス

給水スポット

  • 長野県ではマイボトルの利用普及を通じてプラスチック使用の削減を推進するため、県内の給水スポットを長野県統合型地理情報システム「信州くらしのマップ」に掲載しました。
  • 信州くらしのマップはこちら(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

  生活 → 給水スポット をクリック        給水スポット_QRコード

                           (スマートフォン用QRコード)

くらしふと_入口     給水スポットポスター

くらしふと信州(別ウィンドウで外部サイトが開きます):長野市鶴賀)        ポスター

教育コンテンツ

長野県の取組

 

国で行っている取組

  • 環境省で行っているプラスチックスマートキャンペーン

環境省YouTube
【プラスチックスマート】私たちが今できること(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

【プラスチックスマート】今日はどれくらい?(別ウィンドウで外部サイトが開きます)

 

お問い合わせ

環境部資源循環推進課

電話番号:026-235-7181

ファックス:026-235-7259

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